キャンプ場でやっておくべきヒル対策とは?【駆除・予防対策を徹底解明】

寒かった冬が過ぎ三寒四温を繰り返しながら春の到来を実感するようになる頃は、キャンプ場も賑わいを見せ始めます。
気温が20度を超えたあたりからは、人だけでなくヒルも活動をし始める季節です。
春から梅雨にかけてはヒルの最盛期ともいわれているので、キャンプ場ではヒル対策がかかせません。
ヒルはどこからともなくやってきては、肌にはり付き血を吸います。
1度はりつくと簡単には引き剥がせないので厄介ですし、免疫力が下がっている人や高齢者は日和見感染症にかかるリスクも。
自然豊かなキャンプ場では、ヒルがいる可能性が高いので注意しましょう。
キャンプ場で快適に過ごすためのヒル対策を紹介しますので参考にしてください。

キャンプ場で注意したいヤマビル


ヤマビルは東北から沖縄まで幅広い地域に生息しており、林間サイトのキャンプ場や登山などでは、毎年のように多くの人々がヒルの被害にあっています。
見た目にも気持ち悪い生き物ですが、顎歯と呼ばれる無数の細かい歯で皮膚を切り裂くようにして噛みつき吸血するのが特徴です。
考えただけでもゾッとしてしまいますよね!

ヤマビルは吸血する際にヒルジンという物質を分泌しますが、ヒルジンには血を固まりにくくする作用と麻酔のような作用があります。
知らない間にヒルに噛まれて、気づいたら血だらけでびっくり!というのも珍しくありません。
たっぷり血を吸って満足すれば自然に落ちますが、その間ヒルが付いているというのもいい気分ではないでしょう。
血だらけになるとびっくりしてしまいますが、ヒルジンを洗い流せば血は止まります。

やまひつじ
噛まれたあとは痒くなったり腫れたりするので、できれば噛まれたくないものですよね。
社長
さらに厄介なことにヒルには天敵がいないとされているので、噛まれないためには予防を徹底することが大切です。

ヤマビルに噛まれてしまったときの対処法


どんなに注意していても、いつの間にか忍び込み血を吸うのもヤマビルの厄介なところです。
ヤマビルに噛まれてしまったときの対処法を紹介しますので参考にしてください。

ヤマビルは引っ張ってもガッチリ噛み付いているのではがせませんが、ハッカ油入りのスプレーやヒルよけスプレーを吹きかけると簡単にはがせます。
傷口や周辺は血だらけになることもありますが、慌てず洗い流しましょう。

社長
傷口にはヒルジンが残っている可能性があるので、傷口からヒルジンを押し出すイメージで洗ってください。
血を洗い流してもすぐに止血しないことがありますので、この場合は絆創膏を貼って血が止まるのを待ちます。
噛まれたあとが痒い場合は、虫刺され薬を塗って対処してください。
個人差はあるものの、ヤマビルに噛まれると数ヶ月もの間痒みが残ることもあります。
そうならないためにも、噛まれないよう万全の対策を取っておきましょう。

ヤマビルに噛まれないための対策


ヤマビルは人以外にもキャンプ場周辺や山に生息している哺乳動物の血を吸います。
人や動物の呼気から出る二酸化炭素や熱や振動を感知して近づくと言われているので、歩いたり休憩したりしているだけでもヒルを引き寄せてしまうのです。
ヤマビルは湿気の多いところを好むので、日陰の草むらや登山道を歩くときは注意してください。
とはいえ、注意していてもいつの間にか忍び込み血を吸うのがヤマビルです。

ヤマビル対策は足元から!

ヤマビルは主に足元から忍び込みます。
ちょっとの隙間からでも忍び込んでくるので、靴とズボン・靴下に隙間を作らないことが大切です。
春先から夏にかけては暑いので半ズボンやスカートを履くこともありますよね。
しかし足がむき出しの状態ではヒルをおびき寄せているようなものです。
季節に関係なく、茂みや草むら、日陰が多い林間サイトのキャンプ場や山道に行くなら長ズボンを履きましょう。

さらに、ヤマビルは上から落ちてくることも!
トップスも長袖を着用して、首周りから入り込まれないようタオルやフェイスマスクカバーを付けておくといいでしょう。
ズボンの裾は靴下の中に入れるか、登山用スパッツを上から重ねて靴との隙間をガードするのもおすすめです。
このとき、ヒルよけスプレーを塗布しておくとヒル避け効果を高めることができます。

散策中や登山の休憩時にはザックを地面に置かない

登山でヤマビルの被害にあうケースとしては、休憩時にザックを地面に置きザックに残っている呼気に引き寄せられザックにヒルが付き、そのヒルが体に忍び込むというものです。
ザックにヤマビルが付いているのに気づかず背負ってしまえば、上半身にヒルが入り込み血を吸われてしまいます。
休憩時はザックを地面に置かないよう、木の枝などに吊るしておくといいでしょう。

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ヤマビル対策におすすめのスプレー

ヤマビル避けには、ヒルよけスプレーが効果的です。
持っておくと予防にもなりますし、万一噛まれたときもヒルにスプレーを吹きかければ簡単にはがれます。
おすすめ商品を紹介しますので参考にしてください。

ヒル下がりのジョニー

ヒル下がりのジョニーは成分に、発酵アルコール・ハッカオイル・食品添加物など自然環境で生分解するものだけを使用しています。
地肌へ直接スプレーはできませんが、服や靴、タオルやフェイスマスクカバーには直接スプレーできます。
口コミでも効果絶大と高評価です。
長時間行動するような場合は、スプレーを持っていくといいかもしれません。
詰替え用もあるので安心です。

イカリ消毒 ヤマビルファイター

虫除け効果を発揮するとして国内では50年以上、さらに世界中でも使用されているディートをマイクロカプセル化しています。
1度スプレーすれば忌避効果が2週間~3週間持続しますし、雨や水に濡れても効果が持続するのもポイントです。

靴やソックス、ズボンの裾や服にスプレーしておけば、ヤマビル避けになります。
スプレーを塗布したハンカチやタオルを足首に巻いておくとより効果的です。
ただしスプレー直後は濡れたようになるので、衣類にスプレーする場合は完全に乾いてから着用してください。

武内製薬 ハッカ油 消臭スプレー

ハッカ油はヒル避けにも効果があると言われています。
希釈済みなので手軽に使用できますし、虫除け効果以外にもアロマテラピー効果が期待できるのがポイントです。
スーッとした爽快感のあるハッカ油には、リラックス効果や暑い季節にはクールダウン効果も期待できるのでキャンプにもピッタリ!
ひとつ持っておくと幅広いシーンに活躍してくれそうです。

ヒルよけスプレーの作り方


ハッカ油を使って虫除けスプレーを手作りすることもできます。
キャンプ場に行くのが年に数回なら、市販のヒルよけスプレーでも十分でしょう。
しかし、毎週のように行く場合は、スプレーの消費も多くなります。
市販のヒルよけスプレーは効果的ですが、使用頻度が高いとその分費用がかかることに。
とはいヒルよけスプレーなしでは、ヒルに噛まれるリスクがあります。
そんなときはヒルよけスプレーを手作りしてはいかがですか?

材料と作り方

手作りヒルよけスプレーには、ハッカ油を使います。
ハッカ油はドラッグストアでも入手できるのでチェックしてみてください。
ハッカ油は原液のままでも使用できますが、肌につけるとヒリヒリするので無水エタノールと精製水で希釈するのがおすすめです。

【材料(50mlスプレー)】
・ハッカ油:2ml~3ml
・精製水:45ml
・無水エタノール:5ml

作り方は3種類をスプレー容器に入れるだけでOKです。
100ml容器なら2倍、150ml容器なら3倍と、容器に合わせて作れます。
容器に入れたらよく混ぜて使用してください。

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まとめ

春から夏にかけては、キャンプ場でヒルに噛まれることがあります。
最近は秋になっても気温が20度前後のになることも多いので、秋キャンプでもヒル対策をしておくと安心です。

社長
紹介した対策やヒルよけスプレーを使って、快適にキャンプを楽しんでくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!