キャンプの醍醐味の一つでもある「焚火」ですが、一通り道具をそろえたキャンプビギナーの方にぜひともお勧めしたいのが「焚火エプロン」。
焚火エプロンとは読んで字のごとく、焚火をする際にするエプロンのことです。
火の粉が飛んでも燃えにくいようにコットン100%の物が多く、焚火だけでなく設営時や撤収時にも役に立ちます。
この記事では、焚火エプロンと、焚火エプロンに合う「焚火をもっと楽しむ為のおしゃれギア」をご紹介いたします。
Contents
焚火にエプロンって必要なの?
エプロンというと料理をするときにするイメージが強いですが、その歴史は数千年前の古代エジプトまで遡ります。
その後、中世ヨーロッパで職人・労働者が着け始めて世界中に広がったといわれています。
歴史を紐解いてみると、焚火をするのに安全性を高めるために服を保護し、ポケットやループにギアをつるす実用性を求めるのは自然なことなのかもしれません。
昨今では様々なメーカーで焚火エプロン(アウトドアエプロンも含みます)を販売しており、どんな初心者であってもそのファッション性の高さから「こなれ感」が漂ってくるほど!
もちろん、使って損することはありませんので、初心者の皆さんには特におすすめです。
一気にベテランの雰囲気!焚火エプロンの魅力とは
キャンプに限らず、「機能美」を追求したものはかっこいいものです。
アウトドアの場となると、無駄のない効率的な機能を追求した、いわゆる「様の美」を感じられるギアはいつの時代も人気がありますね。
焚火エプロンにも、安全・安心・快適にキャンプをする為の工夫が詰め込まれています。
メリットを1つずつ具体的に見ていきましょう。
お気に入りの服が傷みにくい
冒頭でも触れたように、焚火をする際は火の粉が飛んでくることがあります。
広葉樹ならまだしも、針葉樹で焚き付けをする際にはすさまじい量の火の粉が飛ぶことも…
火の粉はナイロンやポリエステルといった化学繊維にとっては強敵です。
お気に入りのウェアに穴が開く程度ならまだしも、最悪のケースでは燃え広がって命を落とす可能性すらあるのです。
焚火エプロンは基本的にコットン100%素材で出来ているので、火の粉が飛んでも穴が開きづらくなっています。
京都市消防局の実験によると、ガスコンロの火の近くで使用した場合の数字が出ております。
(参考: 京都市消防局ホームページ)
ポリエステル100%の生地が火から10㎝の所で5秒で着火したのに対し、コットン100%の生地は火から3㎝の所でも着火するのに8秒かかったそうです。
このことからコットンの難燃性がうかがえますね。
汚れても気にしなくていい
焚火を実際にするとわかるのですが、薪を割ったり、火にくべたりと服が汚れるアクションが多いのです。
焚火を種火にして木炭に火をつけようとするものなら、黒く汚れてしまうリスクもあります。
キャンプ用の服装は、基本的に汚れてもいい様になっているものですが、中には高価なウェアもありますし、何よりキャンプ場では洗濯することもあまりありませんので、極力汚したくないという方もいらっしゃいますね。
過信は禁物ですが、焚火エプロンをしていれば、エプロンが汚れから守ってくれます。
焚火に限らず、設営撤去時のペグの汚れなどからもウェアを守ってくれるので一石二鳥です。
使い勝手向上
焚火エプロンには、たいてい大型のポケットやループがついています。
焚火の3台グッズと言えば、火ばさみ、火吹き棒、着火装置(ファイアスターターやライターなど)ですが、それらをしまっておいたり、ぶら下げたりするのに重宝します。
とくに伸縮式の火吹き棒や、SOTOのフィールドガストーチなどの小さいものはどっかに言ってしまいがちですので、しっかりとポケットにしまっておけるだけの収納があるのはありがたいですね。
ちなみに、設営撤去時はペグを入れ、ハンマーをぶら下げるのに活用できます。
焚火エプロンと一緒に使いたい!オススメ焚火ギア
さて、焚火エプロンだけつけてかっこいい雰囲気を出していても、周りのギアがダサかったら致命的です。
この項では、焚火エプロンと一緒に使って、さらなるこなれ感を狙えるような素敵な焚火ギアをご紹介いたします。
薪割りグッズ
ハスクバーナ/キャンプ用斧
(出展:ハスクバーナ公式ホームページ)
ヘッドの重量が500gと扱いやすく、しっかりと砥いであればフェザースティックも作れる万能選手です。
エッジカバーを付ければベルトにも取り付けられますが、カバーをしてエプロンのループからぶら下げるのもかっこいいですね。
ファイヤーサイド/キンドリングクラッカー
(出展:ファイヤーサイド公式ホームページ)
節があって斧ではなかなか割れない薪でも難なく割ることが出来ます。
使い方は、上のリングに薪をセットして、ハンマーなどでたたき込むだけ。
折り畳みもできませんし、切り株などの台に固定して使用するので持ち運びに難がありますが、持っている人は少ないためキャンプ場で目立つこと間違いなし。
火吹き棒
火吹き棒は焚火をする際のマストアイテムと言っても過言ではありません。
これがないと着火の際にうまく酸素が送れませんし、火が落ち着いた時に、再度燃やすパワーを出すためにも必要です。
折り畳み式でコンパクトなものから、竹で出来ているものまで意外と様々な種類がありますが、その中から「こなれ感」が演出できるような火吹き棒をご紹介いたします。
ファイヤーサイド/ファイヤーブラスター60
(出展:ファイヤーサイド公式ホームページ)
こちらもファイヤーサイドからの紹介です。
アルミ製の筒に、ブナ材を口元と中央部に使っておしゃれに仕上げています。
折り畳みこそできませんが、軽量な素材を使用しているので120gと驚きの軽さ!
ユージャック/火吹き棒 高品質304 ステンレス製 折りたたみ式
折りたたんだ本体のサイズは市販のボールペン程度の大きさで、重さはケースを含めてもたった30g!
また、ケースはベロア素材でできているのもポイントですね。
火ばさみ
火吹き棒と同じく、焚火には欠かせないのがこの火ばさみ。
火が上がっている中で薪の配置を変更したり、新たに薪を投入する際に安全に作業するために使用します。
最近では100円均一でもトングが売っているので、初心者の方の中にはとりあえず安いので、と済ませている方も多いのでは?
一度本物の火ばさみを使うと、あまりにも使いやすくて戻れなくなるほどですから、思い切って買い替えを検討してみてください。
スノーピーク/火ばさみ
(出展:スノーピーク公式ホームページ)
シンプルながらもこだわりを感じるあたり、スノーピークらしい逸品ですね。
軽量であり、先端もギザギザになっていますので女性にも扱いやすい上に、定価のお値段は税抜きでも2,000円いかないという超良心価格。
しっかり開くので手の小さな方には少々大きいかもしれませんが、耐熱グローブをしながら使うことも考えると、よく考えられたつくりになっていると言ってもいいでしょう。
まとめ
さて、ほかのギアに寄り道してしまいましたが、焚火エプロンの良さは伝わりましたでしょうか。
さすがに夏に焚火エプロンをして焚火するのはある苦しいですが、秋冬はちょっとした防寒にもなりますし、何より「こなれ感」の演出は馬鹿にできません。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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