エコノミークラス症候群って、たとえファーストクラスに乗っていてもかかってしまう人がいるって知っていましたか?
エコノミークラス症候群は最悪、死に至る深刻で怖い病気です。
ここではその症状・原因・予防・対策についてお伝えします。
エコノミークラス症候群の予防グッズもご紹介しますので、上手に利用して安全で楽しい旅にしてください。
Contents
エコノミークラス症候群とは
飛行機で旅行すると、長時間狭い座席にずっと座り続けなくてはなりませんね。
すると足の血行が悪くなり、静脈の中に血の塊ができ、それが歩行などをきっかけに足から肺に到着し、肺の動脈を塞いでしまいます。
これがエコノミー症候群です。

歩き始めたとたん、多くは二時間以内に急に呼吸困難やショックを起こし、最悪の事態になることがあるので、予防が肝心です。
エコノミークラス症候群は、下記の2つの症状が合わさった状態の呼び名です。
- 「深部静脈血栓症」
脚の静脈に血の塊である血栓ができる。 - 「肺血栓塞栓症」
血栓が肺の動脈に詰まる。
エコノミー症候群の原因
原因としては、航空機内などの乾燥した空気、低い気圧によって体内の水分が奪われやすくなり、血液の粘度が増すことがあげられます。
水分を充分にとらなかったり、アルコールやコーヒーなど利尿作用がある飲み物を多く摂取することで脱水症状を招いてしまい、血液がねばねばになってしまいます。
血栓ができることで起こる病気なので、過去に血栓ができたことがある人や遺伝的に血栓ができやすい体質の人、ピルなどの経口避妊薬を服用している女性、喫煙癖がある人などがエコノミークラス症候群になりやすいです。
エコノミークラス症候群の症状
エコノミークラス症候群の初期症状としては、息苦しい、胸が痛い、呼吸がしにくいといった症状があらわれます。
そのほかにも冷や汗をかいたり、動悸、体のだるさなどの自覚症状があります。
エコノミークラス症候群が重症化すると、呼吸することが困難になります。
肺動脈に血栓が詰まった場合は、全く血が流れなくなるため、失神したり、血圧が下がって生命に危険が及ぶ ショック状態に陥ることもあります。
エコノミー症候群予防のためにできることは?
まず、筆者が長年エコノミー症候群予防に行っている方法をお伝えしましょう。
使わなくなった古いスカーフをご用意ください。
対角線上の二隅を結んで座席のテーブルに引っ掛けるだけ!
これで簡単装着の足掛けの出来上がりです。
そんな恰好悪いことはできない!という向きには市販されているCOOWOO フットレストもスカーフと同じ原理で、足が楽になるトラベルグッズです。
- COOWOO フットレスト【改良版(黒)
そこに、足の裏かふくらはぎを乗せます。
驚くほど足のだるさやひざの痛みを防ぐのでお試しください。
アマゾンのコメント引用:
「海外への飛行機の移動に使いました。
口コミを見てお値段もお手頃なんで試してみたんですが、とても快適でした。
長さも簡単に調節でき、コンパクトなので手荷物にも入りやすく、何より12時間のフライトで足がまったく疲れなかったので大変、助かりました。
これからも旅行には必ず携帯したいとおもいます。」
- ドクターショール フライトソックス 男女兼用 Dr.Scholl(ドクターショール)
足首23hPa、ふくらはぎ19hPaの段階圧力を採用し、 男女・年齢を問わず手軽にはける、ひざ下ソックスタイプです。
コットン風のやわらかい素材で、抗菌防臭加工がほどこされ、男女兼用でM/Lの2サイズがあります。
アマゾンのコメント引用:
「履いていて暑くなく、窮屈でなく、キツすぎず、なのにしっかりむくみを抑えてくれました。
足のむくみに悩まされ、たくさん試してきましたが、この手の靴下に多い、生地が固くて動くとキシキシするとか、生地が分厚くて夏場は無理とか、強力すぎて1日履きつずけられない、等はなく、いい強さで、薄てで、目立たず、なのによく効きます。
多分また、買います。
本当に買って良かった。
足のサイズ、23.5センチ、普通体型、足も太くも細くもないです。
以下、エコノミークラス症候群を予防するポイントをまとめてみます。
- 時々、立ち上がって軽い体操やストレッチをしたり、かかとの上げ下ろし運動をしたり、ふくらはぎを軽くもんだりする。
そのためには、通路側の席に座る方が賢明です。 - こまめに水分を取る (水よりイオン水・スポーツ飲料の方が良いことが証明されています)
- アルコール、コーヒーを控える(利尿作用があるため、脱水状態を招きます)
- ゆとりのある服装で、ベルトをきつく締めない
- 眠るときは足をあげる (上記でご紹介したスカーフ利用やCOOWOOなどを利用するのも一案です)
- 弾性ソックス、弾性ストッキングを着用する
万一エコノミー症候群になってしまった時の対処方法
エコノミークラス症候群の治療について重症の場合は、すぐに救急車を呼んでください。
呼吸困難や失神などの症状があらわれたら、自分自身が発症した場合はもちろんですが、周りの人が発症した場合も、素早く対応できるようにしてください。

エコノミークラス症候群の治療法
エコノミークラス症候群の治療には、『血栓を溶かす薬を投与』する方法と、血栓の度合いによっては『手術で直接取り除く 』方法があります。
軽い初期症状の場合、血栓が大きくなるのを防ぎ、血液が固まらないようにする薬を用いて、経過観察をおこなうケースもあります。
肺は比較的血栓が溶けやすいため、順調に経過すれば、1週間ほどで血栓が自然に溶けてきます。
このような薬物による血栓溶解療法や抗凝固療法カテーテル、手術などによる血栓除去が行われます。
まとめ
以上、知っているようで意外と知らないエコノミークラス症候群についてお伝えしました。
エコノミークラス症候群は、飛行機に乗った時だけでなく、避難生活やバス・電車、長時間のデスクワーク、長距離運転でもかかりやすい病気です。
血栓ができ、それが体の中心部の血管をふさぐと、呼吸困難や失神、心停止など命にかかわる症状があらわれることもあります。
筆者の元同僚のお母さんがドイツに旅行に行かれ、飛行機を降りた直後にこの病気にかかり、亡くなられたので、人一倍気を付けています。
この記事でご紹介した古スカーフを利用した方法などで是非、足のうっ血やエコノミ―クラス症候群を防いでくださいね。

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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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