以前ご紹介した、「実用性も抜群!こなれ感を演出する「焚火エプロン」入門編」の応用編となります。
2020年のトレンドをカバーしながら、「ファッション」として焚火エプロンを見ていきましょう。
Contents
ファッションとしての焚火エプロン
入門編でも触れましたが、焚火エプロンはキャンプをする際、特に焚火をする際にはマストアイテムと言っていいほど機能性豊かなうえに、キャンプの「こなれ感」演出に一役買ってくれます。
しかし実際にキャンプ場で一目置かれるようなキャンパーさんは、この「こなれ感」を通り越して「おしゃれ感」を身にまとっているもの。
一体どんな風にしたらおしゃれ感を手に入れられるのでしょうか。
その答えは、「ファッションとしての焚火エプロン」にあります。
焚火エプロンはオプションアイテムであり、特にアウトドアウェアとのコーディネートを考えたりすることはありません。
だからこそ、焚火エプロンをコーディネートの一部としてファッションに落とし込んでいると、おしゃれ感が演出できるのです。
2020年の焚火エプロンのトレンドは?
さて、焚火エプロンのファッション性に触れたからには無視が出来ないのが「トレンド」です。
焚火エプロンと一口に言っても様々なタイプがあり、実は年ごとにおしゃれキャンパーが好むトレンド感が確かに存在しています。
流行りの色とちがって、誰かが決めているものではないので「今年のトレンドはこれ!」というものはありませんが、その時代のキャンプスタイルや、ともすればライフスタイルからも影響を受けていることが多い印象です。
焚火エプロンおしゃれスナップ
さて、おしゃれ感をまとったキャンパーになるべく、トレンドをつかんだ焚火エプロンと、合わせると効果的なアイテムを合わせて紹介して参ります。
必ずしもそのアイテムが良いという訳ではなく、合わせ方の考え方を参考としてください。
bbq_hamattemasu さん
1848年、GRIPSWANYは採掘者向けにバッファローの革でグローブを作ったところから始まりました。
非常に長い時間をかけて進化をしてきた同社のグローブは、アウトドアにうってつけという事で、今ではグローブを中心とした焚火キャンプウェアのカテゴリを牽引していく、個性あふれるブランドの地位を確立しています。
そんなGRIPSWANYのFIREPROOF APRON VESTをシンプルにグレーのTシャツと合わせています。
この焚火エプロンはトレンドをつかんだ多機能性があり、様々なキャンプギアを収納することが出来るため、収納しているキャンプギアですらコーディネートの一部としてもとらえることが出来ますね。
色々と飾り付けるのではなく、機能性を前面に押し出すことでカッコよさを演出する「用の美」を実践する代表的な焚火エプロンです。
COEN/デニムパッチワークカバーオールジャケット
(出展:COEN公式ECサイト)
インスタグラムの方は半そでシャツを着ていましたが、秋口などはこういったシャツ感覚で着られるカバーオールジャケットと合わせると、スタイリッシュな雰囲気にアウトドアの無骨さがマッチして、個性を主張しつつTPOをわきまえたスタイルが出来上がります。
MICOさん
60/40クロスを使用した商品に定評がある「grn_outdoor」の焚火系グッズを集めたラインである「HIASOBI CAMPER」からの1枚。
独自開発の生地を使用しており、コットンツイル素材にテフロン加工、難燃加工を施しており、完全に焚火のために誕生したエプロンです。
ポケットの数は必要最低限になっていますが、焚火を管理するグッズは一式入りそうです。
特徴的なのはカラーの切り替え。
肩紐の部分とお腹に当たる部分の箇所はカラーを切り替えており、形はシンプルながらも他の焚火エプロンにはないデザインになっています。
この方は女性らしくニットワンピースに焚火エプロンをしており、ガーリーとアウトドアテイストのコントラストが印象的です。
この焚火エプロンはそこまで無骨すぎるという訳でもありませんので、こういったガーリーな服にも合わせることが出来るあたり、女性におすすめです。
ユニクロ×エンジニアドガーメンツ/フリースコンビネーションジャケット
(出展:ユニクロ公式ホームページ)
もっと寒い時期や、男性にお勧めの合わせ方は、しっかりとしたフリースの上に合わせる方法。
フリースは暖かいのですが、焚火などの火の粉は天敵です。
焚火エプロンをしておくことで温まりながら火の粉を避けることが出来ますので一石二鳥。
エプロンのシルエットがすっきりしているので、厚めのトップスとバランスが取れていいですね。
mmf_tools さん
名古屋にあるアウトドアギアのセレクトショップ「マウンテンマウンテンファクトリー」(以下MMF)さんの投稿ですが、あまりにかっこよすぎるため、敢えてチョイスしました。
このエプロンはSuolo(スオーロ)というカバンなどのクリエイターさんが作るGRIZZLYエプロンをMMFが別注仕様として依頼したもの。
ぱっと見で分かるように、通常出回っている焚火エプロンとは一線を画すデザインとなっており、コーディネートによっては普段着にアウトドアテイストを取り入れるアイテムにもなるほどのおしゃれさ。
革のループが追加されており、ここにハンマーやペグをセットすることはもちろん、火吹き棒やファイヤースターター、斧やナイフなど余裕で入るほどのポケットの深さもあり、デザイン性だけでなく、機能性としても抜群です。
ワークマン/コットンキャンパー
(出展:ワークマン公式ホームページ)
エプロンだけで主張が強い場合は、アウターなどの主張は抑えつつも、無骨ながらすっきりとまとまるように合わせられるよう意識をしましょう。
ワークマンのアイテムは華美な飾りはありませんので、こういったアイテムに合わせるのはピッタリですし、何よりお手頃なので試しやすいというメリットがあります。
sonne.outdoors さん
こちらは新潟県南魚沼市にある「アウトドア雑貨のお店 ゾンネ」さんが紹介しているエプロンですが、前開き式の首掛けエプロンというちょっと変わった商品。
大きめの胸ポケットに、これまた大きめの左右のポケットがあり、ハンマーや火吹き棒を通すループこそついていないものの、大きな収納があるためものを入れて置く分には困りません。
エプロンと言いつつも、後ろもしっかりと布があり、エプロンとベストの間くらいのイメージの商品ですので、コーディネートしやすくなっています。
裾に向かって広がるようなパターンで、サイドの太ももに当たる部分も切りかけになっているので、少々女性らしいデザインでしょうか。
もちろん男性が来てもスタイリッシュに着こなせるとは思います。
チャムス/ボンディングフリースジップパーカー
(出展:チャムス公式ホームページ)
エプロン自体に個性があるものの、アウターでも遊び心をプラスしてより楽しい印象にするにはチャムスの得意な色遣いや柄が良い相性です。
癖が少ないのでタウンユースにも向いていますので、アウトドアとカジュアルの間にあるウェアと合わせると独自のスタイルが出来上がります。
まとめ
(出展:写真AC)
さて、ここまで「おしゃれ感」を演出するための焚火エプロンの活用法と、コーディネートについてご紹介して参りましたが、1つ注意があります。
それは、「焚火エプロン」やコーディネートに集中しすぎて、キャンプスタイルがカッコ悪くならないように、という事です。
コーディネートうんぬん以前に、キャンプをしに来ている以上TPOに応じた服装が求められます。
おしゃれは我慢と言いますが、それは街中の話であって、キャンプ場ではそういうわけにもいきません。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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