1967年式インパラのレストア/各パーツを本国から取り寄せる方法と注意事項まとめ

こんにちは、Kazukiです。

さて本日は輸入車やクラシックカーのパーツをどうやって本国より取り寄せるか?という部分にフォーカスを当てて書いていきたいと思います。

先日の記事ではレストアに必要なパーツの洗い出しとこれまでの費用についてまとめておいたので以下をご覧ください。

遂にインパラが納車!ここからが本番、とりあえず車両の状態をチェックしてみた

2018年7月27日

アメリカから車を個人輸入した場合の費用はだいたいいくらくらいだったのか?代行業者との比較。

2018年7月28日

国内で買えるパーツと変えないパーツ

よほど変なクラシックカー例えばフェラーリの古いやつとか名の知れないようなメーカーの車のパーツなどでない限りはほとんどの場合でパーツは見つかります。

ただし日本の正規ディーラーなどに照会を掛けても基本的に生産を終了している車になってしまうので国内で購入できる機会はそうはありません。

国内で購入できるパーツとしては例えば下記のようなものになります。

  • 各種消耗品(オイル、バッテリー、電球など)
  • タイヤ、Vベルトなどの駆動系消耗パーツ
  • 燃料ホースなどの消耗パーツ

上記にあげたもの以外のほとんどは本国からの取り寄せとなってしまうケースが多いと思います。

見てわかるように一般的には概ね汎用品/消耗品に属するもので日頃からオーナーが手入れできるようなものばかりですね。

ただしこれらは純正品、またはメーカー指定品と異なるケースも多く車体への適合などは事前によく確かめたうえで取り付ける(使用する)必要がありますね。

逆に日本で通常購入できないパーツを仮に日本で見つけることが出来たとしてもコスト的にはパーツを個人輸入した場合とそう変わりがない価格設定になっているでしょう。

やまひつじ
むしろ個人輸入したほうが安いかもね

パーツを個人輸入する方法

クラシックカーのパーツを手に入れるには自分で個人輸入をするか、
整備工場に見積もりをとって代わりに仕入れてもらうことになります。

筆者がおすすめする方法はパーツは自分で全て個人輸入をして可能な限り自分で整備を行うことです。

また、自分で整備が出来ない箇所に関してはパーツを持ち込みで対応してくれる整備工場にお願いすると余計なマージンを取られずに済むと考えます。

パーツを個人輸入する場合は基本的にネットショップやオークションサイト使用します。

ごく一般的なのはebayを使用した個人輸入ですがこちらを使用する場合で出品者が異なるとパーツごとに個別の送料が発生し結果的にコストがかさむケースがあります。

個人輸入ではどんな小さなパーツの購入においても国際送料が都度掛かってしまうため、
こういった場合はebay外のストアでのまとめ購入がおススメです。

例えば67インパラのパーツを購入する場合は下記のようなサイトがあります。(一例です)

この中で筆者は一番上のimpala bob’sを使用しましたが全体的に対応は遅めでした。

というのも基本的にこういったパーツはバックオーダー(受注発注)式であるため注文してから出荷までに1週間~2か月くらいかかることがあります。

筆者の場合も27点のまとめ注文をしたところ5月9日に注文して7月28日現時点でいまだに全てのパーツが揃っておりません。

通常は全てのパーツが揃った段階でまとめて出荷の対応となりますが、
あまりに遅すぎるため揃ったものから順番に出荷するように指示したところ最終的に出荷が4回に分割されました。

因みに送料は最初に支払った1回限りですので、
余計に送料を支払ったりなどということはありませんでした。

筆者はこのサイトで注文をする前にebayのほうでも同じ商品を見つけて個々にカートに加えていってそれぞれの合計価格を比較してみましたが、
やはり送料分ebayのほうがだいぶ高くなるという結果になりましたので特に初回発注(数が多い時)の場合はこういったサイトを使うほうが節約になるかと思います。

まとめ購入のデメリット

送料が節約できてトータルのコストを安くできる分こういったローカルネットショップ(≒マーケットプレイス)を使う場合はデメリットも少なくありません。

取引に時間が掛かる

→これは上述した通りでebayのようなマーケットプレイスとは異なり売り手を制限するルールに縛りがないためどれだけ出荷や取引全体に時間がかかっても売り手が受けるデメリットは注文のキャンセルくらいです。

決済方法や出荷方法に問題がある

→サイトによってはその国独自の決済方法でしか対応が無かったり、決済ができても日本宛の直接出荷が出来ない場合があり折角苦労してパーツを見つけても購入ができない、なんてこともあるかもしれません。

詐欺にあう可能性がある

→取引に時間がかかるのと同様にそれが詐欺ショップだった場合、マーケットプレイスのような保証がないためお金だけを失うということもあります。

万が一の保証がない

→購入したパーツになんらかの欠陥があった場合、サイト独自の保証規定に基づいて保証が実施されますがほとんどのケースで泣き寝入りを覚悟して購入したほうが良いです。

購入漏れがあると結果的に高くなることも

→整備工場などであれば事前に何のパーツが必要なのかを完璧にリストアップして必要なパーツをまとめて購入してから整備にかかっているものと思いますが、
我々のような全くの素人に関してはあるパーツを交換することによって実は別のパーツも同時交換する必要があった!なんてケースも実際よくあることです。
整備工場は最終見積もりとして請求を行うのでよっぽどの事情がない限りは後出し請求はないと考えて良いと思いますが、
例えば1点2点のパーツ発注が漏れてしまった場合は上述したようなサイトで購入するよりもebayなどで購入するほうが安くなるケースが多いのでトータルで高くなってしまったなんて場合もあるかもしれませんね。

社長
今回上げたデメリットの中で特に保証に関する部分に関しては一応対策がありますのでこれについてはまた明日の記事で書くことにします。

パーツの保証対応の違い

ebayのようなマーケットプレイスサイトでパーツを購入した場合、もしパーツになんらかの欠陥があったならばケースオープン(返品リクエストなど)をすることによって円滑な解決を望むことができます。

また国際送料を加味すると売り手にとっては返送してもらうよりも廃棄してもらって返金するか、
パーツの代品を手配するほうが好都合となる場合も多くただ申請しただけでお金が全額戻ってきたり、パーツの代品が手に入ったりもします。(悪用厳禁)

近年ではこういったebayのシステムの穴をついた悪質な買い手による詐欺も横行してたりするくらいです。

そういった感じなのである意味で買い手にとっては安心して購入ができるプラットフォームという立ち位置になります。

逆にローカルネットショップではこういった保証があるにはありますが、
いざとなれば無視してしまうこともできてしまうわけで多少なりともリスクがあるのは間違いないですね。

パーツが見つからないとき

色々なサイトを巡回してみてもパーツが見つからない場合どうしたらいいのか?という部分ですがちょっと長くなってしまうため次回保証リスク回避と合わせて書いていきます。


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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!