キャンパーの間で注目されているスウェーデントーチ!
キャンプに焚き火が欠かせないキャンパーにとってメリットがたくさんあるのをご存知ですか?
今回はスウェーデンの魅力をたっぷりと紹介します。
使い方や注意点についても解説しますのでぜひ参考にしてくださいね。
Contents
キャンプで話題のスウェーデントーチとは?
スウェーデントーチは、名前からもわかるように元々はスウェーデンで々かがり火として使用されていました。
トーチと名がつくので、オリンピック聖火リレーでランナーが手に持っているトーチを思い浮かべる方も多いのでは?
確かにトーチにはたいまつという意味もありますが、スウェーデントーチは丸太に切り込みを入れたものです。
この時点で「ん?なんかイメージしていたのと違うな」と思う方もいるかもしれませんね。
丸太に切り込みを入れただけのシンプルなものですが、実はメリットがたくさんあるんです!
スウェーデントーチのメリット
スウェーデントーチは30cm前後の丸太に切り込みを入れ、そのまま使用します。
通常は丸太を割って薪にしますが、丸ごと使用することで薪割りも薪を火にくべる手間もかかりません。
最初に着火さえできれば、丸太が燃え尽きるまで手を加えずに済むので手軽です。
焚き火同様に暖を取ることもできますし、丸太の形がしっかり残っている間は上に鍋やフライパンを乗せてキャンプ飯を作ることもできます。
薪を使った焚き火は風が強いと薪が飛散する可能性がありますが、スウェーデントーチは丸太ごと燃やすので薪が飛散することもなく火に強いので安心!
スウェーデントーチの作り方
スウェーデントーチは丸太にチェーンソーで切り込みを入れて作ります。
切り込みを入れるだけならノコギリでも大丈夫そうなイメージがありますよね。
しかし、スウェーデントーチはただ切込みを入れればいいというわけではなく、空気を取り込み火力を維持できるよう、切込みの間に隙間が必要です。
チェーンソーなら簡単にできますが、これをノコギリでやるのは難しいですし、かなり時間がかかります。
チェーンソーを使って丸太に切り込みを入れる際は、丸太が動かないよう根本を土で埋めるか、何か固定できるものを置くなど工夫しておくと安心です。
切り込みは下まで入れずに、下から10cm程度のところで止めておくことが大切です。
本数は用途に合わせて決めてください。
焚き火好きなキャンパーでもチェーンソーを持っている人は少ないはず。
また木を切り倒して使う場合、生木はしっかりと乾燥させる必要があります。
乾燥期間は数ヶ月~1年以上とされているため、自作は現実的ではありません。
スウェーデントーチ用の丸太は購入することもできます。
ネットでも販売されていますし、アウトドアショップや材木屋でも入手可能です。
神鍋白炭工房 スウェーデントーチ
材料:スギ・ヒノキなど(兵庫県産)
燃焼時間:約0.7~1時間
スウェーデントーチを極めたい、またはチェーンソーを持っているというなら自作のスウェーデントーチで楽しむのもいいかもしれませんね。
丸太の入手方法
スウェーデントーチをできるだけコストをかけずに自作してみたいなら、木工所や製作所、大工さんなど、木を加工している場所で廃材の丸太を分けてもらうという方法もあります。
ネットオークションサイトでも、時々激安で丸太を出品している人がいるのでチェックしてみるといいでしょう。
ただし切ってから間もない生木は、乾燥に時間がかかりますのでご注意を。
少し見た目が違い燃焼時間は短くなりますが、丸太の入手が難しくチェーンソーもないが自作してみたいというなら、角材と電動ドリルを使ってスウェーデントーチもどきを作ることもできます。
角材の中央に電動ドリルで穴を開けるだけなので、DIYで角材や電動ドリルを持っている人なら簡単に作れますよ。
ただし料理には不向きなので、暖を取る目的での使用をおすすめします。
スウェーデントーチの使い方
スウェーデントーチの切れ目に着火剤を詰めこんだら火を点けましょう。
着火剤がない場合は小枝や新聞紙を使ってもいいのですが、着火剤を使う方が簡単です。
火が点けば後は勝手に燃え続けるので、火加減の調節は必要ありません。
大抵は着火剤で火が点きますが、もしも点かない場合はスウェーデンの上に焚き付け用の細い薪を組み立て、焚き付けを燃やして引火させてください。
火は点いて燃えているがあまり勢いがないという場合は、火吹き棒で切れ目から空気を送って火力を上げましょう。
スウェーデントーチの消し方
スウェーデントーチは、丸太の太さによっても多少の違いはありますが、太いものですと2~3時間、細いものでは1時間前後で消えます。
火が消えても丸太は高温なので、温度が下がるまで触れないよう注意してください。
数時間そのままにしておけば冷めますが、すぐに消して撤収したいという場合は、水をかけて消してください。
ただし、水をかけると周囲が汚れますし、持ち運ぶときも服が汚れるので注意しましょう。
水をかければ燃え残った丸太は湿ってしまいますが、しっかりと乾燥させれば再度使用できます。
スウェーデントーチを使用する際の注意点
スウェーデントーチは、焚き火とは違うイメージを持たれがちですが、時間が経つと下まで燃え尽きるので直火禁止のキャンプ場では焚き火台を使ってください。
焚き火台は丸太の重さに耐えられる耐荷重の高いものをおすすめします。
丸太を乗せることを想定していないものは、途中で倒れる可能性があるので注意しましょう。
スウェーデントーチで料理するときの注意点
スウェーデントーチは、丸太の上にフライパンや鍋を乗せて料理もできます。
ただし上にものを乗せる場合は、丸太の形が残っていることが前提です。
燃えていくと形が崩れて不安定になるので、できるだけ早い段階で料理を開始してください。
また、上部が斜めだと不安定になるので、できるだけ平らなものを使いましょう。
スウェーデントーチは長時間の煮込み料理には不向きですので、短時間で調理できる料理に限られます。
スウェーデントーチの後片付け
スウェーデントーチは最後まで燃やせば燃えカスも少なく済みますが、切れ目を入れる長さが少ないと下部が燃え残ることがあります。
あえて燃え残りを作りプランターとして使うというアイデアも!
また、燃え残りを処分する場合はキャンプ場のルールに従って正しく処理してください。
燃え残りを捨てる場所を設けているキャンプ場なら廃棄場所に捨てても問題ありませんが、燃え残りが大きい場合は念の為キャンプ場スタッフに相談することをおすすめします。
キャンプ場によっては燃え残りを持ち帰るよう言われることもあります。
いずれにせよ片付ける際は焚き火台ごと持ち運ぶか、大きい缶やブリキのバケツを用意してその中に入れて持ち運ぶなり持ち帰るなりするといいでしょう。
まとめ
スウェーデントーチは、薪を使う焚き火と違い手間いらずなところが魅力です。
着火剤を使えば初心者でも簡単に着火できますし、途中も火の管理や薪をくべる手間もかかりません。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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