今回は川や湖で楽しめるアウトドアスポーツをご紹介します。
聞いたことはあるけれど、どこで、どうやって楽しむかわからないものをご説明していきましょう。
ちまたで大人気の新しいアウトドアスポーツ、キャニオニング・シャワークライミングやバッククラフトの情報も紹介しますのでお楽しみに!!
カヌー・カヤック
カヤックは広い意味ではカヌーの中に含まれるアウトドアスポーツです。
「カヌー」はオープンデッキ型、「カヤック」は基本的にクローズドデッキ型です。
まず、カヌーについてお伝えしましょう。
カヌーとは、パドル(櫂)で漕ぐ小さな舟のことをいいます。
各地で太古のカヌーが発見されていますが、ネイティブ・アメリカンが使っていたカヌーは丸太をくりぬいた丸木舟で、数十人が一度に乗れ、鮭や鱒の漁に使ったようです。
エスキモーやイヌイットが使ったカヤックは、獣の骨や木材の骨組みに獣皮を張ったもので、カナディアン・カヌーは木材の骨組みに樹皮を張る構造でした。
パドル(櫂)もカヌーとカヤックでは違います。
カヌーは、片方のバドルにだけに水を漕ぐブレード(はね)がついていますが、カヤックは、左右ともにブレードがついています。
カヤックはアリューシャン諸島のエスキモーが海で使用していたものから発展しました。
波をかぶっても船内に水が入らないように、狭いコクピットに座り、下半身を船内に潜り込ませます。
カヌーやカヤックの人気スポットは川なら北海道・釧路湿原、高知県・四万十川、沖縄県・西表島などが、湖なら北海道・屈斜路湖、群馬県・ならまた湖、長野県・野尻湖、白樺湖、滋賀県・琵琶湖などが絶好の場所です。
バンジージャンプ
バンジーとはゴムひものことです。
バンジージャンプは元来、成人の通過儀礼としてツタを足に巻いて高所からジャンプをしていたもので、そのツタをバンジーにして遊びにしました。
ゴムヒモを使うのでジャンプ後はしばらくビヨーンと伸びたり縮んだりを繰り返し、空中を漂います。
常設のバンジージャンプは遊園地や渓谷などにあり、よみうりランド 22m、マザー牧場 21m、鷲羽山ハイランド 30m、南知多グリーンバレイ 20mなどがあります。
ちなみに世界一のバンジージャンプ場は中国にあるマカオタワー(中華人民共和国)です。
なんと、高さ338mのタワーのうち、233mの高さから飛び降ります。
キャニオニング・シャワークライミング
キャニオンは渓谷の意味ですね。
大自然を満喫しながら渓谷を下ったり(キャニオニング)、水しぶきにかかりながら(シャワー)登って行く(クライミング)といったところでしょうか?
そうなんです、キャニオニング・シャワークライミングは渓谷を上ったり下ったり、まさに自由度が高いアウトドアスポーツです。
元々は二つのスポーツ、すなわちキャニオニングとシャワークライミングという別のスポーツだったのですが、最近では二つを合体させたキャニオニング・シャワークライミングが日本のあちこちで開催されています。
ここで、今一度キャニオニングとシャワークライミングを定義づけてみます。
キャニオニングはある地点までトレッキングなど移動をしてから、渓流を下り(降りる)ます。
ウォータースライダーや滝つぼや水たまりなどを楽しんだりします。
大人も子どもも楽しめるアウトドアスポーツです。
下にキャニオニングの画像を載せておきましょう。
キャニオニング
シャワークライミングは逆に沢の水を浴びながら、上へと上がっていきます。
シャワークライミング
一方でシャワークライミングは急流をロープなどを使って登ります。
渓流の流れに逆らって進むので、キャニオニングに比べて相当体力が必要ですね。
二つとも、新しいリバースポーツで、爽快感と冒険心を心行くまで堪能させてくれます。
キャニオニングとシャワークライミングはどちらも西洋が発祥地で夏にぴったりのスポーツです。
最近では、2つを融合させているツアープランをよく見かけます。
登りはシャワークライミングで、降りはキャニオニングでといった具合に、奥多摩・長良川・祖谷渓・滑床渓谷・四万十川・鬼怒川などで楽しむことができます。
ウエットスーツ、ヘルメット、ライフジャケット、専用のリバーシューズを装着します。
(すべてレンタルできます)ツアーなら同行ガイドが、アドバイスをしてくれるので、初心者でも安心して楽しめます。
ちなみに料金をお知らせすると、場所によって多少の違いはあるとしても、
- レンタルのウェットスーツ
- ウェットジャケット(タッパー)
- スライダーパンツ
- ウェットブーツ(キャニオニング用)
- PFD(ライフジャケット)
- ヘルメット(急流用)
- 保険
などを含んで、
半日コース:高校生以上7,000円・小中学生4,000円
1日コース昼食付:高校生以上11,000~13,000円です。
期間はだいたい6~10月までの営業が多いです。
パックラフト
今、ちまたで密かに人気が出ている川のスポーツはアラスカ発祥のバッククラフトです。
携帯可能な軽い(2~3㎏)1人乗りのボートで、急流を下ることができ、持ち運びにも便利です。
たとえば、山でトレッキングしながら、ボートで川を下るといった組み合わせが可能です。
形はカヌーに似ていて、空気を入れて膨らませます。
収容量が思ったより高く、バックパックを入れたり、自転車さへも運ぶこともできるんです。
空気を抜いて折りたためばバックパックの中にも入るほどの小ささです。
膨らませたまま背負うことも可能です。
流れの激しい場所やボートで進めない場所では、背負って歩く方法を取ることもできます。
緩急がある四万十川でバッククラフトをすればどんなに楽しいことでしょう。
ダッキー
ダッキーは、非常に硬いチューブでできた細長いゴムボートで、一人用と二人用があります。
ダブルブレードパドルで漕ぐダッキーが多く、シングルブレードパドルもあります。
安定性が高いので、難易度が高い川を比較的容易に移動することができます。
海用のものはダッキーとは呼びません。
自分の力で漕ぎながら急流を下るので、爽快感を味わえます。
まとめ
大自然の中で遊ぶとき、読者の皆さんは何を一番重視しますか?
筆者は「~しなければならない」感覚からの解放が優先順位のトップに来ます。
そのためキャンプならソロが好きで、今回ご紹介した自由度の高いバッククラフトにも大きな魅力を感じます。
みなさんはいかがですか?
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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