本日は67シボレーインパラのナンバーステー制作と取り付け、そして初試運転を行いたいと思います。
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実はまだ乗っていないインパラ
かれこれ30回にわたってインパラ整備編をお伝えてしてきました筆者ですが、
港まで引き取りに行った時も含めて実はまだこの車でどこも走行したことがありません。
車庫に入れるのも業者の人が対応したので、実質タイヤを転がしたのは駐車場内での位置替えくらいなもんです。
しかし今日いよいよ動かす日がやってきたのです。
というのもインパラの足回りの整備やら何やらどうあがいても自分でできなさそうな整備関係を近くの整備工場まで自走で持っていくことになったのです。
素人が自分でできない(やってはいけない)車の整備ってどこ?
車の整備は知識と道具がある人ならたぶんどんな整備でもできるんでしょうが、
私のような素人が触ってはいけないところは実は結構あります。
もちろん法律上はどこをどうしても車検にさえ通ればまあ問題はないということにはなりますが、
車検をするにもユーザー車検場までは自走なり陸送なりする必要が出てくるわけです。
今回は個人的に輸入~乗車までをブログでお伝えする都合上、
車検もユーザー車検で通すためできれば陸送ではなく自走で行きたい、
そうなると事前の整備作業がとても重要になります。
特に車にとってエンジン以上に重要な足回りの整備は色々な意味でリスクと戦うことになります。
そしてそもそも素人がネットで得た知識だけで適当な整備をやっていい部分でもありません。
これによって自分が死ぬだけならまだ救われますが万が一にも他人様を巻き込むような大事故を引き起こしてしまっては目もあてられません。
そうすると以下のような作業は素人やっつけ仕事は絶対ダメな部分です。
・ブレーキまわりの作業
・サスペンションや足回り全般の駆動系
・トランスミッションなど
それ以外にも危険な箇所はたくさんありますが絶対に初見NGはこんな感じだと思います。
それに物理的にできない原因もあります。
まずリフトやスペシャルツール等の道具がないので安全にそして確実に作業を進めることができません。
さらに筆者の場合は駐車場が微妙に傾斜しており、とてもじゃないけど車の下に潜り込んで作業する気にはなれません。。
例えば知人や友達に詳しい人や業界の人がいるという監修のもとで作業を自分で行うのであればギリギリOKかと思いますが。
整備のおじさんとの出会い
先日の記事でも少しだけ登場した整備のおじさんですが、
このおじさんとは駐車場で出会いました。
そして近くに整備工場があるということでじゃあ今度持っていきます!のような感じで話が進んでいきました。
筆者自身もブレーキまわりの整備などは当初から工場に持ち込む予定でしたので逆に話をもらえたのは好都合でした。
それにこういった古い車を整備してくれる工場は近所に見当たらなかったのである意味で奇跡的というか運が良かったなと思います。
アメ車のナンバーステーを自作する
少し前置きが長くなりましたがインパラを整備工場に入院させるためにまずは仮ナンバーを取得する必要があります。
ただ折角ナンバーを取得しても現状のままだと取り付けることができません。
というのもアメリカのナンバーと日本のナンバーでは穴の位置が違うのでこれを合わせるためにナンバーステーを作成して取り付けておく必要があります。
単純にナンバーステーを自作するといってもフロントとリアで異なる状態なわけで、特にリアに関しては車検対応用のナンバーステーを作成しなければなりません。
今回はあくまでも仮ナンバーがつけばいいのでリアに関しては元々のステーにそのままボルト止めできそうだったので今回はステーの作成をしません。
逆にフロントに関しては上記した通りバンパー直止めで穴の位置が合わないのでステーを製作します。
パーツの手配
一応アメ車基準を日本基準に変換するための市販のステーが販売されてたりしますが、
近所のホームセンターで購入できるもので簡易なものなら作れそうなので適当に作ります。
調達した材料がこちら。
こんなステーなら適当に曲てもある程度穴の位置が決まるのでたぶん問題ないだろうと長さだけ合わせて適当に曲げていきます。
バーナーで炙っては曲げてを繰り返して作業を行うのでUJackのキャンプグローブが役立ちします。
で加工後がこちら。
どうせナンバーがつけば隠れて見えなくなってしまう部分なのでこのまま取り付けます。
並行輸入車の仮ナンバー取得手続き
仮ナンバーを取得するには自賠責保険に加入したうえで通関証明書を持参して市役所の窓口に行きます。
自賠責保険に関しては代理店でその日、その場から加入ができるので同じく通関証明書を持参して手続きしましょう。
筆者の場合は上に書いたおじさんが自賠責加入できるということでとりあえず1年で加入しました。
自賠責自体は1か月単位で加入もできるのですが割高になりますのでとりあえず車検を通すまでの期間を仮で加入するのがおすすめです。
どんなにトラブっても1年はかからないだろうという見込みで加入してますが、車検の際には改めて+2年分の加入が必要になります。
市役所の窓口で仮ナンバーの申請をすると5分10分程度で2枚の仮ナンバーを貸し出してくれます。
仮ナンバーは実際に走行する日の分だけで最大でも5日間しか借りることができません。
万が一この有効期限を超えて仮ナンバーを返さなかった場合は道路運送車両法違反となり6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられてしまいます。
また、不正使用や詐欺で使用すると1年以下の懲役または50万円以下の罰金となりますので注意しましょう。
インパラへの仮ナンバー取り付け
取得してきた仮ナンバーを早速取り付けます。
一応事前に他の車のフロントナンバーを拝借して適合チェックをしておいたので仮ナンバーも問題なく取り付けができました。
仮ナンバーは先ほどのステーに単純にボルトとナットで取り付けるだけです。
リアに関しては片側ボルト1本だけで止めてます。
この状態で落として紛失したりするとかなりまずい事態になりますが、だいぶしっかり止まってるのでまあ大丈夫でしょう。
因みにナンバーを取り付ける位置ですが、ダッシュボードとかにただ置いておくだけなどではNGです。
しっかりと前後に固定して取り付けましょう。
初試運転のフィーリングはいかに
ということで整備工場まで初試運転を行いました。
念のために出発前に再度ブレーキ灯と方向指示器、ハザードが全て動作することを確認します。
また片道切符で帰れなくなるのでインパラの後ろを嫁に別の車で並走してもらいます。
これなら万が一車が急に止まっても嫁がぶつかるだけなので他人様には迷惑は掛からないはず。
シートベルト閉めてエンジンON。
パワーブレーキをOFF、シフトをドライブへ。
いざ出発!
左ハンドルは普段から別の車で運転しているので慣れている筆者ですが、とにかくでかい!
車体がでかい!
イメージ的には2トントラックの真ん中に座って運転してる気分。
そしてサイドミラーが使い物にならないので怖い。
幸い工場までは曲がり角が右折一か所だけなのでエンジンが止まらなければ問題はありません。
にしてもV8 327エンジンの音はたまりません。
スーパーナチュラルで聞いたあの音そのままです。
スモールブロックとはいえ5.4Lありますので有り余るトルクが伝わってきます。
アクセルをべた踏みしたい衝動を必死にこらえます。
そして道行く人そして車の奇異な目を感じながらもインパラは整備工場まで何の問題もなく到着しました。
後ろを走っていた嫁に後で聞いてみたところ特に違和感はなかったとのことなので一安心。
ただ運転手としてはすごくハンドルがブレました。
なんというかかなりふわふわな感じです。
ちょっとした轍にもかなりハンドルを取られるので少しだけひやひやしましたが、
とりあえず足回りの一通りの整備が終わった後に改めてチェックしてみることにします。
インパラが入院する整備工場、PA-R
さて今回入院する整備工場ですが、東金市菱沼にあるPA-R(ピーエーアール)というお店になります。
今日からここに入院し、整備士の長沢さんに色々と作業を教えていただくことになります。
佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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