おはようございます、
本日からはインパラのテールまわりの整備を進めていきたいと思います。
Contents
現状のスペック
とりあえずまず何をどう直していくのかといった部分についてですが、
最大の問題はテールランプが一切点灯しないことです。
この年式のアメ車はテールランプとウインカーが赤色で兼用なっているので、
テールランプの復活はつまるところのウインカーの復活も意味します。
赤色ウインカーは年式に基づく適用除外が認められていますので問題はありませんが、
点灯しない状態だともちろん車検にも通りませんので確実な修理が必要箇所となります。
また筆者のインパラはカプリス仕様なのでテールランプが3面とも全て赤色で真ん中はスモールの補助灯になっています。
インパラ仕様の場合、中央のランプがクリアレンズでバックライトとなっているので美観上の観点からインパラ仕様の方がかっこいと感じました。
カプリス仕様の場合は3面が全て赤色のためバックライトはリアのバンパー部に別途設けられています。
こちらは先日インストールしたウインカーアッセンブリと同じタイミングでバックライトアッセンブリを作成しているので、
現状穴があいてますがインストールは可能です。
もし上3面をインパラ仕様にした場合、配線の変更作業が必要となりかつ中央のランプと併せてバックライトが4灯になります。
バックライトはバックギアに入っている時しか点灯しませんので特に4灯になったとしても法律上は何の問題もありません。
しかも既存のテールレンズはヒビが入っており交換するにはちょうどいい機会なので今回は仕様の変更と併せて修理作業を行っていきます。


こちらはランプのソケットですが錆びついていて、
底のダンパーもまともに機能していなさそうなので交換が必要です。

インパラのテールランプの取り外し
取り外しはそんなに苦労することはありません。
まずランプソケットを全て取り外しましょう。
ランプソケットから伸びているケーブルはコネクタではないのでソケットそのものをランプアッセンブリ(筐体)から取り外す必要があります。
単純に爪の張力だけではまっていますので引っ張りばすっぽ抜けるはずです。
後はまわりに見えているナットを外していくとアッセンブリ全体が取り外せるようになります。


取り外したテールランプ(右側)がこちら

次はこれを分解していきます。
インパラのテールランプの分解とレンズの付け替え作業
上の画像に見えているネジを全て外すとまわりの枠が外れます。
中からは大量の土が出てきました。


この部分には特に電子部品は一切ないので水でじゃぶじゃぶ洗ってしまいます。
これは左側のアッセンブリなのですがボルトが腐って割れていたり、枠自体も腐っていたりしてました。
とりあえずメッキ部分にだいぶ錆が浮いていたりもしたので裏側には気休め程度の錆止めも塗布しておきます。
本来ならば枠も交換するべきですが今回は手配をしてなかったので見送ることになります。
レンズ自体はアッセンブリのベース側のガスケットに密着して貼り付けいている状態なので引きはがす際に場合によっては割れてしまいますがどうせ捨てるものなので気にしなくても良いと思います。

そして新しいレンズをセットしていくわけですが、
今回ガスケットが不親切なことにレンズに同梱されていなかったので急遽ウェザーストリップに同梱されていたシリコンシーラントを使って密着具合を高めることにしました。

そして新しいレンズに付け替えて組み上げます。

レンズの規格はカプリスもインパラも変わらないので綺麗に収まります。

車体への取り付け
後は逆の手順で車体へとインストールしていきます。

作業中日が落ちてしまったので開けたトランクの裏に発売前のUJackLEDランタンのマグネット機能を使用して作業したらすごく効率が良かったです。

新しいレンズは古いプラスチックがくすんだような感じがなくなってキリっと引き締まりました。

同じ作業を左側にも行いテールランプのレンズ交換作業は終了となります。
次回はバックランプアッセンブリのインストールと配線の仕様変更作業を行います。
今回使用した工具

佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!