キャンプがしたい!と思っていざ取り組もうとすると、テントやタープなど必要な道具を揃えなければいけません。
形から入ろうとすると金銭面でも手間がかかるのが現状です。
そこでテント設営の手間や道具を揃える金銭面の負担をできるだけ少なくしたいと考えている方には車中泊がおすすめです。
車中泊をおすすめする理由や注意点、車中泊しやすい車種などをご紹介します。
Contents
車中泊とは?
キャンプにおける車中泊の多くは、自動車の中で宿泊することを指します。
推奨する車の駐車場所としては安全面や防犯面から考えて、オートキャンプ場内やRVパーク(レクリエーションビークルパーク)など有料で、キャンプを許可された場所を使用するのに越したことはないでしょう。
ただ、身の安全を確保できる、周囲に迷惑がかからない場所であれば道の駅の駐車場など車を止めて24時間仮眠が可能な場所であるような場所であれば問題はありません。
車中泊をおすすめする理由(メリット)
まずは車中泊をおすすめする理由(メリット)についてです。
テントやタープなど設営の時間を省ける
まず、通常のキャンプと異なる点は宿泊スペースとして車を使うことです。
その分テントやタープ設営にかける手間や時間を短縮することができます。
悪天候でも安心
キャンプには雨や台風など急な悪天候はつきものです。
テント泊では雨でテントの屋根があっても地面が水浸しになってしまったり、台風などでテントが最悪吹き飛ばされてしまう恐れもありますが、車中泊ですとそのような心配がありません。
宿泊費がかからない
車中泊をする大きなメリットとしてはやはり宿泊費がかからないということです。
車を道の駅など24時間無料の駐車スペースに車を置くことさえできれば、宿泊費はかかりません。
深夜~早朝にかけて車中泊することで、日の出や雲海など早朝にしか見られない絶景スポットに余裕を持って出かけられる、場所を確保できるのも車中泊のメリットです。
車中泊のデメリットについても考えたい
上記のようなメリットもありますが、車上荒らしなど物騒な事件も中にはあります。
車中泊の安全性・防犯面についても考えなければいけません。
安全性の面では不安な点も
車中泊は夜も基本的に車内で過ごすことになります。
ですから自宅やホテルのようにセキュリティを確保することは難しいといえます。
寝ている間に車の窓を割ったり、違法なツールで鍵をこじ開けられ貴重品やカーナビなど高価なものを盗まれてしまう可能性も考えられます。
車中泊で快適な寝床を作るためには
メリット・デメリットをおさえた上で、車中泊を快適に楽しむためにいくつかコツをご紹介します。
寝やすいようにシートを平面にする
車中泊で快適に眠るために重要なのはシートをフルリクライニングにし、さらにその上にマットを敷くなどしてできるだけフラットな面を確保できるようにしましょう。
プライバシー対策を
車中泊で心配なのがプライバシーや防犯面。
カーテンなどで窓を多い、日差しや外気を遮ったり、外から見られないようにするため、窓にサンシェードやシートを付けるなどの対策が必要です。
しかし、それらのプライバシーグッズは中からも外が見えづらくなってしまうので、異変を感じた時に社外の異変を把握しづらいのも現状です。
また施錠は必ず行ってください。
暑さ、寒さ対策を忘れずに
車中泊ではエンジンを切って寝るのが鉄則です。
エンジンを切るとエアコンが使えないのですが、その代わりに扇風機を導入したり、冷感マットを用いるなど暑さ対策をしましょう。
寝る前にはエンジンを切る
車中泊をする際の1つ目の注意すべきポイントは、車のエンジンをかけたまま寝るのは危険です。
特に積雪のある恐れがある厳寒期は、寝ている間にマフラーが雪に覆われてしまい、排気ガスが外に排出されずに車内に流入してしまい一酸化炭素中毒に陥ってしまうので非常に危険なのです。
エンジンをかけっぱなしにするのは、こういった危険性以外にも騒音が周囲の迷惑になる可能性もあるので、車中泊する際は必ずエンジンを切って寝ましょう。
車中泊しやすい車種やボディタイプは?
車中泊に向いている車種やボディタイプですが、軽自動車やスーパーハイワゴン、ミニバンなど、シートアレンジにバリエーションのあるものなら車種に決まりなどはありません。
最近人気のSUVやステーションワゴンなどフルフラットのシートアレンジが可能なもの、そして車中泊以外の用途も考慮した上で、ご自身のライフスタイルに合わせたものを選びましょう。
車中泊で役立つアイテム
車中泊で役立つアイテムをご紹介します。
これらのアイテムを揃えることで、就寝時も快適に、暑さ対策のための電源環境などを確保することができます。
マット
車中泊用のマットは、カー用品やインテリアショップなどで販売されています。
フルリクライニングだけではシートと体の間にすき間ができて起きたときに寝違えるなど体を痛めてしまうこともあります。
そこでウレタンなどの素材を使用したマットを敷くことで、シートの段差を解消することで寝心地がよくなります。
マット類では、折りたたみ式のマットレスや空気で膨らませて使用する「エアーマット」などの商品もあります。
寝袋
マットの代わりに寝袋を使うという方法もあります。
寝袋には夏用、冬用、オールシーズン用といくつか種類が存在しますが、使用時の気温などに合わせて選びましょう。
インバーター
インバーターとは車のシガーソケットを流れる電気をコンセントと同じ電源に変換してくれる電気グッズのことです。
車中泊をする際、エンジンをかけっぱなしで充電するのは避けましょう。
(上記のエンジンかけっぱなしの危険性参照)
カーテン
車内のプライバシーを守るために必要なカーテン。
外からの視線を遮断し、防犯効果も期待できる一番のアイテムです。
販売されているカーテンには、カーテンレールの要らない吸盤タイプのものもあり、取り付けも簡単です。
懐中電灯やLEDランタン
エンジンを切ってしまうと車内の照明がつきませんので、懐中電灯やLEDランタンが必要になります。
LEDは消費電力が少なく寿命も長いので長時間の使用に向いています。
クーラーボックス
車中泊では寝るときの水分補給もこまめにしましょう。
クーラーボックスに冷たい飲み物を入れて置き、熱中症などにならないように気を付けましょう。
まとめ
車中泊というのは、あくまでも車を止めてそこで寝るだけというのが基本ですので、コンロや焚火台を使って調理をしたり、イスやテーブルを並べて通常のキャンプのようにワイワイ騒いだりするのは許可された場所以外では禁止です。
マナーやルールを守り、安全面には十分に注意しながら車中泊を楽しみましょう。
佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!