春キャンプは冬キャンプに比べると必要なものも少なく、荷物もコンパクトになる、と思ったら大間違いです。
春キャンプに必要な道具について、ポイントをおさえながらご紹介いたします。
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春キャンプに必要な道具はこれ!
春キャンプは冬より暖かく、夏より涼しくキャンプが出来ますが、気温差が大きく天気も崩れやすいという事から場合によっては冬キャンプより持っていくものに気を遣います。
『テント』選びは結露と寒さ対策考慮して
春は気温差が大きいことから結露しやすい季節です。
空気中の水蒸気が冷やされて水滴になるのが結露ですが、場合によってはテント内の荷物を濡らしてしまう恐れがあります。
結露を完全に防ぐのは難しいですが、換気がしっかりできるテントであればある程度は防ぐことは出来ます。
例えばコットンが入ったポリコットン素材は、化学繊維で出来たテントに比べて糸と糸の目が大きく、空気を逃がしやすくなっています。
目が大きいといっても、雨が降った場合はコットンが水を吸い込んで雨漏りしないようになっているので大丈夫です。
また、風通しや大型のベンチレーションがあるかなども結露がしにいテント選びに重要なポイントです。
春も底冷え防止に『マット類』は持って行こう
冬キャンプの際は床からの冷気をシャットアウトするためにマット類を多めに持って空気の層を厚くするというテクニックがありますが、春キャンプでも同様です。
日中はぽかぽか陽気であっても夜はマイナスから一桁台になることも多く、油断をしていると寒くてなられないなんてことも。
厚手のマットや銀マットなど、冬キャンプと同じようなマットを用意するつもりで臨めば、夜寒くて寝られないという事は避けられるでしょう。
冬キャンプはしないのでそういった装備がないという方は、梱包用のプチプチや段ボールを敷いておくだけでも全く違いますのでなにか空気の層を作れるものを準備しておきましょう。
キャンプの醍醐味を『焚火グッズ』で楽しもう
焚火のオンシーズンといえば冬ですが、状況によっては寒すぎて純粋に楽しめないなんてこともあり得ます。
よほど大きい焚火でもない限り、体の全面しか温まりませんし、寒いからと言って一日中焚火をしていられるわけでもありません。
それに比べて春の朝晩は肌寒いくらいなので、焚火を楽しむにはぴったりです。
特に食事をしながら、お酒を飲みながら長時間あたっていられるというのはまさにキャンプの醍醐味といっても過言ではありません。
暖かくなってきたら『虫よけグッズ』も忘れずに
キャンプ場で遭遇したくない虫ランキングトップ3の蚊、ブヨ、マダニは、夏に出現するイメージが強いのですが、実は春から普通にいることもあるのです。
気温差が激しいとはいえ、日中の最高気温が15℃を超えるようなエリアは特に要注意で、出来る限りの対策を講じておかなければなりません。
虫よけスプレーはもちろん、蚊取り線香の虫よけグッズに加えて、万が一刺されてしまった際のポイズンリムーバーやマダニ専用の除去器具、虫刺され用の軟膏も忘れないようにしましょう。
キャンプの快適な睡眠は『シュラフ』から
さんざんお伝えしていますが、春と言っても冬並みに寒いということはシュラフも冬並みのものを準備する必要があるという事です。
とはいえ、冬キャンプをするわけでもないのに冬でもつかえる高機能シュラフを買うのはもったいないので、重ねて使えるようなシュラフや、快適温度ゼロ度程度のシュラフに留めておいてもいいのかもしれません。
その場合は暖房器具やアウターで暖かさを調整してください。
個人的にオススメなのは、年中使える使い勝手の良いシュラフと、コンパクトにまとまる薄手のシュラフを組み合わせる方法です。
一般的にシュラフを重ねて使うと体に密着しすぎるためオススメされませんが、シュラフによっては上下に分離できるものが多く、分離したシュラフにサンドイッチされて眠ることで快適に恩恵を受けられます。
意外と忘れがち?『アウター』で寒暖差対策を
意外と忘れがちなのが、肌寒い時にはおれるアウターです。
気温差が大きく、夜は寒いという事を理解していても、街中はそこまで寒くなく、ましてや積み込みをしていると汗ばんでくることも考えられます。
そんな中で冬に近い気温になるのにもかかわらずアウターはいらないと判断したり、単純に暑くて忘れるという事は起こりやすいので、意識しておかなければなりません。
とはいえ、意外と気温が下がらず必要がない場合もあるので、ポケッタブルパーカーや、重ね着で対処できるのが理想的です。
春は『雨対策』も必要?
春は三寒四温といって、3日寒い日が続いて雨が降り、4日暖かい日が続くのを繰り返していくことで気温がどんどんあがっていきます。
逆に言えば週に1回は雨が降るという事でもあります。
暖かい空気と冷たい空気がぶつかると雨が降りやすくなるとされていますが、春はそういった現象が起こりやすい季節です。
たとえ天気予報上では晴れていてもにわか雨が降る可能性はあるので最低限の雨対策グッズは持っていきましょう。
具体的には傘や活動用の雨合羽、テントが濡れた状態で撤収しないといけない可能性もあるので大きめのビニール袋や、拭く用の雑巾など、雨が降った際に必要であろうものをシミュレーションして用意しておくと安心です。
『常備薬』で急な体調変化にも対応
気温の変化は体調にも影響を及ぼします。
そもそも風邪気味であればキャンプをしている場合ではありませんが、楽しみすぎて体調不良に気づかなかったり、仕事の疲れのせいでだるいと思い込んでいたりして、キャンプ場で症状が悪化する可能性も十分にあります。
キャンプ場によっては周りに病院や薬局が無く、気合で変える羽目になってしまいますのである程度の常備薬はもっていった方がいいでしょう。
キャンプ地の気温によっては『暖房器具』の用意も必要
どちらかというと暖房器具はオプション扱いと考えた方が良いのですが、状況によっては必須アイテムになるといわざるを得ません。
暖房器具と言っても薪ストーブや石油ストーブといったしっかりしたものではなくて、湯たんぽやセラミックファンヒーター、電気毛布といった小回りの利く便利なアイテムの事を指します。
キャンプで避けたいことといえば、寒さでうまく寝ることが出来ずに翌日に疲れを持ち越してしまうことです。
あると便利な『余分な着替え』
寒さばかりフォーカスしてきましたが、日中は汗をかくほど暖かくなる可能性も十分にあります。
設営で汗をかいてしまったはいいものの、着替えが無くずっとそのままでいると体調を崩す恐れがありますので、その際に着替えることが出来るような服や、服装を間違えても対応できるように薄手の長袖など暖かくても寒くても対応できる服をもっていった方がいいでしょう。
まとめ
春キャンプは冬キャンプと夏キャンプどちらの注意点も気にしないといけない一方で、最悪何かを忘れてしまっても何とかなる季節でもあります。
また、春キャンプを快適にこなせるようになるという事は冬も夏もこなせる装備になってきているという事でもありますので、長くキャンプをやろうと思っている方はケチらずに投資してしまいましょう!
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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