「大地・山で遊ぶ」と聞いて、皆さんはどんなアウトドアスポーツを思い浮かべますか?
登山やスキー、そしてトレラン、他にも新しいスポーツが次々日本に紹介されています。
ここでは比較的新しいアウトドアスポーツの中で、大地や山を舞台に楽しまれているものを集めてみました。
スノーキャニオニングやスノーフィートの情報もお楽しみに!!
スラックライン
スラックは「ゆるんだ」という意味で、スラックラインは低い位置で短い距離を楽しむ綱渡りのことです。
これは誰でも気軽に楽しむことができる新しいバランススポーツと言えます。
長さは10mぐらいの平らで幅が5cmのテープで、高さも膝くらいなので、たとえ落ちても大丈夫なのがいいですね。
簡単だと思いきや、結構難しくて慣れるまで少し時間がかかります。
でも、その上に乗るだけでも面白いので、是非挑戦してみてください。
上達するとジャンプをしたり、アクロバットのような動作も可能で、長いラインを張り、命綱をつけて高い場所を歩いたりもできるということです。
スラックラインの起源は1960年代アメリカのヨセミテのチェーン歩きだとか。
2000年代後半にヨーロッパで盛んになり、日本にも入って来ました。
バランス感覚が養われ、体幹を鍛えたり、ダイエットも期待できるアウトドアスポーツです。
トレイルランニング(トレラン)
トレイルとは山や森林などの舗装されていない道のことで、トレランは山道を走るスポーツで、国内外でも多くの大会が開かれていて、山岳レースとも呼ばれます。
ヨーロッパでは古くから行われていて、日本でも最近はトレランを楽しむ人が増えてきました。
登山ブームとラニングブームが追い風になったのでしょうね。
アスファルトの道を走る感覚とは大きく異なって、大自然を駆ける爽快感がトレランの大きな魅力です。
クロスカントリーとの違いは何でしょうか?
どちらも舗装されていない山道を走りますよね。
トレランは山野を走ることすべてを指し、個人で楽しんだり、競技として行われたり色々です。
トレランでは専用のバックパックに水・食料などを入れて走ることが多いです。
一方、クロスカントリーは、中長距離の陸上競技で、野山や丘陵地などに作られたコースを、装備は一切持たずにマラソンのように走ります。
トレランにはスカイランニングという標高2000m以上のトレイルを走ったりするものや、二日に渡る山登りマラソン、ウルトラトレイルという距離が100km以上のトレランもあります。
最近ではグリップの良く軽いトレイルランニング用シューズや、水筒の代わりにチューブを使って給水できるハイドレーションシステムなどが使われています。
セグウェイ
セグウェイという乗り物を見たことがありますか?
ブッシュ大統領が2005年の日米首脳会談でセグウェイを日本の当時の首相(小泉氏)にプレゼントし、官邸をセグウェイで走る首相の様子が報道されましたね。
筆者は以前セグウェイ乗ったことがあるのですが、初めてでもレクチャーを受ければ、すぐに操作を楽しむことができる充電式の環境にやさしい乗り物です。
立ったまま移動します。
十勝千年の森はセグウェイ社公認 日本初の「セグウェイガイドツアー」だそうで、広大な草原を飛び回るような浮遊感を2時間余り楽しむことができました。
開催期間は4月末から10月中旬です。
料金は9,800円(税込)でした。
乗車条件は年齢が16歳~69歳、体重は45~100kgです。
ジップライン
ジップラインとは、木と木の間に張られたワイヤーロープを滑車(プーリー)を使って滑り降りる遊びで、別名Flying fox(飛ぶきつね)とも言います。
まるで鳥のように空中散歩ができるアウトドアスポーツです。
大人でも子供でも楽しめますが、体重が軽すぎると着地点まで到達せず停止してしまうため、無理です。
逆に、体重が重すぎると加速がつきすぎてしまいため、断られることがありますので注意してくださいね。
スノーフィート
スノーフィート「Snowfeet」は雪上の滑走が楽しめるスキーとスノボの中間のようなブーツです。
スノーフィートは靴に装着して、スケートのように雪の上を滑ることができる全く新しいスノーギアで、雪の上を靴のまま滑っている感覚で遊べます。
愛好者も年々増加し、今、注目の新しいウィンタースポーツと言えます。
スノーフィートはチェコで生まれて、まだ日本に入ってきたばかりなので、全面滑走を解禁するかどうかは今冬に向けて検討中のスキー場が多いようです。
志賀高原は既に全面滑走可能で、他でも初心者コースに限って滑走可能なスキー場もいくつかあるようです。
スノーフィートは小型で軽い(678g)ので持ち運びも簡単で、安価なのは嬉しいですね。
ワンサイズ(フリーサイズ)で、22.5cm 〜 30.5cmすべての靴のサイズに適合します。
また、ビンディング形式なので、簡単にウィンターシューズやスノーボードブーツに取り付けることができます。
実際にスノーフィートで滑ってみた人の感想では、「ショートスキーに近い感覚で滑れる」ということです。
まるで靴のままゲレンデに飛び出すような感覚で遊ぶことができます。
止まりたいときも、サイドにある金属製のエッジを蹴り込むと、簡単に停止できます。
歩くスキー
歩くスキーとは、名前の通り、雪の上をトレッキングするアウトドアスポーツです。
山スキーやゲレンデスキーのように急斜面をすべり下ることもなく、なだらかな森の中をゆっくりと歩いたり滑ったりします。
歩くスキーは「ネイチャースキー」とも呼ばれ、まさに雪の上のハイキングと言えますね。
かかとが上がるスキー(ヒールフリーと言います)を使って移動し、動物の足跡を探してみたり、冬鳥を眺めたりしながら、ゆっくりと冬の森をハイキングします。
歩くスキーを使うことで、森の奥深くまで足を伸ばすことができます。
開催地は北海道・東北・北陸など豪雪地帯が多く、12月~3月に開催されます。
スノーキャニオニング
スキーができなくてもパウダースノーが楽しめる方法があります。
それが、スノーキャニオニングです。
前記事でキャニオニングの魅力をお伝えしましたが、そのスノー版です。
これはキャニオニングツアーのパイオニア、「キャニオンズ」が開発した独自のアクティビティなんです。
1月から3月にみなかみキャニオンズでやっています。
〒379-1728
群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽(ゆびそ)45
Tel 0278-72-2811
スキーやスノーボードの経験がまったくない人でも、極上のパウダースノーを味わえるのがスノーキャニオニングの大きな魅力です。
ちょうど夏山の渓谷を下ったように、一面に広がる雪の斜面を滑り降りたり、ロープを使って急斜面を降りたり、全身を使って雪と戯れ(格闘)します。
ヒップそり
滑走道具はヒップそりで、誰にでも簡単に扱えます。
スタート地点となる山頂への移動にはリフトを利用するため、雪山やスキーの経験がない人でも気軽に参加できます。
まとめ
以上、山や大地で楽しめるアウトドアスポーツで、ちょっと耳慣れないものをご説明しました。
皆さんはどれに興味を持たれましたか?
筆者はチャンスがあれば歩くスキーや、渓谷を体ひとつで下るキャニオニングの冬版であるスノーキャニオニングに挑戦してみたいと思っています。
新しいアウトドアスポーツを見ていくと、初心者でも楽しめるものが増えているような印象を受けました。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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