キャンプ場でカブトムシを捕まえたい! 捕獲のコツと蜜レシピを紹介

夏のキャンプ場での醍醐味といえば、やっぱりカブトムシ採集ですよね。
子どもはもちろん、大人も夢中になれる自然の遊びです。
なんとか子どもの前でカブトムシをうまく捕まえられないものか、と悩むお父さんも多いはず。
そこで今回は、カブトムシを捕まえる3つのコツとカブトムシが集まる蜜レシピについて紹介します。

カブトムシが教えてくれる「命のサイクル」

カブトムシと触れ合うことで学べることはたくさんあります。
なかでも、とくに大きいことは命に関わることです。
たとえば、どんなに大事にカブトムシの世話をしていても、死はある日突然訪れます。
昨日まであんなに動いていたのに死んじゃった‥と子どもはショックを受けるでしょう。
ですが、私たち人間もいつ死ぬかわからないもの。

やまひつじ
虫も人間も同じ命ある生き物ですからね。
そんな命の尊さや儚さを、カブトムシを飼うことで身をもって学ぶことができるのです。
また、オスとメスを捕まえれば、交尾から卵を産むと言う新しい命が宿る瞬間に立ち会うこともできます。
カブトムシと触れ合うことは、「命への理解」や「思いやり」など生きていくうえで大切なことを学ぶ機会につながります。

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2020年6月30日

キャンプ場でカブトムシを捕まえる3つのコツ

キャンプ場に、いつ行ってもカブトムシに出会えるというわけではありません。
カブトムシに限らず、山の中の生き物を見つけるにはベストなタイミングが決まっています。

ベストの時期は7月~8月

カブトムシは6月~8月、とくに7月~8月は活発に行動しています。
なので、夏休みごろにキャンプ場へ行けばゲットできる確率は高いでしょう。
7月前半はオスが、8月後半はメスが多く見つかる傾向にあります。

ベストの時間帯は20時~翌朝6時

カブトムシは、基本的に夜行性の生き物です。
そのため活発に動き出すのは日が暮れてから。
活動時間はだいたい20時~翌朝6時ごろです。
生活リズムは、だいたい20時~22時ごろまでは積極的に餌場を探し、気に入った餌場を見つければ、そこで朝まで過ごすという感じ。
なので、小さい子どもと一緒にカブトムシを探しに行くなら、早起きして朝方5時~6時に行くのもオススメです。
朝の方が安全ですからね。

社長
あまり遅すぎるとカブトムシたちもどんどん移動してしまうので、注意しましょう。

雨上がりは絶好のチャンス

雨上がりはカブトムシの出現率は高い傾向にあります。
雨の影響で土に潜りっぱなしのカブトムシはお腹がぺこぺこなので、積極的に餌場を探すのです。
とくに、雨が連日続いたときは昆虫採集の絶好のチャンスです。
一方、雨の日や強風の日、カブトムシはあまり活動的に動きません。
それに、雨に濡れながらの昆虫採集は地面が滑りやすく、とても危険なので控えましょう。

キャンプ場で試すべき4つの捕獲方法

一言でカブトムシを捕まえるといっても、どう探したら良いのか悩むところですよね。
というわけで、カブトムシを捕まえたいなら試すべき4つの方法についてご紹介します。

木を叩く

木の幹を叩くと、落ちてくることがあります。
かなり古典的ですが、カブトムシの防衛本能を利用した意外と有効な方法です。
木を叩くことで、天敵の鳥が来たと勘違いしたカブトムシが身を守るためにわざと落ちる、この習性を利用しているというわけです。
落ちる場所は、だいたい木の枝あたりで、足元から少し離れた場所に落ちることが多いです。
すぐに探せるよう、カブトムシが地面に落ちる音をしっかり聞いておきましょう。
また、注意点は木を揺らすのではなく、あくまで木を叩くこと!
木を揺らしても風で揺れているだけと思うのか、あまりカブトムシは落ちてきません。
むしろ揺らすと木の枝同士が擦れて音が鳴るため、カブトムシが落ちた音も聞こえにくいというデメリットがあります。

白い布をライトに当てる

カブトムシをはじめ、夜行性の虫は光に集まってくる習性があります。
たとえば、街中でも公園にある自動販売機やライトに虫が集まっている光景をよく見ますよね。
もちろんキャンプ場にある自動販売機巡りをしても良いですが、自分でも仕掛けられます。
方法は、森の中でカブトムシがいそうな木の近くに棒を立てて、白い布を貼り、そこにライトを当てておくだけ。
あとはいろいろな虫が集まってくるのをひたすら待ちましょう。
ただし、集まってきた虫の中には危険な虫もいるので、近づくときは注意してくださいね。

樹液が出ている木を探す

樹液が出ている木を見つけたら、その周辺は昆虫採集ポイントです。
樹液がにじみ出てくるところはもちろん、その周りもしっかり探してみましょう。
たとえば、木の枝先や木の根本など。
日中カブトムシは土の中に潜って隠れていることもあります。
土の色が変わっていたり、盛り上がっていたりする場所を見つけたらスコップで振り返ってみましょう。
このとき、あまりに勢いよく掘ってしまうと、カブトムシを傷つけてしまうことも。
掘ったあとは、きちんと土を戻しておくことがマナーです。

餌トラップをしかける

餌トラップも効果的です。
キャンプ場へ行く前に、子どもと一緒に作っておきましょう。

餌トラップのポイントは、

  • 夜に仕掛けること
  • 樹液が出ていない木を選ぶこと

の2点です。

やまひつじ
いくらカブトムシ好みの甘い蜜を作っても、やはり樹液には勝てませんからね。
社長
同時に、餌トラップを仕掛ける木の周辺には、カブトムシが集まるような木がないかもチェックしておきましょう。

カブトムシ好みの蜜の作り方

餌トラップで使う蜜は、フルーツなどを使えば簡単に作れます。
なかでも、安価で蜜を作れるのがバナナです。
ここからは、餌トラップで使える4種類の蜜を作り方とともに紹介します。

蜜レシピ|①バナナ+カルピス

必要なのは、バナナとカルピスです。
このときに使うバナナは、皮がところどころ黒くなって、柔らかくなったものを選びましょう。
作り方は簡単です。
バナナを一口サイズにちぎり、そこにカルピスの原液のまま入れて混ぜるだけ。
2つが混ざりあったら、それをストッキングに入れて、カブトムシが集まりそうな木に仕掛けましょう。
いつの間にか、ストッキングからにじみ出た蜜に誘われたカブトムシが集まっているはずです。

蜜レシピ|②バナナ+焼酎

必要なのは、バナナと焼酎です。
一口サイズにちぎったバナナに、焼酎を加えてストッキングの中へ。
焼酎の味は何でもOKです。
焼酎は、餌トラップ作りによく使われる食材の1つです。
焼酎のアルコールと発酵によるアルコールによって広範囲に匂いを拡散することができるので、よりカブトムシをおびき寄せやすくなります。

蜜レシピ|③コーラ+焼酎

バナナがなくても、コーラからも蜜が作れます。
必要なのは、コーラと焼酎です。
作り方は、コーラに焼酎を混ぜるだけ。
焼酎は匂いをつけるためなので、量はそれほど必要ではありません。
あとはタオルに染み込ませ、木につるしておけば餌トラップは完成です。

蜜レシピ|④バナナ+焼酎+砂糖

必要なのは、バナナと焼酎と砂糖です。
手順はほぼ①と同じで、一口サイズにちぎったバナナに焼酎と砂糖を混ぜるだけ。
ぐちゃぐちゃに混ぜ合わせたら、これをビニール袋に入れて天気の良い日に日光に当たるところに置きましょう。
発酵時間は、ジップロックがパンパンに膨らんで、空気抜きをした時に強烈なにおいがするぐらいが目安です。
夏場なら、半日ほど置いておけばできあがります。

社長
発酵させられるか心配な人はドライイーストを少し入れておくと、より発酵を促してくれるので安心ですよ。

まとめ

キャンプ場で家族と一緒にカブトムシを捕まえにいく。
これだけでキャンプはとても充実し、子どもにとって素敵な思い出になるでしょう。
そして、捕まえたカブトムシを飼うことで思いやりや命について学ぶ機会にもなります。

社長
大自然の生き物との知恵比べもキャンプの醍醐味なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!