昼と夜の寒暖差がある秋は、着込むと暑いし脱ぐと寒い…なかなか服装が決まらず困ってしまったという経験はありませんか?
秋はキャンプの服装に悩む時期でもあります。
秋キャンプにはどんな服装が適しているのかについて、役立つ情報や着こなし術をご紹介します。
Contents
秋キャンプの服装は「重ね着」がおすすめ
9月に入るとすっかり秋めいてきますが、まだまだ日中は日差しが強く暑い日もあります。
暑いと思って半袖でいると寒いのに着ると暑いので、着たり脱いだりを繰り返すことはありませんか?
まだ残暑が厳しいからと半袖だけでは、朝晩の冷え込みで風邪を引いてしまうことも。
寒いのは嫌だからと完全な秋仕様では、暑くて汗びっしょりなんてことになりかねません。
秋キャンプの服装ってなかなか正解が分かりづらいのですが、こんなときは重ね着で対処するとよいでしょう。
重ね着していれば暑くなったら脱げば涼しくなりますし、寒くなったら着ればいいので時間に合わせて調整が可能です。
標高の高い場所は朝晩の寒暖差が激しいので、夜寝るときは少し厚手の寝巻を持っておくと安心です。
秋キャンプの9月服装
9月に入ると秋らしくなったなと感じることもありますが、まだまだ日中は夏日になることも!
9月のキャンプにはどんな服装が適しているのかを見ていきましょう。
アウターはウィンドブレーカーやマウンテンパーカーがおすすめ
キャンプでの服装は動きやすいことがポイントになります。
9月は夏と変わらず暑い日もあるので、半袖でも十分と思ってしまいがちです。
9月前半は夏とほとんど変わらないものの、少しずつ朝晩は冷え込む日も増えてくるので半袖にプラスして、ウィンドブレーカーやマウンテンパーカーなどを持っておくとよいでしょう。
日中は汗ばむ陽気もあるので、吸水性や速乾性に優れた素材のインナーやTシャツを選ぶのもおすすめです。
標高の高い場所なら夜はフリースがあると安心
標高の高い場所にあるキャンプ場に行く場合は、9月といえど油断は禁物です。
標高が1,000m上がるごとに気温は6.5℃下がると言われており、夏でも涼しいキャンプ場は朝晩の冷え込みに注意しましょう。
日中は蒸し暑さもなくカラッとして過ごしやすくても、日が落ちるとぐっと冷え込みます。
日中は半袖やロングスリーブ1枚で過ごせても、夜は体を冷やさないよう温かく過ごせる服装を選ぶのがおすすめです。
特に寝るときは地面からの冷気が伝わるので、フリースや厚手のパーカーがあると安心です。
場所によっては冬のように冷え込むこともあります。
9月の秋キャンプでも標高の高い場所にあるキャンプ場で過ごすなら、車には防寒対策用にフリースや厚手のパーカーを積んでおくとよいでしょう。
3つの首を隠して寒さ対策を!
寒いと厚着すればいいと思ってしまいがちですが、着込みすぎると動きづらいと感じることがあります。
真冬並みの寒さではないものの何かを着ないと寒いというときは、首・手首・足首を冷やさない工夫を取り入れてみてください。
首周りにはネックウォーマー、足元は足首が隠れる長さの靴下、手首から冷気が入り込まないよう手首にフィットする長袖がおすすめです。
3つの首を隠すだけでも体が冷えるのを防げます。
これは冬にも有効な方法なので、時期によって生地の素材や厚さを変えて調整するとよいでしょう。
夏~秋にかけては虫対策を忘れずに!
林や森の中にあるキャンプ場だとまだ虫がいるので、虫刺されに注意が必要です。
長袖と長ズボンが安心ですが、肌を出す場合は虫除けスプレーを使うとよいでしょう。
9月~10月はスズメバチの活動が盛んになるので、ヤブに近づかないこと、黒い色を避けることなども考えておくと安心です。
10月の秋キャンプの服装
9月まではまだ夏を感じさせる気配があっても、10月にはすっかり秋めいてきて朝晩は冬のような冷え込みを感じることも増えてきます。
10月の秋キャンプには、どんな服装が適しているのかを見ていきましょう。
機能性インナーに長袖シャツが基本
10月になると日中でも長袖が必要になります。
動き回って暑いときは腕まくりや、重ね着で1枚だけ脱ぐなどで対処しましょう。
日中も気温が低い日や標高の高い場所でキャンプする場合は、機能性インナーと長袖がおすすめです。
ユニクロやスポーツブランドなど、いろいろなメーカーから販売されていますので性能やデザインをチェックして用途に合ったものを見極めてください。
機能性インナーは日中に着るものと、寝るときに着るものを分けることが大切です。
日中用に開発されたものは体にフィットするため、寝るときに着ると体を締め付ける可能性があります。
中には寝るときにも着用できるものがあるので、着用時の注意をチェックして選ぶのがおすすめです。
冷え込むような日はボトムにも機能性インナーを
機能性インナーは1枚着るだけでかなり体感温度が変わります。
1日中屋外で過ごすキャンプでは、全身を温かく保つことが大切です。
上半身だけに注意が行きがちですが、下半身にも機能性インナーを取り入れましょう。
日常使いもできるタウンユースの機能性インナーでもいいのですが、キャンプにはアウトドアブランドから販売されているアウトドア用の機能性インナーがおすすめです。
キャンプや登山といったアウトドアでの使用を前提に開発されているので、温かさが違います。
動きやすいよう薄手で軽く、吸湿性・発散性・速乾性に優れているのもポイント。
価格はタウンユースのものに比べると少し高めですが、秋キャンプで快適に過ごすためには欠かせません。
冬にも重宝するので、上下で揃えておくとよいでしょう。
夜は薄手のダウンがあると安心
10月のキャンプ場は夜になると寒くて凍えそうな日も増えてきます。
テントの外では焚火をしていても、テント内にストーブがないと寒いので薄手のダウンや中綿入りのアウターを用意しておくと安心です。
テント内でストーブを使用していれば温かく過ごせますが、寝るときは消すので寝袋だけでは寒い場合に備えて毛布やインナーシュラフを用意しておきましょう。
ソロキャンプやツーリングキャンプであまり荷物を持っていけないという場合は、エマージェンシーシートでも対処可能。
ただしエマージェンシーシートは、結露ができやすいので常時使用には不向きです。
11月の秋キャンプには冬支度を!
11月に入ると秋といういより冬と考えていいくらいです。
タウンユースでも冬用の服装に切り替わるので、キャンプでも冬用の服装を準備しましょう。
ダウンは必須
まずアウターはダウンジャケットやダウンベストは必須です。
アウター以外は、機能性インナー・Tシャツ・トレーナーやパーカーなどがおすすめ。
ボトムにも機能性インナーが必要です。
メンズならジーンズやチノパンを重ねれば、11月でも十分暖かく過ごます。
ロングスカートを履きたいレディースやママは、ボトム用の機能性インナーを2枚重ねか、機能性インナーとタイツで対処するとよいでしょう。
子供にも上下機能性インナーがおすすめですが、大人よりも体温が高いので着せすぎないよう注意してください。
子供用の服装でおすすめなのは、着脱しやすいよう前開きのものを選ぶことです。
汗をかくことを前提に着替えも多めに用意しておきましょう。
靴下は厚手のものを
靴下と靴を履いていても、足元は思っている以上に冷えます。
11月のキャンプには厚手の靴下をおすすめします。
ただし厚手の靴下を履くと靴がきつくなるので注意が必要です。
この場合は薄手の靴下を2枚重ねするという方法もあります。
冷え性の方には天然素材のシルクの靴下がおすすめ。
秋~冬にかけてのキャンプでは、靴を選ぶとき厚手の靴下を履いてもきつくないようサイズに余裕をもたせておくと安心です。
フード付きパーカーやハイネックで首を温めよう
11月以降のキャンプにはパーカーが活躍します。
パーカーはフードが付いている分首元が温かく、寒いときはフードを被るだけでも温かく感じるなどメリットも。
インナーにハイネックをプラスすれば首元が冷えるのを防げるので安心です。
裏起毛だとより温かく感じるので、裏地もチェックして選びましょう。
まとめ
秋キャンプといっても時期により寒さが違ってきます。
ソロキャンプにファミリーキャンプまで、それぞれに合ったスタイルで温かく過ごせるよう工夫を取り入れましょう。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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