ツーリングをしてキャンプを楽しむ、いわゆる「キャンツー」が多くのバイカーやキャンパーたちに人気です。
移動手段が基本的にバイクになるので、ソロキャンプがメインになりますが、グループでツーリングをすれば複数人でキャンプを楽しむことができます。
ここでは、ツーリング兼ソロキャンプを行う準備やおすすめ品などを解説していきます。
キャンプツーリングとは?
キャンプツーリングとは冒頭にもあったように、ツーリングとキャンプをセットで楽しむものです。
移動手段は基本バイクになるため、通常で行うキャンプとは準備が異なります。
また車での移動とは違い、収納方法やスペースも限られているため、手間や注意点も普段以上に必要となります。
ですが、キャンプそのものがコンパクトに収まる、普段に比べより自然を感じることができる、バイクとキャンプを同時に楽しめるなど、キャンプツーリングならではの魅力やメリットも豊富です。
ソロキャンプツーリングのポイント
キャンプに必要となる各種アイテムに加え、ツーリングに必要な準備や、キャンプアイテムを収納する道具などが必要です。
さらに冬キャンプの場合であれば、通常キャンプに使う暖房器具に加え、ツーリング中の寒さ対策も必要です。
バイクパッキング
バイクパッキングとは、専用のバックを用いてツーリングを楽しむスタイルのことであり、キャンプツーリングにおいては、専用のバックにキャンプに必要なアイテムを詰め込んでそれを積載するスタイルが主にバイクパッキングとされています。
大きめのキャリアやバックをバイクの収納スペースの代わりとして積載するため、キャンプの規模やツーリングスタイルに合わせることも可能です。
ホムセン箱も活用
ホムセン箱とは、その名の通り「ホームセンターで販売されている箱」のことです。
樹脂製で安定感もあり、また収納スペースも広いため、バイクへの積載にも適しており、ツーリング及びキャンプツーリングでも便利な収納ケースです。
パッキングで使用するバックやキャリアとは異なり、箱自体が樹脂製のため、雨や風にも強い点もキャンプツーリングで使用する大きなメリットといえるでしょう。
ホムセン箱のメリット |
・バックやキャリーに比べ価格が安い ・基本フラットな形状のため積載しやすい ・取り付けや取り外しが簡単 ・バイク以外にも使える |
アイテムはコンパクトなサイズを
ここまででもあったように、キャンプツーリングは基本的にバイクが移動手段となるため、車とは違い収納スペースが限られています。
上記にあるようなホムセン箱や専用のバックを使ったとしても収納力には限界があるため、キャンプやツーリングで使用するアイテムを、いかに小さくし少量にするかがポイントといえます。
ですが、必要最低限のアイテムがなければ、キャンプもツーリングも成立しないため、キャンプとツーリングに必要最低限のもの、自分にとって必要最低限のものをそれぞれ厳選し、荷物をコンパクトにまとめるように心がけましょう。
ソロキャンプツーリングでの必需品
ここからは、ソロキャンプツーリングでの必需品をそれぞれ解説していきます。
テント
テントはキャンプにおいての拠点ともいえる存在でもありキャンプの主役です。
コテージやバンガローを利用する際にテントは必要ありませんが、そうでない場合テントは必需品です。
軽量かつコンパクトなテントがツーリングキャンプでは好ましいですが、防水性や耐久性、冬であれば防寒性の高いものなど、必要最低限の機能や性能は確認しておきましょう。
モンベル ムーンライトテント
パーツも少なく設営もしやすいタイプですが、通気撥水加工が施された素材を使用しているため、雨風にも強い仕様になっています。
シェラフ・マット
こちらもテントと同様に折り畳み時が軽量でコンパクトなタイプが好ましいですが、時期に応じて気温に応じたものを選ぶのがポイントです。
シェラフのスペックは設定されている最低使用温度に直結するため、使用する時期に応じてシェラフに設定されている最低使用温度を確認しましょう。
マミータイプであれば折り畳み時もコンパクトで、また機能性にも優れたものが多く販売されています。
マットも同様にコンパクトなものが好ましいですが、マットは地面に設置させて使うことが前提であるため、クッション性が高く冷気を遮断してくるタイプがおすすめです。
ナンガ シュラフ 600STD
ダウンの保温性能を活かす「ボックスキルト構造」と呼ばれるものが採用されており、オールシーズン対応でありながらも、冬場も暖かく夜を過ごすことができます。
エアーマット キャンピングマット
空気が入っていない状態はコンパクトに収まりバイクへの積載もしやすいですし、また使用時は分厚く膨らむのでクッション性も高く快適に使用できます。
焚き火台
焚き火台は調理コンロ、暖房器具と併用して使えるため、コンパクトに納めたいツーリングキャンプに最適です。
また、組み立て式や、折り畳み式のものも多く販売されているので、少ない収納スペースで持ち運ぶことができます。
組み立て式の釜戸タイプの焚き火台もコンパクトで使いやすいです。
笑’s・コンパクト焚き火グリル B-6君
引用:sho’s- ONLINE SHOP
その名の通り、B-6サイズの超軽量ポケットサイズの焚き火台です。
収納サイズは約約181×122×18mm、展開時は約215×122×165mmで、重量は約500gと、数多くある焚火台の中でも特に軽量でコンパクトといえます。
小さいながらも耐久性は高く、上部に網や鉄板を設置すれば調理用コンロとして使えます。
食器類
食器類は何点かセットにまとまっているタイプや、鍋やフライパンと兼用で使えるタイプなどが使いやすくて運用しやすいです。
例えば、直火可能なカップであればお鍋と兼用で使え、またコップ、お皿、フォークなどがまとまっていれば収納スペースも余分にとらず持ち運びもしやすいです。
スノーピーク アルミパーソナルクッカーセット
収納時は1つにまとっているため荷物が少なくすみ、使用時は直火可なのでそのまま調理して、そのまま食事を楽しむことができます。
その他 必需品
上記で紹介したアイテムの他にも、準備しておきたいアイテムがいくつかあります。
スタイルや規模に応じて、必要最低限のものをチョイスしましょう。
DesertFox 折り畳み式 アウトドアチェア 超軽量
収納ケースに入れることで、チェアそのものがコンパクトに収まり、またパッキングもしやすいので、チェアを選ぶ際は収納時のサイズと付属ケースの有無に注目しましょう。
ランタン Black Diamond リモジ
例えば、小さくて機能がシンプルであっても、吊り下げフックひとつ付いているだけで、テント内全体を明るく照らすことができますし、また電池式であれば灯油やガスなどの燃料に余分に準備する必要がありません。
まとめ
ここまで、キャンプツーリングに関しての基本的な情報やポイント、必需品などを紹介しました。
キャンプツーリングは通常のキャンプとは違いツーリング要素も含まれるため、ここで紹介したアイテム以外でも、スタイルや状況に応じて便利で使えるものが増えます。
また、冬場のキャンプツーリングの場合は移動時における寒さ対策も必要となるので、防寒ウェアやカイロなどをしっかりと用意するようにしましょう。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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