67インパラ整備編11:シボレーインパラのなかなか直らない雨漏り修理

おはようございます、

前回に引き続き本日もインパラの雨漏り修理を行っていきます。

67インパラ整備編10:4ドアセダンのウェザーストリップ(ドアパッキン)交換と雨漏り修理

2018年9月12日

今回の雨漏り修理作業ですが左右2か所あるのと作業が完了するまで直ったかどうかの確認ができないので非常に労力が掛かるのともどかしさを感じます。

さて、本日もやっていきましょう。

ウェザーストリップ(ドアパッキン)の交換手順

いよいよメインのドアのパッキンを交換します。

パッキンはドアに接着剤でくっつけられているので思い切ってべりベりやってしまいます。

ただこの接着剤ですがなにやらウレタン系の材質のようでかなり硬質です。

オリジナルがこうなのかはわかりませんが接着剤を綺麗にはがすのは不可能なので剥がした後にデコボコしているところを入念にフラットになるようにルーターで削っていきます。



今回筆者が手配したセットにはウィンドウモールパッキンも含まれていたのでドアパッキンの交換作業と同時進行で作業を進めていきます。

内張の外し方とサイドウィンドウの外し方

これを交換するにはサイドウィンドウを外す必要があるので、内張→サイドウィンドウとアクセスして事前に外しておきます。

内張はドアクランクとアームレスト、ドアノブを外せば下側がビス2本で止まっているだけなので簡単に外せます。
難所はドアクランクの取り外しですが、隙間から見えるクリップを針金が何かで引っ掛けて外せば簡単にとることが出来ます。ただし慣れないと一番時間かかるかも。

サイドウィンドウも一番上まで上げて根元に見えるナットを2箇所外すだけで窓が取れます。
注意点は薄いスパナとラチェットがないと作業ができないところでしょうか。(もちろんインチ規格)

やまひつじ
文字通り窓は取れるので脱落して割らないように注意

全部外すとこんな感じでむき出しになります。(クランクは内張剥がした後に窓を動かすために取り付けた)

ある程度ウレタン樹脂的なものを削ってフラットになったら早速新しいパッキンを張っていきます。

新しいパッキンにはオリジナルにない爪(棒?)が出ているのでこれがドアボディ側についている穴に合うようにいれます。
左右を間違えると穴の位置が合わないのでこれを参考に合わせることが出来ると思います。

また一見すると穴が無いように見えてもウレタンで埋まっているだけという部分が複数個所ありますので事前に穴の位置はドライバーなどでほじくり返しておきましょう。

それとこの爪ですがかみ合わせは非常に悪いです。

差し込んでも簡単に抜けたり、逆に差し込みが固かったりまちまちです。

おそらくオリジナルの仕様でこのためのものじゃなかったんだと思います。

そういった具合なのでもちろんこの爪だけで固定できるはずもなく接着剤で張り付けていく必要があります。

因みにリアとフロントでパッキンの長さが違いますので注意です。

やまひつじ
この穴も気になるぜ

また今回手配したパーツが悪かったのか、

この片方もげているパーツの部分がどう考えても車体にマッチしませんでした。
逆にもげている状態だとそれっぽくマッチしたので、
もげてないほうももぎ取って作業をしました。

社長
ホントにそれでよかったのかどうかは最後にわかる

 

接着剤が剥がれる悲劇

爪を差し込みながら接着剤を使って新しいパッキンをドアに張り付けていくのですが、いくらセメダインスーパーXゴールドとはいえ張り付けたそばから剥がれ落ちていく始末。

特にアンダーの部分に関しては完全に重力の方が勝ってしまって手に負えません。

なので、

こんな感じでマスキングテープ縛りを行いました。

ドアの周りにウレタンの削れたやつがたくさん飛び散っていてマスキングテープがなかなか張れなかったのは最初に綺麗しとけばよかったのですが、
接着剤を扱っている当時の状況を考えると手が足りませんでした。

まあここまで厳重に固定して上げればあとはゴールド殿にお任せするだけです。

30分もすればテープを外しても落ちてくることはありませんでした。

そしてさっきやまひつじが気にしていたパッキン上部の穴に関しては、

セットと一緒についてきたこの謎の液体を盛って蓋をしました。

説明を読む限りおそらくシリコンシーラーですが、固まるとシリコンのようなぶよぶよした撥水性のある物体に変化します。

また接着性もあるようなのでおそらくこれを使ってドアモールを張り付けよ、
ということなんでしょうが乾燥までに12時間以上放置しろという無謀なオーダーも併せて記載がありましたので今回デフォルトで使用するのはパスしてたのですが思わぬところで活用が出来ました。

それに丁度色も黒だし。

ウィンドウモールパッキンの交換

ドアパッキンの交換が完了したところでウィンドウモールパッキンも交換していきます。

ウィンドウモールパッキンはクロームパーツにゴムのひらひらが付いたパーツのことです。

リアに関してはサイドウィンドウを外さなくても一応取り外しできます。

オリジナルのパーツを外すと塗装が割れて下地が出てきました。

なんで青色なのか不明ですがいたるところから青色の下地が出てくる不思議な車です。

一応この上には新しいモールがのるのですが、
塗装の剥がれの方が大きく多少下地がはみってしまうようです。

ゴム側が窓側になるようなので間違えないように取り付けましょう。

保証はないですがおそらくこっちの向きであってます。

取り外すときもそうですが取り付けの時はサイドにビスが入ります。

こちらは元々穴が空いてますので入るようにしか入りません。

それとフロント側に関してはこのように三角窓のモールの下に多少潜り込むかたちで取り付けになるようです。

内張側のウィンドウモールパッキンも交換

また内張側のウィンドウモールパッキンも交換します。

こちら側はビス止めではなくタッカー止めになってます。

筆者の車は既に朽ちてゴムの部分はなくなっていたのですが、こういった場合でもベースの部分はタッカーでしっかり固定されて残っているので面倒ですが外す必要があります。


タッカーの針が滅茶苦茶固いのでマイナスドライバーやペンチを駆使して1本ずつ取り外しましょう。
ホチキスの針の要領で外すことになりますが1本ずつ針を立ててから抜く方が楽ですね。

また取り付けも本来はタッカーで行う必要があり、
一応こんな感じのタッカーを使ってやってみましたが、

鉄板を貫通する威力のタッカーはエアツールでもない限り役に立ちそうにありませんのでここは黙って接着剤で取り付けます。



組み立てと干渉チェック

ここまで出来たら一旦組み上げてドアの開け閉めと窓の開け閉めに干渉がないかをチェックしておきましょう。

めくれていた内張なども接着剤で取り付けてだいぶ綺麗に仕上がりました。

次回は三角窓(ベンチレーションウィンドウ)のパッキン交換を行います。

使用した工具


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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!