緊急事態宣言が5月31日まで延長され、6月にはキャンプできるかなと思っている方もいるのではないでしょうか?
6月は日も長くなり、気温もそれほど高くないのでキャンプにも楽しい季節です。
しかし気になるのが梅雨。
ただでさえ準備が多いキャンプなのに雨が降るとなると憂鬱ですよね。
でも心配ありません。
屋根付きの施設があるなど雨に強いキャンプ場を選び、火起こしや服装選びのコツをマスターすれば雨の日のキャンプも快適です。
Contents
梅雨にも強い「屋根つきキャンプ場」
梅雨時は雨が降ったりやんだりする天気が続きます。
特に山間部のキャンプ場では急な天候の変化はつきものです。
雨の日のキャンプでまず心配になることは、「テントの中が濡れないかな」などではないでしょうか?
テント泊が初めての人ほど不安が募ると思います。
梅雨時など、あらかじめ雨が降ると予測できそうな場合はコテージやキャビン、屋根付きバーベキュー場を借りれるキャンプ場を予約されることをおすすめします。
雨天時は屋根付きキャンプ場が便利!
雨天時も山の中でテント泊することは可能ですが、暴風雨の場合や小さなお子さんをお連れであったり体調不良が懸念される時は無理してテント泊を続行せず、コテージやキャビンに移動しましょう。
コテージやバンガローが使えるキャンプ場
コテージやバンガローでは冷蔵庫や簡易キッチンのほか、ベッドやテーブルなど家具が使えるところもあります。
テントを張れるオートキャンプ場があり、コテージやキャビンなど屋根付き施設も借りれるというのがポイントです。
この他にも雨に強く快適なキャンプ場は全国各地にたくさんありますので、参考にしてみてください。
【北海道】
【東北】
【関東】
【甲信越】
【東海】
【関西】
【中国・四国】
【九州・沖縄】
など。
梅雨時期に比較的過ごしやすいエリアとしては北海道や長野県などがおすすめ。
長野県は北海道の次に梅雨時期の雨量が少なく、東京と比べても5~7月の降水量が少ないのが特徴です。
エリアによっては朝晩の気温差が大きい場所もありますが、その分夜は涼しく快適です。
梅雨時期のキャンプ、雨が降っても火起こしはできるのか?
次にキャンプというと食事や暖取りの問題。
バーベキューやキャンプファイヤーなどの火起こしも一大イベントだと思います。
万が一ガスコンロやプロパンを忘れてしまった場合で器具も何も借りれなかったら火を起こすしかありません。
でも雨が降っていたら、火起こしはあきらめるべきなのか?
そんなことはありません。
梅雨時キャンプ、火起こしの準備と手順について
【準備物】
- ほぐした麻ひも(細めのもの)
- 杉などの針葉樹の葉&小枝
- 太めの枝
- リップクリーム(ワセリンでもよい)※着火剤を忘れた時の代わりになる
- コットンパフ
- 薪(直径5~10cm程度のもの)
※小枝は直径が3mm程度の極細のもの~1cm程度ものまでさまざまな太さのものを集めておきましょう。
細いものから順に敷き詰めていきます。
【下準備】
- 太めの枝や薪の表面の水気はしっかりと拭き、杉の葉などの針葉樹の葉や小枝もしっかりと水を切っておく
- 太めの枝や薪は「バトニング」といってナイフで皮を剥ぎ、「フェザー」(鳥の羽のように)薄くして着火しやすい状態にしておく
- かまど、もしくは掘った穴の中にほぐした麻ひもを敷く
- その上に杉の葉や直径3~5mm程度の小枝を敷く
- フェザーっぽくした太めの枝を敷き詰める
- その上に水を切った中枝(1cm以上のもの)を円錐状に重ねていく
- コットンパフにリップクリームやワセリンを包んで置き、組み立てた木の側において着火する
着火したら火起こし完了!
【ポイント】
- 火が付いたら、しばらく放っておく←ここが結構大事です。
雨天時は特に白煙が多く発生すると思いますが、これは中の水分が蒸発しているからです。
※枝を組み立てる際は、円錐状だけでなく、三角柱といって底面から枝を三角形に並べ、その上に順番に積んでいく方法もあります。
この際は最後上から蓋を閉めるように枝を重ねます。
蓋をすることで内側に熱をこもらせ、枝を乾かしながら燃やしていくのです。
梅雨時のキャンプ、レインウェア以外の服装のポイントとは?
梅雨時のキャンプは服装選びも重要です。
乾きやすさももちろんですが、濡れにくさ(防水性)も兼ね備えたいですね。
足元から防水性を高めるのがポイント
キャンプ場などアウトドア時は、足元の防水性が非常に重要になってきます。
上下の服は多少濡れても体力を温存することができますが、足元が濡れるとつま先から全身の冷えにつながりますし、濡れたまま靴や靴下を履き続けると蒸れて痒くなることもあります。
防水性や透湿性のある靴下を用意しよう!
靴はレインブーツや防水性の高い登山靴などを選ぶのが基本ですが、靴下の素材選びも大事です。
雨が靴の中に入り込んでも濡れにくく、また多少濡れたとしても蒸れにくいという、快適性の両方を兼ね備えた「ゴアテックス®︎」などがキャンパーの間でも知られています。
乾きやすい素材を選びましょう
キャンプ時は動きやすい服装としてTシャツやパーカー、ボトムス(タイツやハーフパンツなど)を着て行動すると思います。
速乾性では綿よりもポリエステルなど化学繊維がおすすめですが、火の粉がつくと燃えやすく服に穴が開いたり、燃えた生地が皮膚にくっついて重症のやけどを負う危険性もあります。
そこで当日の服装や着替えとして選ぶ際は、できるだけアウトドアメーカーの商品を選ぶことをおすすめします。
アウトドアメーカーでは上記のような事象を上手に計算して作られていることが多いからです。
濡れたら服はすぐに着替えましょう
服が濡れたらすぐに着替えるようにしましょう。
濡れた服を着続けることによって、気温が低い日は体温を奪われやすく、低体温症になる恐れもあります。
また思いのほか雨で濡れた服は汚く、湿気と体温により菌が発生しやすくなっています。
雨には大気中のチリやホコリなどが含まれていますし、特に夏場は菌が繁殖するには好条件に。
雨で濡れたままの服を着続けることは、衛生的にもよくないのです。
雨の日は濡れた服も外ではなかなか乾きません。
テント内に干すとテント内に湿気も溜まります。
濡れた着替えはビニール袋に詰めるなどして保管しておきましょう。
6月のキャンプ場は寒い?
梅雨の時期というと本州では大体6月~7月頃ですね。
この時期の気温は、山間部か平野部かでもだいぶ違いますし、エリアや天候などにもよるので一概には言えません。
高原では朝晩の気温差が大きく、平野部よりもかなり冷え込みを感じることがあります。
長袖・長ズボンは必需品ですが、就寝時は寝袋に加え、毛布やカイロなども用意しておくと安心です。
長袖・長ズボンを履く理由としては、寒さ対策の他に「肌の露出を抑える」ことがあげられます。
山林では蚊やブユなど虫刺されの可能性があります。
また木の枝や石ころなどがあたって擦り傷や切り傷を作ってしまうことも多いです。
どんなに暑くても長袖・長ズボンを履いて過ごしましょう。
まとめ
梅雨時や山間部の天気は、急に変わることが多く天候の変化に柔軟に対応していくことが大事です。
キャンプ場を予約する際に急な雨でもコテージや屋根付き施設を借りることができるかなどを確認しておくといいですね。
あとは服装選びも重要です。
キャンプだからといって片っ端からアイテムをそろえる必要はありませんが、ポイントを押さえて上手に選びましょう。
火起こしも可能であればぜひチャレンジしてみてください。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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