最近、じわじわと人気が出ているのが軽トラックを改造してそこに寝泊まりする「軽トラキャンプ」というもの。
今回は軽トラキャンプの魅力と、あると便利なキットやキャリアなどをご紹介します。
Contents
軽トラでキャンプって何?
軽トラキャンプって聞いたことはありますか?
名前にもあるように軽トラックを用いるキャンプのことですが、軽トラの荷台は荷物を運ぶだけでなく幌やモバイルハウスなどのキットを設置して居住空間を作り、そこに寝泊まりするスタイルのキャンプです。
テントでもなく、キャンピングカーでもない軽トラの荷台を活用したこちらのスタイルは、キャンピングカーと比べると初期費用も安く低燃費。
そして軽自動車なので、細い道でも小回りがききやすい上に荷物もたくさん積み込めるので、現在各種メディアなどでも多く取り上げられている注目のキャンプスタイルです。
キャンピングカーでもなくただの車中泊でもない、軽トラの平台を寝室やリビングにするキャンプスタイルです。
テント泊と車中泊の中間のような感覚で、実は双方の良いとこどり。
一度ハマるとテントを持ち出さなくなるかも?
今回は魅力たっぷりの軽トラキャンプのリアルをお届けします。
軽トラキャンプのメリット
軽トラキャンプのメリットとしてはやはり費用が安いこと。
それ以外にもメリットがいくつかありますのでご紹介いたします。
1.費用が安くつく
軽トラキャンプで最大のメリットといえばやはりコレ!
軽トラ本体の価格はキャンピングカーやミニバンなどと比べると圧倒的に安いのです。
また維持費の面でも安く抑えることができます。
キャンピングカーのようなちょっとした居住空間や荷物を十分に積み込める車がほしいと思った方にはおすすめしたい軽トラです。
個性的
よく皆さんが思い浮かべる軽トラのイメージは、農家や植木屋さんの仕事をされている方がよく使われている、配達や回収車など業務用の車というイメージがあるかもしれません。
しかし、キャンプ仕様の軽トラは荷台が大きくアレンジされているので、幌付きの配達車でもなく、やはりキャンプやイベントなどの移動販売などで使えそうな、ちょっとおしゃれなイメージがあります。
またキャンプ=テントを張って泊まるといった従来のオーソドックスな概念を取り外して楽しむ超個性的なスタイルでもあるのです。
高床式の寝床
軽トラの荷台スペースは車種にもよるかもしれませんが、一般的なもので長さ1940mm、幅1410mmが標準仕様となっています。
荷台に簡易ベッドを置いても、身長170cmぐらいまでの大人なら足を伸ばして寝ることも可能です。
軽トラの荷台の床はフラットですし、地面から離れているため、テントのように底冷えすることもありません。
スペースを寝室にできれば、室内とアウトドアのいいとこどりで快適に過ごすことができそうです。
軽トラでキャンプする際の注意点
ここまででメリットをいろいろ知ると、一度軽トラでキャンプしてみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
軽トラキャンプで注意すること、まず一つ目は乗車定員は2名までということです。
荷台に幌やモバイルハウスを設置してもそこに人を載せて運転することはできません。
運転するときのスピードが期待できない
軽自動車は高速道路を走る時などに揺れを感じることもあり、軽トラでスピードを出し過ぎると移動中にストレスを感じてしまうこともあるようです。
移動をできるだけ効率よくしたい方や、せっかちな方には向いていないかもしれません。
専用の幌をつけて
軽トラ専用の「幌(ほろ)」というのが売られており、それを装着すれば手軽にテント代わりにできます。
よくある幌は3面を開閉することができ、夏場でも風通しや換気をよくして過ごすことができます。
また3面から荷物を積み下ろしできるので、設営や徹種もしやすいでしょう。
軽トラのルーフ活用!
軽トラのルーフ(天井)部分に「ハードカーゴ」といって、幌と自転車やサーフボードなど長尺物を安全に運べるような荷台が一度に設置できるような骨組みがあります。
それを付けるとさらに必要な荷物を車1台に積んで運ぶことができます。
日本独自の規格で作られた軽トラックに機能性とかっこよさをプラスし、多様なライフスタイルに合わせてカスタマイズしてみましょう。
軽トラキャンプにおすすめの軽トラキャンプアイテム
一般的な軽トラにDIYで小屋のようなものを作るというのも可能ですが、ここで紹介するようなアイテムを使えば、より簡単に軽トラキャンプを実現できそうです。
まだまだ馴染みが薄いイメージのある軽トラキャンプですが、すでに専門ショップやメーカーが登場しています。
幌(ほろ)スタイルと「Bug-truck(バグトラック)」
まず、軽トラの荷台に屋根を付けて一つの空間を作りたい時に手っ取り早いのが「幌(ほろ)」です。
荷台に取り付ける覆いのようなものですが、キャンパーだけでなくカーカスタムのアイテムとして注目されています。
ビジュアル面に変化を与えるだけでなく、オリジナル幌を取り付けることで、幌の中にベッドやテーブルを置くなど、設置する荷物やギアの種類が変わってくるのです。
またここで紹介するBug-truck(バグトラック)では、各軽トラメーカーの荷台サイズに合わせて作られたテントキットが購入できます。
ご自身のお好きなスタイルを選んで設置してみましょう。
HARD CARGO(ハードカーゴ)
先ほど少しご紹介した、軽トラのリーフや幌に荷物を積みやすいキャリアを多数取り揃えているブランドです。
大自然の中にでかけていくキャンプですから、テントなど宿泊グッズだけでなく、海ならサーフボードやカヤック、山ではマウンテンバイクや釣り道具など、長尺の荷物を積みやすくすることで、キャンプ自体の楽しみ方が変わってくるでしょう。
キャンパー注目!自分で組み立て可能なKトラハウス
最後に最もキャンピングカーに近いアイテムをご紹介しよう。
それがこちら!「Kトラハウス」です。
ショップにカスタム依頼をしなくても、このキットを購入してご自身でDIYすることができれば、軽トラとキャンピングカーの居住空間部分を組み合わせたような移動車を作ることができます。
キットはパーツパーツを組み合わせていくのですが、ペイントや壁紙などでオリジナルのカスタマイズをすることもできます。
Kトラハウス公式ページ
CAMP FIRE 日本初!自分で作る軽トラキャンピングカー「Kトラハウス」組立キット令和バージョン
ここが便利!Kトラハウスの魅力
Kトラハウスの内部のスペースは、長さ2m、幅1.3m、高さ1.7mです。
大人2人が横になるだけのスペースはあります。
キャンプだけでなく、自宅の駐車場に止めておくと子どもたちの秘密基地にもなりますし、万が一の災害時の避難シェルターになるなど、車中泊中のプライバシーを確保できるので安心です。
軽トラハウスのメリットや注意点
上記のメリットでも少し触れましたが、Kトラハウスを設置すると、ワゴン車のように乗車可能人数が増やせそうと思いがちですが、所詮軽トラックの荷台は貨物扱いですので、Kトラハウスの中に人がいる状態で運転することはできません。
また軽トラックの荷台の最大積載量(350kg)や、積み込む荷物の長さ、幅、高さというものがそれぞれ決まっていますので、軽トラハウスの中に積み込む家具や荷物などはその制限を超えない範囲で使う必要があります。
まとめ
軽トラキャンプと聞いて最初「何?」と思われた方も多いかもしれませんが、軽トラキャンプに欠かせない幌やハウスキットを見て知ることで、軽トラの荷台で寝泊まりするというイメージがつかめたかもしれません。
Youtubeやってます!
チャンネル登録ぜひよろしくお願いします!
佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!