キャンプは川のせせらぎや風の音、虫の声や動物の鳴き声など、日常では耳を傾けることの少ない自然の音を楽しむ良い機会です。
極力自然に寄り添った形で過ごす事もキャンプの醍醐味のひとつです。
しかし時にはキャンプ中に音楽を流すことで、気分が盛り上がったり、良い雰囲気づくりのきっかけになる場合もあります。
そこで今回はキャンプファイヤーの時にみんなの気持ちがひとつになる歌や、グループでキャンプをする時の雰囲気づくりのために、シーン別におすすめしたい音楽のジャンルや曲を紹介していきたいと思います。
Contents
おすすめのドライブ曲
行きの車内で聞くドライブ曲はその後のキャンプの雰囲気に大きく影響してくるので、ジャンル選びや選曲は重要です。
これから長い時間を一緒に過ごすグループのテンションを上げるような選曲や、みんなが知っていて思わず歌いたくなるような曲で車内の温度を上げたいところです。
そんな時はだれもが知っているアニソンや、J‐POPの懐メロ、一世を風靡したけど一発屋で終わった曲などがおすすめです。
グループの人の年代が極端に離れていなければ、だいたいの曲は知っている確率が高く、みんなで熱唱したり、懐メロに紐づいている思い出話に花が咲いて盛り上がったり、いい雰囲気でキャンプ場に向かうことができます。
年代がかけ離れていたり、なかなか全員が知っている曲がない場合は、日本の代表曲とも言われる坂本九の『上を向いて歩こう』など日本で最も売れた曲などがおすすめです。
小さな子どもがいる場合は
ファミリーキャンプや小さな子供がいる場合は、子どもに合わせた曲選びも大切です。
普段子どもが聞いている曲を中心に、子どもが手遊びや体を動かして遊べる曲がおすすめです。
子どもはキャラクターものが好きな子が多いので、ミッキーやアンパンマンの歌や、子どもも踊れる簡単な振付がある曲を流してみましょう。
可能であればYOU TUBEなどで音楽と一緒に映像も見せて、全力で一緒に踊ったりして子どもと一緒に楽しむのがおすすめです。
テント設営時におすすめの音楽
キャンプ場についてテント設営など、大がかりな作業をする時におすすめな曲は、明るいアップテンポなJ‐POPや、ピッチが早いEDM系の洋楽などが作業がはかどりやすくおすすめです。
サビだけがメドレーになった30分程度の尺がある作業用BGMも、テンポよく曲が変わるので飽きることなく色々な曲が聞けて、なにかしろの曲が誰かに引っかかるはずなのでおすすめです。
逆にゆっくりのんびりとキャンプを始めたいのであれば、ゆる~いレゲエミュージックを聞くといい感じに力が抜けた状態でマイペースに作業ができます。
料理の時におすすめの音楽
調理時は歌うと衛生的にあまりよくないので、料理をする気分になれる、歌の入っていないインストゥルメンタル(楽器のみで演奏されれば器楽曲)などで気分を落ち着かせましょう。
ベタな方法ですがお料理番組で使われているBGMなどを聞くと、人は無意識になんとなく料理をしたい気分になりがちです。
またお調子者の人がとっさの衝動で、お料理番組の真似で手に取った食材を紹介する動作をしたりして笑いが生まれるのでおすすめです。
一番耳になじみがあるお料理番組のBGMの定番と言えば、『キューピー3分クッキング』ではないでしょうか。
その他の聴けば「あ~!」となる、いきなり黄金伝説で使われていた『Rag Time On The Rag』や、NHKで放送されている長寿番組のきょうの料理のBGMの『きょうの料理テーマ』などが料理を連想させる、万人になじみ深い曲だと思います。
キテレツ大百科の『お料理行進曲』など、歌詞にレシピや料理名などが入っている曲でプレイリストを作って、料理中に聴くのもおもしろいですよね。
休憩時間におすすめの音楽
遊び疲れて一息つきたい時や、おやつなどを食べている時などの休憩時間におすすめのジャンルは、ボサノヴァとモダンジャズ、ヒーリング・ミュージックの3つでこれらはカフェで聴くような系統の音楽です。
その他にジブリのオルゴールバージョンなどもおすすめです。
この時間はゆっくりとした時間に寄り添うような、心安らぐ曲を聴きながら、コーヒーやお気に入りのドリンクを片手に休憩しましょう。
キャンプファイヤーの時におすすめの歌
キャンプファイヤーは歌が重要な役割を持ちます。
参加者が楽しみながら団結できるような歌を、キャンプファイヤーの火の燃え加減に合わせて歌い、キャンプの夜を最高の形で締めくくりましょう。
キャンプファイヤーの序盤におすすめの歌
キャンプファイヤーの火が小さい序盤では、ゆっくりめな曲や、初めてでも歌いやすい曲、輪唱しやすい曲などを中心に、歌声で火を大きくしていく気持ちで歌を歌い、気持ちを高めていきましょう。
燃えろよ、燃えろ
キャンプファイヤーの火をだんだん大きくしていく序盤にぴったりな歌で、歌詞に合わせて火が大きく天に向かって燃えあがっていく様に、参加者の期待と楽しみも大きくなっていきます。
大きなうた
歌詞がシンプルなので、この歌を知らない人でもすぐに歌うことができます。
また非常に輪唱がしやすい歌なので、ふたつのグループに分かれて最初の「大きな」を歌うグループの人は、次に輪唱するグループの人の方を向いて輪唱を促すように歌いながら目を合わせると、序盤で歌いつつ参加者同士がコミュニケーションをとることができます。
キャンプだホイ
キャンプファイヤーのど定番の歌で、歌っているとだんだん気持ちものってくる1曲です。
「ホイ」のところで元気よく腕を上に突き上げて「ホイホイホイ」のところで一緒に3回手拍子をすれば体もあたたまり、さらに中盤に向けてモチベーションがいい状態になります。
キャンプファイヤーの中盤におすすめの歌
火が大きくなってきた中盤では、体も動かせる曲を中心に歌い、盛り上がってきたら歌に合わせてフォークダンスの要領でキャンプファイヤーの周りをぐるぐると参加者全員でまわって楽しみます。
幸せなら手を叩こう
小さな子供でもできる遊びで、その名の通り、キャンプファイヤーをして幸せだったら
手を叩いたり、足をならしたりしましょう。
たまに隣同士で手を叩きあって仲を深めたりしましょう。
マカレナ
みんなでキャンプファイヤーを囲んで円になった状態から踊り始めましょう。
途中で間違っても気にせず楽しくダイナミックに踊るのが楽しむコツです。
慣れてきたら振り付けを少し変えてみてもいいかもしれません。
ビスタ
元々ガールスカウトがキャンプファイヤーを盛り上げるための定番の歌として動作付きで踊っていたもので、歌詞の詳細は不明です。
海外では「ビスタ」は「蚤」という意味らしく、あのシュールな振付は、蚤や蚊などを払う動作だとも言われています。
最初にリーダーの1人が火に向かって歌い、残った全員が輪唱して盛り上げます。
不明な部分が多いですが、なぜか歌って踊ってしまいたくなる中毒性がある歌です。
マイムマイム
隣の人と手をつないでみんなで輪になり、「マイム」の掛け声とともに両手を掲げながら中心に集まって楽しみます。
「マイムマイム」は開拓地で水を掘り当てたときに人々が喜ぶ様子を歌った曲なので、「マイム×4」というときは元気よく笑顔で歌うのがこの歌を楽しむポイントです。
途中からスピードを早めてみても楽しいです。
ジェンカ
振り付け自体は簡単な、グループの結束力が試される遊びです。
3つぐらいのグループにわかれて、キャンプファイヤーの周りを円を描くように周りながら進み、前のグループの肩にタッチ出来たら勝ちです。
あまり無理をするとバランスを崩して危ないので、火から少し離れたところで円を描くようしましょう。
キャンプファイヤーの終盤におすすめの歌
たくさん体を動かし疲れてきた頃には、キャンプファイヤーの火も小さくなって終わりに近づいてきています。
最後は火を囲みながら腰をおろして、ゆっくりとした歌やバラードなどで締めくくりましょう。
歌が思いつかなければ、今日の一日の振り返りなどをしてみても良いと思います。
遠き山に日は落ちて
キャンプファイヤーの終わりにふさわしい歌詞が心にしみる、締めくくりの歌の定番です。
歌っている途中に今日一日をを思い出しながら、明日に向けて体を休める準備をしましょう。
まとめ
グループのキャンプで音楽を流す場合は、自分の趣味だけに走らずに、雰囲気やメンバー全体に合わせた曲選びが重要ですが、個人で曲やジャンル、アーティストの好き嫌いもあるので、絶対に正解や間違いと言い切れる選曲はありません。
大事なことは音楽を聴くことによって、みんながいい雰囲気になることだったり、自分のモチベーションが上がって、キャンプが楽しくなることです。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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