67インパラ整備編39:社外ラテラルロッド(パナールロッド)の交換作業

本日は1967年式シボレーインパラのラテラルロッドの交換作業を行います。

そもそもラテラルロッド(パナールロッド)とはなにか?

ラテラルロッド通称パナールロッドは主にコイルばねを用いた車軸式懸架や、トーションビーム式、空気ばね式などに用いられており、車体に対して横向き(斜め)に配置されるロッドです。
これは車が旋回や路面の傾斜などによって横向きの力が車体に作用したときなどに車体と車軸の横方向の距離を規制するところに意味があります。

百聞は一見にしかず。

社長
この赤いやつがそれ
やまひつじ
因みに既に交換した後

67インパラのパナールロッドを交換してみた

元々はこんな感じで純正の黒いロッドが装着されておりました。


ただ両端のブッシュがずぶずぶにひび割れを起こしており交換が必要な状態でしたので、
いっそのことロッドごと変えてしまえということでロッドの交換を行うことにしました。

ちなみに写真の奥に緑色のテープが貼ってありますが、これはロッドを外した時に軸が左右によれないように固定するためにガッチャを使用しているためです。

おそらくこれを用いなくても交換作業自体は可能だと思いますがもし基準の位置から動いてしまうと距離の調整などが別途必要になってしまうかもしれません。

横から見た様子

ラテラルロッドの取り外し方

両端のボルトを回すのみでロッドの取り外し自体は簡単ですが、如何せん工具を挿入するスペースが狭いためそこだけ苦戦しました。

上と下とで連結されていますが、作業的には上から行うのが正解な模様です。

そしてこちらが取り外したラテラルロッド

今回は社外のラテラルロッドをアメリカから取り寄せました。

そしてロッドにはいくつか種類がありまして社外のものですと画像のように長さを調整機能を持ったものも販売されています。
なので純正の長さと穴のおおよそ合うように調整してから車体へと取り付けを行います。

調整の幅はしめて5cm程度が最大だと思いますが、
これを使うことでどのくらいの走行性能に影響を及ぼすのかは不明なので気になる方は専門誌で確認してみてください。

特に極性というか向きはなさそうなので適当に取り付けて問題ないと思いますが、
後ほど調整作業をスムーズにするのであれば調整ネジが付いている側を下に向けて取り付けを行うと今後の利便性は向上するものと思います。

取り付け自体は取り外しの逆の手順で下側から取り付けを行います。

社長
こんな感じ

ロッドには予め新品のブッシュが挿入されていますが取り付けボルトはオリジナルのものをそのまま流用しますので、
作業中ネジがなめてしまわないように注意しましょう。


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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!