1967年式 インパラを個人で輸入してみた2:本国陸送とロサンゼルス/ロングビーチ港からの車両輸入

こんにちは、Kazukiです。

昨日はebayで購入した車両の送金方法についてお話をしました。

1967年式 インパラを個人で輸入してみた1:セラーとのやり取りと送金編,ebayを使用した車の輸入(購入)

2018年7月22日

本日はいよいよ決済が完了した車両の輸送(輸入)について書いていきます。
実体験ベースなので本来の手順と相違する部分などあるかもしれませんので参考程度にお留めおきください。

アメリカ国内の本国陸送

さて筆者が購入した車両はアメリカのアリゾナ州にありました。

ここから一番近い港から車を輸出する必要があるわけですね。

やまひつじ
地図で見るとアリゾナはこの辺だよね

港はここから西のロサンゼルス ロングビーチ港になるのでここまでの陸送の手配をしなければなりません。

ここでいきなり港までの陸送の手配をする前に受取人(輸出者)を見つけておく必要がありますね。

一番ベストなのはセラー(車を売った人)がそのまま輸出通関まで行ってくれればいいですが、
手慣れたショップでもない限りそれは難しいので通常は誰かしらのエージェントにお願いすることになります。

また米国からの輸出通関に関してはInvoiceの作成などがあるので、
これも代わりに作成してくれるエージェントが必要になりますね。

エージェントは基本的に日本の輸入代行業者がやっていますが、
SOHOとかの外注サイトで個人の人を捕まえるのも安上がりかもしれません。

筆者が使った代行会社のエージェントをここに書いても良かったんですが、
実際には相当トラブったのでそれは控えようと思います。(お勧めできません!)

なのでこれからエージェントを探そうって人は、
とりあえずグーグルで「車 輸入代行」と検索してヒットしたよさげな会社に現地の輸出通関と船積みのみやってくださいとお願いすればOKです。

そしてエージェントが見つかったらセラーか、エージェントにお願いして陸送の手配を掛けましょう。

代行業者を使っている場合、プランにもよりますがこの先何もせずとも手元まで車が来ますが個人手配の場合そうはいきません。

陸送の日時が決まったらセラー(売り手)には下記の事項を伝えます。

  • タイトル(通称ピンクスリップ)
  • Vin Numberが事前に必要
  • ガソリンが1/4以上入っていくこと(Ro-Roで輸出する場合)
  • オイル漏れがないこと
  • ライセンスプレートは外しておく
  • 車内に鋳物などを残さないこと

車両を米国外に輸出する場合、自走で積み込むRo-Roという方式とコンテナを貸し切るか、数台でシェアして送るコンテナ便とで2つ方法があります。

筆者の場合はRo-Roでしたので自走に必要なガソリンを入れておく必要がありました。
また、オイル漏れがあるとRo-Roで送ることが出来ないようですので注意してください。

社長
後日談で実際にはオイル漏れがあったみたいなんだけど。。。

このあたりのルールはエージェントが詳しいので輸出通関を行うエージェントに任せればOKと思います。

陸送やエージェント費用について

まず一口に陸送といっても米国は広大です。
なので最寄りの港が近いとも限りませんし、もし端っこから端っこへの陸送となるとそれこそ船便以上のコストがかかるケースも少なくないでしょう。

筆者の場合ですとアリゾナからロングビーチまでおよそ870USDでした。
陸送でも自走だったりレッカー移動みたいな陸送と積載車を使った陸送、そしてフルパッキング(箱にいれる)陸送と種類があります。
アメリカの道は日本ほど整備されておらず飛び石などもかなりの高確率であり得るため当方はフルパッキングで陸送したのでこれくらい高額になってしまいました。
逆に普通の陸送ならば同じ距離でもだいたい350USDくらいみたいです。
因みにセラーも道路事情を考慮してか最初からフルパッキングでお輸送を進めてきました。

備えあれば憂いなし、万が一陸送中に飛び石でフロントガラスが割れでもしたらそっちの方がコスト掛かりますからね。

陸送費用はその支払いをした当事者にPaypalなどで支払いをすればOKです。

車の陸送が無事に出来たらエージェントから連絡があると思いますので、
基本的にセラーとのやり取りはここで終了となります。

米国輸出通関と船便

ここからはエージェントとのやり取りになります、
エージェントはInvoiceの作成を行って実質的な車両の輸出者となってくれる人のことを指します。

このエージェントにはインボイスの作成費用などの手数料を支払うことになります。
相場は2万円~5万円程度と思います。

中には通関手続きまで行ってくれる人もおりますが、通関は普通別の通関業者が入ることになります。
筆者の場合はセイノースーパーエクスプレスのロス支店が入ってたような気がします。

この通関業者がBILL(ビル)を発行したりします。

現地に知り合いがいるか、現地法人でもあれば自分が輸出者になってこのあたりを全て行うことが出来るでしょうけど、
普通はおそらく無理だし現地に行くのにも渡航費用が掛かるので日本にいながら個人輸入を行うにはこの方法がおそらく最安値であるはずです。

エージェントか、通関業者から船の出向予定日などが知らせますので後はひたすら無事に船が日本の港に到着することを祈りましょう。

また到着する港に関してですが、筆者の場合関東在住ですので横浜港になります。

船の到着後のスキームはまた後日書きます。

ここまでの費用

  • 車両代金(実費)
  • 送金手数料など1万円くらい?
  • 本国陸送費用3万円~10万円くらい?
  • エージェント手数料(輸出通関費用など)5万円くらい?


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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!