アメリカから車を個人輸入した場合の費用はだいたいいくらくらいだったのか?代行業者との比較。

こんにちは、Kazukiです。

昨日は個人輸入したインパラの状態チェックを行いました。
筆者はずぶの素人なので適当に目視でチェックしたうえで必要そうなパーツをなどを書き出していきました。
また旧車を新車登録で車検に通すためには色々な部分を調整したり修理したりする必要がありますが、
昨日書いたように古い車には年式によって適用除外なるものがありますのでそれも含めてレストアを行います。

遂にインパラが納車!ここからが本番、とりあえず車両の状態をチェックしてみた

2018年7月27日

一応輸入に関してはひと段落したので、

本日は一旦ここまでの費用をまとめてみたいと思います。

アメリカから車を個人輸入した場合に掛かる費用(概略)

なお*マークは輸入代行会社に依頼した場合に掛かるエクストラ費用の相場を書いています。(参考まで)

概略としては以下のようになります。

  • 車の車体価格
  • 輸送コスト
  • 業者などへの手数料
  • 税金など
社長
ざっくりしすぎているのでもう少し詳しくまとめてみます。

車両代金

→ebayや買い手へ支払う実際の車両代金です。通常はドルで決済しますのでその時の為替によって大きく金額が変わってしまうことがあります。
基本的には円高であればあるほどお得です。
*輸入手数料の名目で車両代金に1~5%または1台いくらのように定額のマージンがのることがほとんど。

輸入消費税

→これは購入した車体の価格に対してその時点の消費税率に基づいて算出されます。
税金のことを結構忘れちゃう人もいますので購入金額+10%をみておきましょう。

銀行送金に掛かるコスト

→ebayの場合paypalで支払ったデポジットを控除した残金を銀行送金などでセラーへ支払うことになります。
この時日本円をドル建てで送金する場合は銀行によって送金総額のおよそ1%程度の為替交換費用と送金手数料1回あたり2000円~5000円ほどが掛かってきます。
また以前の記事で書いたように法律上の制限で1回あたりの送金上限や送金回数などが決まっておりますのでその都度手数料がかかることになります。
ここではレートを度外視して送金手数料の部分で1万円程度をみておきましょう。
*代行会社に支払う場合は掛からないが、輸入手数料は別に払っているのでなんともいえない。

本国陸送費用

→アメリカ本土で売り手のお家(または店)から港までの陸送が必要なります。
これは売り手との交渉や陸送手段などによってバラバラだと思いますが一般的な陸送コストとしては無料~20万くらいになると思います。
筆者の場合はアリゾナからロス(ロングビーチ港)まで約9万円(フルパッキング)くらいかかっていますが、自走やレッカー配送で3万円まで実質圧縮ができたものと思います。
早い話売り手に港まで自走で持って行ってもらえばガソリン代のみでOKなんてことにもなると思います。
*代行会社の特別レートで陸送できる場合がある。

エージェント手数料(輸出通関費用など)

→手配するエージェント(業者)によってコストは様々ですが一般的には3~10万円くらいが相場になると思います。
またこのエージェントは輸出者(exporter)となりますので、インボイスの作成や通関業務も合わせて行ってくれる場合が多いです。
以前書いたように米国からの輸出通関を個人で行うのは現地に知り合いがいるか会社でもない限りは事実上不可能であると思いますので基本的には必要な費用と解釈します。
筆者の場合、日本の輸入代行会社が仲介したためエージェントへの費用5万円のほかに仲介代行会社への手間賃(手数料)を3万円を請求されました。
*輸出通関などの名目で10万円程度請求される。

船代(積込費用含む)

→船代の相場は正直よくわかりません。
筆者の場合は代行会社を経由で1305ドル(大体14万円くらい)を払いましたが、本来受け取るはずのない船代請求書がアライバルノーティスと一緒に送られてきたために確認したところ記載額は諸経費込みで51275円でした。
ただ筆者の場合、車の輸入のほかに会社のほうでもコンテナ便を海外より輸入することがありますがサイズや大きさ、距離などによって全く異なるのと、なんだか意味不明なチャージ(諸経費)が乗りますので実際の船代(この場合船荷チャージ)としてみると1305ドルは特に違和感がない数字なのかなとも思います。
因みに筆者はRo-Ro(自走)での運送でしたがコンテナ便になるとさらに高額な模様。またRo-Roの場合安い分条件が厳しくなる。
もしこれを見ている業者の方がおりましたら自社で取り扱っているラインでロングビーチ→横浜間の運賃について教えていただけたらありがたいです。
*代行会社によっては一つのコンテナに他のお客さんの車と2台入れなどで送ることがあるためコンテナ便の場合でも多少割安になる、ただそれでも見積もり22万円。

交通費などの諸経費

→自分で輸入通関や車の引き取りに行く場合は自宅から港までの交通費が必要になります。
因みに横浜の大黒埠頭まで行く場合は公共機関などは基本的に使えないため自家用車やタクシーなどで行くことになると思います。
また、港の敷地はかなり広いので徒歩での移動は相当体力いると思います。
1回で手続きが全て終わればよいですが、筆者のように事前準備が甘いと2重で高速料金を払ったり2度も3度も行く羽目になりますのでしっかり準備していきましょう。
念のために1万円くらい見ておくとよろしいかと思います。
また船から蔵地への移動で7000円ほどの費用が発生。
*代行会社が全て行うため不要です、ただし輸入通関必要などで6万円程度請求される。

国内陸送費用

車を引き取った場合、自分でレッカー移動したりすれば費用は最低限に収まりますが車にどんな不具合があるのか見当もつかない場合、普通は積載で陸送することになると思います。
陸送といっても先日の記事で書いたように2段階陸送という特殊な陸送なので相場的には関東なら横浜からで2~8万円くらいかなと思います。
筆者の場合は43200円でした。
*代行会社にて整備まで行うのであれば代行会社が車を引き挙げて納車整備まで行います、この陸送費用を請求されるかどうかは業者次第だが3万円程度を予備費としてあげておく。

個人輸入と代行会社使用のコスト比較

以下の金額に輸入消費税は含めていません。

筆者の支払い実費=358800円
→実際に筆者が支払った実費です。ここからさらにパーツ代や整備費、車検料などが掛かります。

筆者がギリギリまでセーブしたと仮定した場合の予想コスト=263000円
→筆者が実際に一連の流れを経験をしたうえでもう一度同じことにチャレンジした場合に掛かるであろうと予想するコスト。ここからさらにパーツ代や整備費、車検料などが掛かります。
本国陸送:9万円を3万5千円に
エージェント費用:代行会社を抜きにして直接契約で8万円を5万円に
交通費、諸経費:今度は一発で行けるので8千円を4千円に
国内陸送:業者から車を借りて43200円を30000円に

全て輸入代行会社に丸投げした場合の費用=90万円~150万円
→買い付けから納車点検までの代行です、ここからさらにパーツ代や整備費、車検料などが掛かります。

上記を比較すると、アメリカのアリゾナ州から千葉県までの車の輸入費用は以下、

自分でやる場合は20万円~40万円くらい
業者に丸投げすると90万円~150万円くらい

差額は60万円~100万円程度になると予想します。

やまひつじ
うひょー!

300万円の車を輸入すると仮定して…

自分でやると整備を除く総額がおよそ354万円くらい

輸入代行会社に依頼すると整備を除く総額がおよそ444万円くらい

社長
こうやって見ると結構ヤバいな

車の整備費用

今の状態だとアメリカから車をそのまま持ってきただけですので、

ここからさらに納車整備や車検対策整備を行う必要があります。

車の状態にもよりますが自走可能な車両で最低限の乗り出し迄の整備と仮定して30万円~100万円くらいの追加費用と予想します。

業者に依頼する場合も基本的にはこの範囲内で収まるものと思いますが、
技術料などが掛かってきますので50万円~程度は覚悟しておいた方がよさそうです。

これについては一通りの乗り出しまでの整備が終わって車検が取れた段階で、整備編の費用まとめとしてまた後日書いていきます。


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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!