キャンプ場は自然豊かな場所に位置していることがお多く、時期や場所によっては熊と遭遇する可能性もあります。
そこで今回は、そんな熊と遭遇しないためにも注意してほしいことや、万が一の対処法、また熊以外で遭遇しやすい野性動物についてご紹介します。
Contents
キャンプ場で熊と遭遇することってある?
キャンプは、大自然に囲まれていますから、とても気持ちの良い時間を過ごすことができる、とてと魅力的なもの。
しかし山や森のなかでは、移動中も含めて動物にばったりと出くわすこともあるんですよね。
可愛らしい見た目で、ついつい近づきたくなると思いますが、実はそれが思わぬ事故へと繋がってしまうこともあるんです。
動物が危害を加える気がなかったとしても、こっちの知識不足で警戒させてしまい、逆に襲われてしまうことも。
キャンプ場で遭遇しやすい野性動物の種類について
熊
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まずキャンプ場で遭遇しやすく、日本にいる熊は北海道で主に生息している「ヒグマ」と本州以南で主に生息する「ツキノワグマ」の2種類です。
ヒグマは、大きな巨体であるものの、足も速くなんと時速50キロ以上ものスピードで走るのが特徴。
しかし実は用心深く臆病な性格なので、基本的には人を見つけると逃げてしまう習性があります。
とはいえ熊も生き物ですから、凶暴になることも。
それは、冬眠から覚めたばかりでお腹が空いているときや、いきなり人が出てきて驚かされたと感じるとき、また自分の餌や獲物だと認識したものを横取りされたとき、そしてうまく冬眠できずに食料探しに必死なときといった点です。
そのため、熊が冬眠から覚める春先でのキャンプや、親子熊には決して不用意には近づかないことが大切です!
サル
日本に主に生息しているのはニホンザルで、北海道と沖縄以外の地域にいます。
サルの場合は、表情が豊かですので、好き嫌いという感情は顔を見ているだけでも分かりますよね。
自分の感情に素直な性格ですから、基本的には臆病で人に近づいてくることはありませんが、なかには攻撃的なサルも。
観光地などで人に慣れているサルは、持っている食べ物を奪いにくることもあります。
イノシシ
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イノシシは日本で種類生息していますが、そのうちの1種類はリュウキュウイノシシと言い沖縄にのみ生息しています。
そのためよく見かけるのは、ニホンイノシシという種類のイノシシで、この種類は実はとても身体能力が高いんです。
時速40キロで走り垂直ジャンプで1m以上も跳ぶのだそう。
さらに泳ぎも得意なので、瀬戸内海を島から島へ泳いで渡るイノシシも目撃されています。
とはいえ、熊やサルと同じように臆病な性格なので、基本的には積極的に人に近づいてくることはありません。
しかし気づかずに至近距離でばったり遭遇してしまったときや、繁殖期で興奮しているとき、またイノシシが怪我をして自分の身を守ろうとしているときは、人間を敵とみなして襲ってくる場合がありますので、注意が必要です。
シカ
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シカは日本で生息しているのは、ニホンジカと呼ばれるもので、6種類ほどいますが、どの種類も臆病な性格です。
嗅覚と聴覚に優れているので、人の気配を感じたときは逃げることがほとんど。
しかしなかには人間に好奇心を持って近づいてくるシカもいます。
一番野生のシカで多いのは、道路に突然飛び出してきて車と衝突するという事故。
そのため、キャンプ場へと向かう山道でシカが出没しそうなところでは、スピードをおさえて周りをよく確認することが大切です!
キツネ
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キツネは、とても可愛らしい見た目ですから、ついつい近づきたくなってしまいますが、実は身体能力も知識も高いので、相手によっては狩りの方法を変えることもあるんです。
性格自体は温和で従順、好奇心も強いですから人やキツネ以外の動物とも仲良くなることもよくあります。
ですが、注意してほしいのがキツネによくいる「エキノコックス」という寄生虫。
これは手や水などを介して口から入ることでヒトにも感染し、気づいたときにはすでに重篤な状態になっていることもあるほど危険な寄生虫なんです!
ですから、キツネが多く生息している北海道だけでなく、本州でも注意する必要があります。
キャンプ場で熊と遭遇しないためには?
管理キャンプ場は、基本的には安心ですが、それでも遭遇する可能性はゼロとはいえませんから、注意をしておくことが大切です。
熊でなくとも、野犬や蛇、蜂や変な虫などがいないとは限りませんし、屋外で過ごす以上、周囲の変化に気を配ることはとても大切なことです。
キャンプ場で熊や危険な動物と遭遇しないためにも、注意しておくと良いことをいくつか挙げてみました。
1.臭いに敏感になること
まず気を付けてほしいのが、臭いです。
野性動物が近くにいると、必ずといって良いほど強烈な臭いがするんです!
動物と遭遇するときは、決まって臭いで気がつくことも。
どんな臭いかというと、動物園のような臭いです。
野性動物の場合は、それ以上に強くした臭いになりますから、かなり遠くでも臭う場合が多いんですね。
臭いがしたときは、付近に気を配るのをおすすめします。
2.変な音を聞いたときは注意する
次は、変な音を聞いたときです。
動物の鳴き声は普段あまり聞くことがありませんが、薪の中で草を踏みつける音であったり、蜂などが跳ぶ音、また地を這うような音が聞こえたときは、近くに動物がいる場合が多いので、注意しましょう!
3.気配を察知すること
自分で気が付いていないだけかもしれませんが、周囲に季を配っている人は何かしらの気配を察知することが多いです。
なかには、全く見えないはずの足元がなぜか気になり、見てみるとムカデがいたり、蛇が足元を通りすぎて行ったという経験をしたことがある人もいます。
これは誰でも気配を察知することができる本能的なものだと思いますので、自分の直感を信じましょう!
それでも熊に遭遇してしまったときは?
いくら対策を心掛けていても、やはり遭遇してしまうこともあります。
ではそんなときはどうすれば良いのか、ということですが、環境省が推奨している対処法は以下の通りです。
遠くにいる熊に気づいたときは、慌てずに落ち着いてその場から離れること
熊を驚かせるような大声を出したり、フラッシュをたいたりしないこと
近くに熊がいたときは熊に背をむけず、落ち着いてゆっくりと熊を見ながら後づさりしながらその場を離れること
至近距離で遭遇したときは、急な動作に驚いて襲ってくる場合があるため、慌てず冷静に熊がその場を去ってから離れるようにすること
もし襲われたときは両手で頭をガードすること
食料などを持っている場合は、荷物をその場に置くこと
上記の対処法はもちろんですが、もし目が合うほどの至近距離で熊に遭遇したときは、熊から視線を外さずに、睨み付けたままゆっくりと後退しましょう。
ほとんどの場合は、熊の保から逃げていくのだそうです。
また手を上げて自分を大きく見せることも有効ですし、熊は下り坂が苦手なので、山へと登っていくのではなく下っていくようにしましょう。
まとめ
今回はキャンプ場で熊が遭遇したときの対処法や、キャンプ場で遭遇しやすい野性動物についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
キャンプ場は基本的に管理されていますので、熊と遭遇する可能性は極めて低いですが、過去に熊が現れたという事件もあります。
キャンプ場は自然豊かな場所の山奥に位置することも多いですから、決して熊と遭遇する可能性はゼロではありませんよね。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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