67インパラ整備編21:ドアロックシリンダーの交換と修理、ドアロックの修理方法

本日は67インパラのドアロックシリンダーの交換作業を行いたいと思います。

前回はナンバー灯の修理などを行いました。

67インパラ整備編20:ナンバー灯の交換と修理、そしてLED化

2018年9月24日

ドアロックについての現状

筆者のインパラは元々ついてきた鍵が合わず、
現状ドアのロックが出来ない状態となっております。
ただトランクのロック解除はできるのでどこかのタイミングでドアロックのキーを紛失し、ドアロックシリンダーのみ交換、その後またキーを紛失するという過去の経緯を垣間見ることができます。
また旧車特有のイグニッションキーとドアキーがことなるので最終的に3つのキーをジャラジャラと持ち運ぶことになります。

社長
当時はキーを分けることで防犯対策兼ねてたんだろうね

仮にドアロックが掛かっていたところで、
どこぞの映画みたいにサイドウィンドウの隙間から針金を差し込んで上に持ち上げれば簡単にロックが解除できてしまうほどの簡易なものなんですが。

社長
まあ、ないよりはましでしょう。

ということでこちらのパーツを今回取り寄せました。

シリンダーとガスケット、形状が違うロックブラケット2個ずつとキーが2本セットで4400円くらいです(送料込み)

買った後に気づいたのですがトランクのシリンダーもセットになった3点セットを購入しておけば、
トランクとドアのキーを共有に出来るので持ち歩くキーも2本だけになったはずなのにミスりました。

やまひつじ
あーあ。
社長
うるさい!

インパラのドアロックシリンダーの取り外し

まずドアロックに関しては外側から外すことはできませんので、ドアの内張を剥がして内側からアクセスします。

ロックブラケットの取り外し

こちら画像に見えている2つのブラケットをそれぞれ頑張って取り外します。

やまひつじ
がんばって….

空間が狭いので短めのマイナスドライバーなどを爪に押し当てながら小さめのハンマーなどでコンコンすると外れます。
まずは小さいブラケットを先に外しましょう。

小さい方のロックブラケットを外すと固定されていたステーも外れるのでこうするとシリンダー単体がドアに張り付いている状態になります。

その状態で大きいロックブラケットも取り外します。

これが単体でシリンダーを固定しているのでかなり固めに叩き込まれてますので強い力で引き抜く必要があります。
ドアボディ側にダメージが及ばないくらいの適度な強さでブラケットを破壊してしまっても問題ないと思います。
先の曲がったラジオペンチなどで挟んで引っ張ると比較的楽です。

社長
多少かたち変わった

ドア内部は暗くて作業がしにくいのでUJackのマグネット付きLEDランタンを内側に張り付けて作業してます。

シリンダーの取り外し

後はドアシリンダーを外側から外すだけなのですが、外れる向きがありますので内側から回して切り欠きの位置を合わせてから外側に引き抜きましょう。
この時外側に黒いガスケットもついてるので忘れずに剥がしておきます。
念のためシリンダーが取り付けられていた向きを覚えておいてください、向きを逆に取り付けると変な隙間があいたりロックブラケット(小)が脱落するおそれがあります。

社長
お馴染みの新旧比較

新しいドアロックシリンダーの取り付け方

取り付けは単純に手順が逆になるだけです。

まずはシリンダーに忘れないうちにガスケットをはめておきましょう。
はまる向きがあるので間違わないように注意が必要です。

この状態のままシリンダーをドアに差し入れて取り外した時の向きになるように調整します。

次にシリンダーを先に固定するために、
ロックブラケット(大)のほうをさきに止めていきます。

ハンマーを振るう隙間があまりありませんので、ハンマートップを使って叩き込みます。

これでシリンダーが固定できるので取り付けステーを元に戻してからロックブラケット(小)も叩き込みます。

向きがありますのでお間違えなく。

ここが一番の難所なのですが、
ロックブラケット(小)に関してはヘッドが小さくハンマーなどがまともにあたりません。
しかし指で押し込んで簡単に入るほど緩い隙間でもありませんのでうまく食い込むまで何度もトライするほかありません。
ただしステーも同時に押さえた状態でないとステーが滑落してしまいます。

作業中ステーが溝にはまり込んでしまったら焦らずにピックアップツールを使用して救出しましょう。
焦ってさらに奥に押し込んだりすると磁石程度の力では取り出せなくなってしまいます。

こんな感じでしっかりと奥までロックブラケットが食い込んだら作業は完了です。

ロック動作の確認

面倒なことにドアは2枚ありますので2か所とも交換をします。
最後にシリンダーが正常に回ることを確認しておきましょう。

時々ですがドアロックノブが穴の淵に干渉してしまって正しく昇降しなくなっていることがありますのでこの場合干渉しないように位置を調整する必要があります。
先日の記事で筆者が使用したクロームのロックノブなら干渉は発生しなかったのでおすすめです。

67インパラ整備編16:ドアロックノブの取り付けと初洗車

2018年9月19日

今回使用した工具

使用した工具


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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!