1967年式 インパラを個人で輸入してみた3:車両の到着と輸入通関の方法

こんにちは、Kazukiです。

前回の記事では輸入代行会社とのトラブルと代行会社を使用した場合の費用についてを書きました。

今日はアメリカから車が届いた後のスキームを実体験ベースで書いていきます。

車の個人輸入でトラブル発生!代行会社と連絡がつかない….詐欺られたのか。

2018年7月24日

車が最寄りの港に到着すると船会社から書類が届く

筆者の場合まず横浜の港にある船会社の支店より突如携帯に電話がかかってきました。

担当者「もしもし佐藤 Kazuoさんの携帯ですか?」

筆者「いいえ、佐藤 Kazukiですが」

社長
またしても代行会社がやりやがりました。痛恨の名前ミスです。

要件的にはアライバルノーティスなどの書類一式をFAXしたいから番号教えてくれとのこと。

電話を切ってほどなくするとFAXが鳴りました。

届いた書類は次のものです。

  • Arival notice & Debit Note
  • ピンクスリップ
  • Bill of lading
  • invoice
  • 船代請求書

因みに記載されていた船代は51275円で、代行会社に支払っていたのは1305ドル(約14万円)なんだけどどういうこと?

仮に積込費用とか諸々の諸費用合わせても+9万円って酷くないですか?

社長
まあ無知は罪、無知は損なので勉強代と割り切ります。

書類一式をもって港へGO

筆者の場合右も左もわからない、
ド素人であるため事前に書類に記載してあった船会社の支店に確認の電話をしておきました。

内容的には、

  • 車の通関手続きをしたいけどどうしたらいいのか?
  • どこへ行って手続きをすればいいのか?

という具合です。

窓口の担当者は何かを察したようで親切に色々と教えてくれました。
で、事前通告なく直接窓口に行って良いとのことだったので自分のスケジュールに合わせて行ってきました。

場所は横浜市の大黒ふ頭という場所になります。
高速を降りて一番に関係者以外立ち入り禁止!という看板が見えたので慌てて左折したらまたすぐに関係者以外立ち入り禁止!の看板が。。。
さらに左折したら高速に戻されるという謎ループに陥りました。

30分程度時間を無駄にして2週目でようやく側道に入ることで無事目的地に着いたのですが、(高速料金も2回支払った)
後で担当者に聞いたところあの看板はどうやら無視してOKらしいです!

社長
くっそ紛らわしい!

敷地内はいたるところに一方通行などがあってミスったら即逆走みたいな感じで、こんな感じのでっかいトレーラーもたくさんいるので注意して走る必要があります。

また船会社の支店はある一角のビルの中にあって、駐車場もわかりにくいです。
ただ路駐は基本的に問題ないようで、みんなその辺に路駐してましたので筆者も路駐して窓口に向かうことに。

窓口での手続き

窓口に到着すると、受け付けは小さくこじんまりとした事務所的な感じがあり、筆者以外の訪問者はおりませんでした。

窓口にDO(デリバリーオーダー)を受け取りに来たことを告げると、
船代が支払い済みであるかどうかだけを確認され、事務的にBILLとのDOの引換えを行い次の手順についても案内をされました。

  • 車を受け取るためには輸入通関証明書が必要であること
  • 車の蔵地(保管場所)
  • 通関をするための場所と行き方

所要時間は5分も掛からないくらいでした。
因みにここで看板を無視しても良いということを聞きました。

そして引き換えたDOと他の書類一式を携えて輸入通関をするべく横浜税関大黒埠頭出張所に行きます。

税関での手続き、輸入申告書の作成

船会社の窓口で案内を受けた通りに税関に行き駐車場で車を降ります。

中は冷房が効いていて涼しく、手続きのために上に上がります。
窓口が複数あってよくわからなかったため近くにいた職員に車の通関手続きをしたい旨を伝えたところ左側の中ほどの窓口に案内されました。

対応してくれたのはメガネをかけた中年の男性。
筆者が初めてあることを伝えると輸入申告の手続きの話を始めました。

話しによると近くにある専用の端末(パソコン)で申告をする必要があるらしい。
普通は勝手に行うスタイルのようですが初見ということもあり付きっきりで指導を行ってもらえました。

操作は自分でやるんですがここをクリックして、ここにこう入力して、みたいな感じで進めてくれます。

10分くらいで一通りの入力を終えて端末上からそのまま送信をすると担当者が次の手順について教えてくれます。

思わぬ足止めを食らうことに

「じゃあ申告は受理したので次は検査です、車を検査場まで動かせますか?」

え?それ近いの?
ターンシグナル壊れてるんだけど動かしていいの?

的な疑問をぶつけましたところ、
どうやら検査場まで2kmくらいの保税区輸送をしなければならないらしい。

また自走ができる車なら積載車などを使わずにレッカー移動するのが一般的らしいですね。
ただ仮ナンバーを付けて自走で動かしていいのかどうかはちょっと確認していないのでわからないです。

社長
えーまじで!

私的に保管所で適当な検査をして、保管所でなんらかの陸送手段があってあわよくば今日このまま車を自宅までお持ち帰りできるものと簡単に考えていただけに思わぬ誤算です。

「では検査の日取りを予約しておきますので希望日教えてもらえますか?」

担当者にこう聞かれましたがそもそも陸送の手配してないし、陸送会社が蔵地→検査場→自宅と2段階で陸送やってくれるのかすらわからなかったのでとりあえず一旦保留にして税関を後にすることに。

「わかりました、では日程が決まったらここまで電話してください、また時間が掛かる場合車の保管料がかかることあるので注意してください」

あーそうか、保管料がかかるんだっけ?

どうやってこの問題解決しようかで頭がいっぱいになってしまった私はとりあえず車のチェックも諦めて一旦自宅に帰ることに。。。

さあここからは時間との戦いだ。

続く。。。

ここまでの費用

  • 車両代金(実費)
  • 送金手数料など1万円くらい?
  • 本国陸送費用3万円~10万円くらい?
  • エージェント手数料(輸出通関費用など)5万円くらい?
  • 代行会社手数料(手間賃3万円)
  • 船代(積込費用含む)1305ドル(大体14万円くらい)
  • いくらかの交通費と高速代

筆者の支払い実費=315600円


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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!