本格的なアウトドアと思い浮かべたら、まっさきに「斧」とイメージする方も多いでしょう。
キャンプに出かけた際は周りでも斧で薪を割る音がよく聞こえてきます。
しかし斧を持っていない方にとっては「斧は何に使用するのか」「薪を割る以外でも使えるのか」と思うのではないでしょうか。
そこで今回はアウトドアで使う斧の重要性について、徹底的に紹介していきます。
初心者の方でも扱いやすい商品も紹介していきます。
本記事で斧の知識をつけて、普段のアウトドアをより本格的で楽しいものにしていきましょう。
どんな斧を買おうか迷っている方もぜひ参考にしてみてください。
Contents
アウトドアで斧を使う理由とは?
キャンプで欠かせないものと言えば「焚き火」をイメージすると思います。
最近ではアウトドアスタイル「ブッシュクラフト」が登場し、より焚き火に目を向けたユーザーも多いですよね。
そのおかげもあり最近では、斧を使用した薪割りでの本格的な焚き火が人気を呼んでいます。
そのため、普段のアウトドアに新しい要素を取り入れたいと思っている方には特におすすめです。
普段のアウトドアに斧の使用を取り入れるとより本格的な雰囲気を味わえ、豪快で爽快な薪割りを体験できます。
また種類によってはハンマーやナイフの代わりにもなります。
扱いに慣れてしまえば誰でも簡単に体験でき、手頃な値段で入手可能です。
とは言っても初心者の方がいきなり斧を使用するのは難しいと考える人も多いのではないでしょうか。
実は注意点さえ守れば難しいことはなく、ナイフを使用したバトニングよりも簡単に薪を割ることが可能です。
斧を使用する際の注意点
ナイフや焚き火などと同様に、斧は使い方次第で凶器になり得るアイテムです。
使用にはもちろん多くの注意点があります。
以下では斧を使用する際の注意点をまとめていくので、これから斧を購入する方はもちろん、すでに斧を使っている方も確認のために今一度読んでみてください。
手袋と長袖の着用は忘れずに
斧を使用して薪割りやハンマーの代わりにする際には、薪や石の破片が思いも寄らない方向に飛んでいってしまう場合があります。
安全のためにも手袋や長袖、長ズボンの着用を忘れずに行い、怪我を未然に防ぎましょう。
不安な方は専用ゴーグルもおすすめです。

大きく振りかぶる必要はない
斧はおおきく振りかぶって豪快に振り下ろすイメージがありますが、実際には斧の重みを使います。
怪我につながる危険性が高いので、大きく振り下ろすのは絶対にやめましょう。
薪割りで使用する際は刃先を垂直に下ろし、斧の重みで振ると言うのが正しい使い方です。
また振り下ろし先に危険がないことにも十分注意してください。
刃が外れる危険性も
どんなに良い斧を購入したとしても事前のメンテナンスは欠かせません。
刃の切れ味を確認したり、柄の状態を確認したりと使用前には必ずチェックが必要となります。
中でも1番危険なのが「刃が柄から飛んでいくこと」です。
柄と刃の取り付け部分が緩んでいることを知らずに斧を使用すると、刃が外れて飛んでいってしまいます。

斧選びのポイント
斧には種類があり、メンテナンスのしやすさや耐久性、扱いやすさに利便性と物によって様々です。
そこで初めて斧を手にする方のために、斧選びで気を付けるポイントをいくつか紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
専用ケースが付いている
最初に1番注意するべきはケースが付いているかがポイントになります。
安価な物でもしっかりとしたケースが付属する物も多いです。
初めて購入する物にはあまり大きなコストはかけたくないもの。
別のケースを買ってサイズが合わない、手作りが手間だと感じてしまってはせっかく購入した斧に愛着が湧きにくいかもしれません。
また専用のケースが付いていないと持ち運びに不便なことに加え、最悪の場合は危険物所持とみなされてしまいます。

持ちやすいかどうか
斧の使用は体力を使い、基本的には重たい物です。
しっかり持てないと手から飛んでいってしまう危険性も出てきます。
様々なアイテムに共通して言える事ですが、店舗に行って自分に合った物を購入するのがベストです。
しかし近くにアウトドア専門店がなかったり、斧の種類が少なかったりすることもあります。
そのためオンラインで購入する際には持ち手の形状や重さに注意して自分にあったものを選びましょう。
購入時は切れ味は気にしなくていい
もちろん斧にも切れ味を気にしなくてはいけません。
しかし叩きつけたり狙いが外れて地面に当たったりと、慣れていない最初のうちは切れ味がどんどん消耗されていきます。
斧はアウトドアアイテムの中でも特に切れ味の消耗が激しいので、自分で研ぐ必要があると割り切って購入時の切れ味は気にしないで選ぶことがオススメです。
オススメのアウトドア向け斧
以上のことを踏まえて、アウトドア向けの斧を紹介していきます。
しっかり使える安価な斧から一生モノと言われるほどの一流ブランド品まで幅広い斧を用意したので、自分のアウトドアスタイルに合ったお気に入りの斧を探してみてください。
持ち手の形状や重さなどに注意して選ぶのがポイントです。
ALEC 手斧 コンパクトサイズ
比較的安価に購入でき、コンパクトなのでかなり扱いやすい手頃な手斧です。
ケースも付属しており、刃も飛んで行きにくい構造をしているので初心者の方でも安心して使用できます。
重さは800gと手頃に使えるので、柄が木製なので使えば使うほど馴染んでくれますよ。
Hewflit ハンドアックス
少し変わったデザインが目を引きます。
重さは300g、全長26cmと小さいので、持ち運びも便利です。
刃が飛んでいく心配はなく、持ち手が木製なのでグリップ力にも安心できます。
値段的にも初心者にオススメです。
ØYO(オヨ) 斧 ヴァイキング
ØYOとは人気のある斧ブランドで、切れ味と使いやすさから根強いファンが多いです。ヴァイキングが実際に使用していたデザインを参考に作られており、他にない形が特徴的。
持ちやすいことに加えて軽いので、非常に扱いやすいです。
専用のフェルトケースもかなりかわいく、高価ですが一生モノとして使えます。
Husqvarna (ハスクバーナ) 手斧
おしゃれな革製のフルカバーケースも付属しています。
刃の外れにくい構造になっており、人気ブランド品という事もあって信頼できる作りになっていますよ。
初心者の方も既に持っている方も、一生モノとして非常にオススメです。
Hultafors(ハルタホース)
独特のデザインと高級感のあるケースが魅力的。
刃が緩みにくい構造に加えて切れ味の持ちも抜群。
900gと人によっては重めですが、フェザースティックも作りやすいですよ。
自分にあった2本目としてオススメしたい一本です。
まとめ
最後に本記事の概要についてまとめていきます。
【アウトドアで斧を使う理由】
- いつも以上に本格的な雰囲気を楽しむため
- ナイフを使うバトニングよりも豪快な薪割りを体験できる
【斧を使用する際の注意点】
- 手袋と長袖長ズボン、不安な方はゴーグルも着用
- 大きく振りかぶって薪割りしてはいけない
- 使用前のメンテナンスはしっかりとする事が怪我防止につながる
【斧を選ぶポイント】
- 無駄なコストをかけないためにも専用のケース付属が必須
- 安全に使うためには持ちやすさが重要
- 切れ味の消耗が激しいアイテムなので、切れ味は気にしなくていい
以上がアウトドアで斧を使う理由と注意点、斧選びのポイントでした。
これからアウトドアで斧を取り入れようとしている方は参考になったでしょうか。
既に斧を取り入れている方も、もう1度注意点をしっかり読んで安全に使用してください。
普段のアウトドアに斧を取り入れるとより本格的な雰囲気を味わえるので、より一層アウトドアを楽しめます。

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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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