結局何が必要なの?冬キャンプ道具を徹底網羅!

冬キャンプを挑戦するにあたって、色々とインターネットで調べて準備をする方も多いかと思います。
しかし、様々なサイトで様々な意見ややり方が氾濫していて、結局何がポイントなのかわからないなんてことも。
今回は、冬のキャンプに必要な道具のポイントを網羅し、知識だけは脱初心者を目指しましょう!

冬キャンプは荷物が多い!


まず、冬キャンプをする道具のポイントを語る前に、大前提としてお伝えしたいのが「冬キャンプはとにかく荷物が多い」という事です。
荷物が多いという事は、設営と撤収に時間がかかるのはもちろん、そもそも車に積載できるのか?という問題があります。

キャンプ用品は比較的に購入しやすいので、必要なものを調べてどんどん買っていったとしても、車に乗らなければ全く意味がありません。
逆に、車に乗るようにギアを買っていった結果、冬キャンプには臨めないラインナップという事も考えられます。

そこで最初に考えていただきたいのは、どんなスタイルで冬キャンプをしたいか、という事です。
初心者が手を出すものではありませんが、雪中キャンプをやってみようという事であればかなりの重装備が必要です。
反対に、太平洋側の温暖な地域で冬キャンプを楽しむという事であれば、そこまでの重装備でなくても済むという事もあります。

ここでは初心者向けとして、以下のシチュエーションで考えてみましょう。

キャンプ日は12月上旬、キャンプ場の気温は最高10℃、最低3℃の比較的温暖なエリアで、気候は晴れ、一泊二日の大人二人、子供一人のファミリーキャンプとします。
必要な与件として、車はソリオやパッソなどの乗用車、子供はチャイルドシートとさせていただきます。
 

初心者は要チェック、冬キャンプに必要な道具はこれ!


それでは設定した条件に沿って、必要な道具のポイントをまとめていきます。
条件に合ってないという方でも必ず参考になりますのでしっかりと目を通してくださいね!

冬キャンプの快適性はテントから

冬キャンプをするにあたってこだわりたい物の一つがテントです。
キャンプを始めるときに冬キャンプをするとは思ってもいない状態でテントを購入する方もいらっしゃるかと思いますが、それでもやり方によっては対応できる可能性もあるので諦めなくても大丈夫です。

冬キャンプにテントにまつわる問題としては2点、考えられます。

1つ目は、風が入ってきて寒いという事。
一般的に、冬も対応しているテントはテントの裾にスカートといわれる風を防ぐ機能があります。
スカートが無いと地面との隙間がどうしても出来てしまうので、
そこから隙間風が入り、テント内の気温が下がってしまうのです。

2つ目は、結露の問題です。
コップに冷たい水を入れると表面に水滴が出来るように、人間がテントの中で呼吸をしていると外気で冷えたテントの膜に触れて、テント内部で水滴になります。
その水滴が集まって荷物やシュラフを濡らしてしまう事もあるので、あらかじめ対策が出来るテントが必要です。

この2点に対応しているテントで代表的なものといえば、コールマンのコクーンや、ノルディスクのアスガルドなどです。
スカートがついていたり、ワンポールテントでフロアマットと一体型のテントであれば風の心配もありません。

社長
結露に対しては空気の循環で対策するか、透湿性に優れたコットン素材のテントを使用するのが良いでしょう。
夏用のテントを買ってしまった!という方は、サイズにもよりますが夏用のテントの中にもう1つ、寝る用のテントが張れるか検討してみてください。
冷気は空気の層でシャットアウトすることが出来ます。
テントの中にテントを張ることで大きな空気の層が守ってくれるので、ある程度の寒さなら対応が可能です。

UJack(ユージャック)のワンポールテントDesertシリーズは安くて高機能!これは買いです。

2021年3月30日

寒さ対策を考えたリビングスペースでの過ごし方

次に考えるのが、リビングの過ごし方についてです。
2ルームテントであれば寝室と一体になっているので完全にテント内となりますが、中型までのドーム型テントやワンポールテントであればタープを張ってその下で過ごすことになるでしょう。

注意する点は、こちらも2点です。
1つ目は当然ですが、寒さ対策。
2ルームタイプであってもタープ下であっても、何らかの対策を打たなければ朝晩の寒さは堪えます。
焚火をすればいいのですが、薪が調達できなかったら、焚火台が壊れたら、雨が降ったらと考えると、別案を用意しておくことが肝要です。

よくおススメされるのが石油ストーブですが、正直にいうとサイズ感や予備の灯油、輸送時のリスクを考えるとそこまでおススメとは言えません。
むしろお金をかけたいのは、高機能インナー&アウター、アウトドア用の暖かいブーツです。
身に着けるものであれば天候リスクや故障リスクはほとんどないので、そちらに投資しましょう。
とはいっても、着ていても動きづらくならないユニクロのウルトラライトダウンや、ワークマンのコットン製アウターであればそこまで高額ではないので最初に検討してみましょう。

2つ目は、寒くてテントにこもりがちになってしまうので、テント内で出来るアクティビティや時間つぶしを用意しておくことです。
アウトドアの醍醐味は自然の中で過ごす不自由さでもありますが、あまりに寒い場合はそうも言っていられません。

やまひつじ
たとえトランプをするだけでも、自宅でやるのとはまた違う趣がありますよ!

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2019年12月11日

冬キャンプの寒さ対策は食事の取り方も重要

冬キャンプにおいて、食事中にも体を暖めるのが必要不可欠です。
キャンプといえばBBQですが、炭ではなく焚火で調理して暖まりながら食事が出来るようにした方が効率的です。

焚火調理において必要なのは、網が乗せられる焚火台が必要不可欠です。
そして焚火を管理するための薪ばさみ、火吹き棒はマストです。
ファイヤースターターで着火するのもキャンプではいい思い出ですが、冬のキャンプは悠長なことも言ってられないので着火剤も忘れずに準備しましょう。
焚火の火を料理で使うので、出来れば天然由来の着火剤の方が安心ですね。
オススメは長く使えて使い勝手もいい弊社UJackのファイアグリルやスノーピークの焚火台です。

また、体の内側から暖めるという意味では鍋料理もお勧めですが、家族3人でお腹いっぱいになるような鍋は積載的にもかさ張って邪魔になる可能性もあるので、荷物に余裕がある場合だけにしましょう。
現地で野菜やお肉をカットするのではなく、自宅で仕込んでいくことも忘れずに。

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2021年1月18日

快適な睡眠のためにこだわりたい寝室

冬キャンプで最も危険なシーンが就寝のタイミングです。
人間は睡眠する際には活動が制限されるので、体温が下がりやすいと言われています。
日中は動いていたり、焚火で暖を取ったりと対策を打つことが出来ますが、就寝中はそうもいきません。
その場合、最もこだわりたいのが寝袋です。
寝袋には快適温度と限界温度の2つの記載がありますが、今回想定しているキャンプでは0℃を下回らない想定ですので、快適温度が0℃の寝袋であれば安心して寝ることが出来ます。
寝袋は季節・温度を考慮して適したものを選びましょう。

やまひつじ
オススメは弊社UJackの寝袋700G。
ダウンシェラフとフリース素材のインナーシェラフがセットになったオールシーズン対応の寝袋です。
夏でもインナーシェラフだけを使うことがで簡単に温度調節できる優れものです。

また、忘れてはならないのが底冷え対策
通常テントにはグランドシートを敷いているかと思いますが、それだけでは冬の底冷えは全く防げないと言っていいでしょう。
ラグや厚めのインフレーターマット、アルミシートを活用し、空気の層を地面との間に作ることによって底冷えを防ぎましょう。
もしくは地面から距離が出るコットスタイルえあれば底冷えの対策を取ることが出来ます。

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2020年12月12日

まとめ

冬キャンプで必要な対策について、一通り網羅しましたが、重要なのはイメージをすることです。
キャンプ場にチェックインして、どう設営するのか、何時ごろに終わって、食事の準備はどれくらいかかるのか、お風呂はどうするのか、朝は何時に起きて何を食べるかなど、事細かにイメージすることでそれぞれのシーンで起こりうるリスクを予測できます。
一方で、1度冬キャンプを経験すると、一気にキャンプが出来るタイミングが増えますし、澄んだ空気で飲む暖かいコーヒーや、夏では見られない満天の星空など、病みつきになる要素が盛りだくさん。

社長
ポイントだけきっちり押さえて、安心安全な楽しい冬キャンプに挑戦してみてください。

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2021年3月5日

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!