おしゃれは足元から…素敵キャンパーの足元事情2020

「おしゃれは足元から」という言葉を皆さんご存じでしょうか。
字面だけをとらえると、靴やパンツからおしゃれを始める事かと思いますが、そうではありません。
足元とは、その人の生活態度について言っているのです。
TPOに合わせた靴選び、靴の手入れの仕方、履き方脱ぎ方など、靴にまつわることを観ればその人の人となりがわかります。
キャンプシーンにおいて、地形、天候、季節、用途に応じた靴選びをしなければ、安心安全で楽しいキャンプが出来ませんね。
すなわち、キャンプサイトを華やかにおしゃれにまとめるよりも先に、ちゃんとした靴が必要なのです!
そこでこの記事では、昨今のキャンパーの足元事情と、おすすめのキャンプシューズについてまとめていきます。

インスタで発見!素敵キャンパーの足元は?


ご存じインスタグラムでは、♯キャンプシューズでキャンプシューズシーンを見ることが出来ます。
その中からトレンドをつかんでいる方を紹介していきます。

スマートさと無骨さが同居するレザーシューズ


キャンプシューズに必要な与件として、不安定な足元でもしっかりと踏み込める屈強さと、万が一足に何かが落ちても保護されるという安全さが挙げられます。
こちらの方はレザーのショートブーツでどちらの与件も満たしていますが、キャンプシューズの無骨さだけでなく、スタイリッシュさも兼ねていますね。
もともとこういった形のブーツはワークブーツと言って、労働者が作業をする際に履いていたもの。
作業をする際に道具が落ちたり、挟まれてもいいように作られていますので、まさにキャンプにうってつけという事です。
キャンプウェアは自然になじむような色遣いや、機能性重視のデザインですので、こういったシューズと相性が良く、合わせやすいのがメリットです。
反対に、テントから出入りする際の脱ぎ履きが少々面倒というデメリットもあります。

トレンドの最先端!楽さがウリのモックシューズ


こういった形状のシューズはモックシューズと呼ばれており、アウトドアにピッタリな機能を持っています。
最大の特長は、その履き心地。
ソールのクッション性を高くしており、適当なフィット感とゆとりを両立させており、履いていても疲れにくくなっています。
スリッポンタイプなので脱ぎ履きもしやすい為、テントの出入りが多いお子様連れのキャンパーさんにもぴったりですね。
アウトドアのテイストをタウンユースに取り入れるファッションの流行を受け、モックシューズも様々なタイプが出回っており、素材やカラー展開も豊富です。

アクティブユースの定番「スニーカー」と「ゴアテックス」


キャンプに限らず、アクティブに活動する際の定番と言えばスニーカーですね。
もともと走ることを念頭に作られているせいか、軽量でソールも厚く、疲れにくい為、キャンプにも最適。
とくに、こちらのナイキエアフォース1はゴアテックスが使われており、水にも強くなっています。
調理をしたり、食器を洗うときなど、水がかかってしまうシーンがいくつかありえますが、そういった場合でも靴の中まで濡れることがありません。
また、ゴアテックスは防水だけでなく透湿性も優れています。
キャンプのように長い時間靴を履き続けると、季節に限らず足から発散する湿気は少なからずあります。
そういった湿気は臭いの原因になってしまいますので、透湿性の高いシューズであれば安心ですね。

全天候対応のラバーシューズ


キャンプは常に晴れるとは限りません。
時には、天気予報で雨マークが出ていても欠航することがあるかと思います。
そんな時に重宝するのは、防水性ばっちりのラバー製シューズ。
ただの長靴ではなく、普段使いなどでも履けるようにデザイン性が高いものであれば、雨が降っていなくても違和感なく履くことが出来ます。
デザイン性が高い分、普通の長靴と比べると性能面で劣る部分もありますが、雨が降る中で長時間活動するわけでなければこういったシューズでも十分です。

迷ったらこれを履こう!ベストバイなオススメキャンプシューズ


さて、おしゃれキャンパーの足元事情が分かったところで、オススメのキャンプシューズを具体的に紹介していきましょう。
それぞれがキャンパー達に愛用されており、入門用としてもリーズナブルなものを集めました。

ティンバーランド/メンズ キール リッジ ウォータープルーフ ハイカー


(出展:ティンバーランド公式ホームページ)
ティンバーランドは創業から約40年の老舗アウトドアシューズメーカーです。
公式サイトによると、「靴や洋服は、1日中身に着けていても快適に過ごせる一体感と、何年ももつ丈夫さを重視してデザインする」というこだわりを持っています。
こちらのシューズはまさにそのこだわりを体現した、アウトドアシューズの王道と言ってもいいでしょう。
撥水性のあるレザーに、自社の技術が詰め込まれたメンブレンを使用しているため、アウトドアだけでなくレインシューズとして普段使いが出来るほど安心感があります。
ラバーソールもグリップ力が高く、つま先もラバーで保護されているのでトレッキングにも使用できる万能選手です。
一方で、こういったヌバックのような生地はお手入れに少々手間がかかります。
汚れが付いたり、濡れたりした際は正しい方法でメンテナンスをしないと、せっかくのシューズが台無しになってしまいますのでご注意ください。

ワークマン/防水サファリシューズ


ここ数年でアウトドアアパレル業界に価格破壊のイノベーションを起こしたワークマン。
もともとは大工さんや左官屋さんなど、現場で働く方たちのために丈夫で使いやすいアパレル用品をリーズナブルに提供していました。
そういった現場の方のニーズはキャンパーのニーズとマッチしており、ネットを中心とた口コミが広まった結果、ワークマンにもデザイン性の高いアウトドア用のアパレルが作られるようになったのです。
この防水サファリシューズもキャンパー御用達。
人気があるので年を経るにつれて改良する中で、だんだんとアウトドアシーンを意識したデザインになってきました。
素材はほぼすべてゴムでできており、接地面から約7cmまで防水性があるため、水はけの悪いサイトでも靴の中や靴下が濡れてしまうのを避けることが出来ます。
驚きなのはお値段。
2020年10月時点で、公式ホームページでは1500円です。
キャンプに限らず、雨天時のお出かけや、水辺のレジャーにも使えるという事もあり、コストパフォーマンスが非常に高いのが人気の理由ですね。

KEEN/ジャスパー ツー ウォータープルーフ


(出展:Keen公式ホームページ)

Keenはアメリカ発のシューズブランドで、アウトドアを意識したプロダクトがキャンパーを中心に人気を博しています。
性能面や機能性は言わずもがなですのであえて割愛させていただき、ここではブランドの活動について触れたいと思います。
Keenは「環境に影響を与えない製品はない」という考えのもと、環境に負荷を極力与えないための取り組みを数多く行っています。
製品についていえば、撥水加工や防汚加工に使われる「加フッ素化合物」は自然界の分解が難しい為排除し、同等の性能基準を満たす素材を使っています。
企業としても、2003年の創立以来、1,800万ドル(約20億円)を、世界中のNPOなどに寄付してきたという実績もあり、企業の哲学や信念をしっかり持ち、プロダクトにストーリーを感じられますね。
自然を愛するキャンパーだからこそ、こういった企業に頑張ってもらいたいという気持ちと、環境負荷の少ない製品を使うという選択こそが、ある意味「真のキャンパー」ともいえるのだと思います。

まとめ


ここまでおしゃれキャンパー達が選ぶシューズと、初心者からベテランまで幅広く愛されているシューズについて紹介してまいりました。
冒頭でも触れたように、オシャレは足元からと言うように、良いキャンパーかどうかは足元からも判断されます。
極端な例でいうと、ヒールのある靴でキャンプに来るキャンパーは、良いキャンパーではありませんし、その理由はこのコラムをお読みの方に説明するまでもありません。

社長
しっかりと自分のキャンプシーンやTPOに合ったシューズを選んで、オシャレキャンプライフを楽しみましょう!


ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!