本日は67インパラのリザーブタンク取り付けを行っていきたいと思います。
筆者のインパラはラジエーターキャップのさきに本来ついていなければならないリザーブタンクがありませんでした。
一応純正のボトルを取り寄せることが出来るのですが本国からの送料高いですし適当な汎用品で代用をしてみたいと思います。
リザーバータンク(リザーブタンク)ってなに?
今回の整備を行うまでは筆者もリザーブタンクってなに状態からのスタートだったんですが、
たまたま通りかかった整備士のおじさんが「あれーリザーブタンクがないねー」なんていうものですから調べた結果、たしかになくなっていることがわかりました。
リザーブタンクというのはラジエーター内に格納されているクーラント(LLC)がエンジンの熱によって膨張したときに、
ラジエーターキャップを通じて外にオーバーフローする機構になっておりその受け皿として機能するものです。
つまりこれがないということはクーラントが溢れたときにエンジンルームがびしゃびしゃになってしまうという問題とラジエーターが冷えたときに戻る予定のクーラントがないため、
ラジエーター内のクーラントが不足してしまうという2つの欠点があるということです。
ラジエーター内は通常満タン状態で液が満たされている必要がありますが、
空洞があるとエンジンの冷却性能を損なうばかりでなく錆の発生などが懸念されるのでやはりリザーブタンクは絶対に必要です。
インパラへ汎用品のリザーバータンク(リザーブタンク)の取り付けてみた
ということで今回手配したリザーブタンクがこちら
適当にカスタム製も意識してアルミの筐体のものを手配しました。
ただ付属しているホースは中の液体が見えるように透明なシリコン製のホースへと変更するので今回は使用しません。
取り付け自体はいたってシンプルで、
ラジエーターキャップから出ているホース口に繋いでどこかに適当に固定ができればよいはずです。
気を付ける点としてはキャップの位置がリザーブタンクのキャップの位置と水平になっていないとサイフォン管の要領でリザーブタンクが溢れてしまう恐れがあります。
今回手配したリザーブタンクのキャップ部分には密閉できるようにパッキンがついていたのでこの場合気にしなくてもいいかもですね。
ただもしパッキンが劣化してエアを噛んでいる場合知らぬ間にクーラントが駄々洩れする可能性も無きにしも非ず。
付属のブラケットを使用してどこかに固定できる場所を探してみます。
丁度ラジエーターの向かって右側にバンドが掛かりそうな穴があったのでここに固定します。
穴に2枚のブラケットを駆使して取り付けるにあたってブラケットが干渉するのでサンダーでぶった切ります。
こんな感じでバンドが通るようにして….
取り付けました。
シリコンホースは前回ウォッシャータンク取り付けの時に使用したものと径が一緒だったのでこちらを流用してホースクランプで固定します。
ただ万が一破裂した場合に備えて応急用のLLCと付属のホースはトランク常備にしておきたいと思います。
ラジエーターの状態チェック
上の画像のキャップがラジエーターキャップですが、こちらを外すとクーラントの状態が確認することができます。
開けてみると案の定だいぶ液が減ってしまっていました。
ラジエーターのアッパーホースを外してみても1滴のクーラントも漏れないくらいに減っていました。
ヘドロのような錆が各部のいたるところに付着してしまっています。
こうなるとラジエーターホースとラジエーターの交換をした方がよいのでしょうが、
ラジエーター自体はまだ使えそうな感じがするのでホースとクーラントの全量交換が今回の任務になりそうです。
またラジエーターキャップはただのキャップではなくてこちらはクーラントを加圧するという機能をもっており、
パッキンがこれほど痛んでいる状態だとエンジンのオーバーヒートに直結するためこちらも要交換ですね。
後はやはり今後オーバーヒートが怖いので水温計も欲しいところです。
ということで次回はホース、キャップ、水温計の交換、改造化計画を練っていきたいと思います。
佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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