67インパラ整備編8:ウィンドウォッシャータンクの取り付けと修理

こんにちは、

この車、実はウィンドウォッシャーまわりが色々と消えているので本日はその修理を行います。

前回はインパラのジャッキアップとタイヤ交換について書きました。

67インパラ整備編7:ジャッキアップとタイヤ交換、インパラのジャッキアップポイントってどこ?タイヤのサイズは?

2018年9月6日

1967年式シボレーインパラのウィンドウォッシャー装置

最初元々この年式にはウォッシャー装置がないのか疑いましたが、
そんなわけはなくフロントガラスのしたのほうに発射ノズルらしきものが2本顔を出していたので辿っていくとホースが千切れ、水ボトルがなくなっていることが判明しました。

社長
う、ちょっとぼけてる
社長
こちらが千切れたホース

オリジナルの仕様では運転席から見て丁度左フロントらへんにボトルが取り付けられるみたいですね。

新しいボトルの設置とホースの接続

千切れたホースは再利用ができませんのでホームセンターへ買い出しに行く必要があります。

もちろん純正のホースを取り寄せても良いのですが、
お金がもったいないので今回は耐熱仕様のシリコンホースを買ってきました。

一応エンジンの横を通るので耐熱のホースが良いと思います。
ただ圧はかからないので耐圧仕様である必要はなさそうです。

ボトルはebayから純正を入手。
これも別に瓶や空き缶で代用が可能ですが、ボトルの取り付けステーがオリジナルで残っていたのでこれを活用すべく純正を選択しました。

んで、乗せる。

やまひつじ
ジャストフィーット!
社長
そりゃそうでしょ

この真ん中のホースがボトルからの吸い上げラインとなりますが、あらら、こっちも千切れてますよ。

ホースの接続には水漏れ防止のために事前にセメダインスーパーXのクリアタイプを受け側に塗っておきます。
そのうえでホースクランプを使ってしっかり接続。

やまひつじ
ホース側に塗ると詰まるので注意

交換したら早速水をボトルにいれて動作チェック。

動作させるには運転席のワイパースイッチを押し込むとワイパーの速度に応じて一定量のウォッシャー液が噴射されます。

が、でない。

またまた問題発生

そもそもオリジナルの動作を知らないのでどんなふうにウォッシャー液が出るのかすら想像が付きませんが、
スイッチを押し込んでも全く音沙汰がないのでおそらくモーターが壊れていると仮定しました。

パーツの手配を掛ける前にとりあえずモーターをばらしていきます。

ウィンドウォッシャーモーターの分解

先ほどの3本のホースが出ている根元のパーツがモーターのAssyとなりますのでこいつをばらしていきます。

奇妙な位置にコネクタがあったりするので断線に注意しつつ取り外していくと、
画像のような歯車やコイルが見えてきます。

結構内部に土が積もっていたので、
もしかするとこれがギアに噛んでいたりした可能性がありますね。

ただばらした状態でもう一度操作を行ってもまだ動きませんので仕方なくモーターを取り外します。

表面を外して、上の画像が受け側です。
この状態でスイッチを押してみるとギコギコとなにやら作動していたので表面側に問題があると断定。
作動したので一旦元通り組みなおしたら装置全体が稼働し始めました。

ただ肝心の水を吸わない。

もしかして呼び水が必要なのか?と思い予め口で吸い上げてみて動作確認するもやはり吸い上げず、

再度分解してみることに。

まずは表面側のみをオーバーホールしてみて直るか確認するので受け側は一旦保留です。
というか見た目そんなに汚くないし。

ウィンドウォッシャーモーターのオーバーホール

こちらが取り外したモーターの表面側、
正確にはモーターではなくコイルとギアですが、だいぶ原始的な作りになってるみたいです。

そしてこちらが水を吸い込むポンプ部分


最初ここに亀裂かなにかがあってエアを噛んでいるのかと思いましたがパッキンは年式に相応しくなく綺麗な状態でした。

つまりここも白。

手動でギアを回してみて一通りの動作フローを確認したところであることに気が付きました。

グリスが枯渇しているというか一か所に固まるような感じになっていて動作がなめらかではありませんでした。

なので古いグリスを一旦綺麗に落として、新しくグリスアップをします。


今上に見えているコイルがどうやらボタンを押した時に電磁石となりストッパーを外すことで、
ギアが1周し、その間水を射出する仕組みになっているみたいです。

組み上げ動作チェック

オーバーホールをしたうえで元通りに組み上げていきます。

そして動作チェック。

無事に動作しました。

というのはブログ上のお話で動画では両方とも水が出ていますが、ほんとは片側しか出ないという問題がありました。

結論からいうとノズルが詰まっていただけなのですが、
そこに行きつくまでに2,3回無駄に分解と組み立てを繰り返したりしてました。

それにノズルがめちゃめちゃ細いので、

これは園芸用のビニールタイなのですが、これを剥いて出てくる針金をカテーテルみたいにノズルの先に突っ込んでクリーニングしました。

後は見てわかるようにワイパーがついてないので次回はワイパーの取り付けですね。はい。

使用した工具とパーツ

使用した工具とパーツ


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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!