いよいよアウトドアに最適の季節です。
日焼け対策は始めましたか?
4月、5月の紫外線は真夏と同じくらいだといいますよね。
「SPF50使うから大丈夫!」というあなた、肌に合わず、使えなかったらどうしますか?
ここでは、紫外線について詳しく知り、正しい日焼け予防対策と、万一、日焼けしてしまった時の対処法をご紹介します。
Contents
標高が高いところの紫外線について
標高が高い場所では、その距離の分だけ紫外線が空中で分散されないため、直接届く量が多くなります。
一般に、標高が100m上がるごとに、紫外線の量は1%増えると言われています。
曇っていても安心できません。
気象庁「快晴時のUVインデックスを100%とした場合の天気毎のUVインデックスの割合」によると、薄曇りの日は85%、曇りの日は60%前後、雨の日でも30%前後の紫外線が降り注いでいるということです。
一年のうち、4~9月に紫外線量が多く、一日のうちでは正午をピークに、10時~14時頃までが一番紫外線量が多い時間帯です。
参考資料:気象庁 雲と紫外線
次の章ではSPF 、PAについて詳しくご説明しましょう。
紫外線吸収剤って?
紫外線対策で最も効果があるのは『日焼け止め』です。
日焼け止めを購入する時、「SPF」「PA」という表示があるのは知っていますね。
日焼け止めのSPFとは、サン・プロテクション・ファクター(Sun Protection Factor)の略で、紫外線防御指数のことです。
PAとはプロテクション グレード オブ UVA(Protection grade of UV-A)の略で、「紫外線A波から肌を守り、黒くなるのを防ぐ」という意味です。
そして、以下のように、PAはプラス記号で4段階に分かれていています。
PAの強さの度合い
PA+ :UV-A防御効果がある。
PA++ :UV-A防御効果がかなりある。
PA+++ :UV-A防御効果が非常にある。
PA++++:UV-A防御効果が極めて高い。
いいかえると、SPFは日焼け止めが効いている時間、PAは肌を守る強さの度合いです。
SPF1で20分間紫外線を防ぐので、SPF20だと、20x20分で400分です。
最高値はSPF50+です。
50x20分=1000分、すなわち16時間以上紫外線B波を防ぎます。
曇っていても快晴でも、標高の高い場所でのアウトドアの際は、顔の日焼け止めは、最強クラス(SPF30以上、PA+4以上)のものをしっかり塗り、できれば2時間おきに塗り直してください。
そして帽子やUVサングラス、長袖、長ズボン、手袋でしっかりガードしてください。
UVサングラスは90%以上もの紫外線をカットできます。
紫外線対策グッズは色に着目してください。
黒や青は80%以上紫外線をカットしてくれるといったデータもありますが、白色の場合は40%程しかカット率がないと言われています。
紫外線吸収剤のメカニズム
日焼け止め、すなわち紫外線吸収剤は紫外線を吸収した時に分子が活動を活発化させ、熱エネルギーに変わり放出します。
この時に、紫外線吸収剤からの影響で肌が痒くなったり、痛くなったりする時があります。
また、熱のエネルギーによって皮膚の水分が蒸発し、乾燥しやすくなり、敏感肌の人や乾燥肌の人には、合わないかもしれません。
紫外線吸収剤は紫外線から肌を守ってくれますが、長時間にわたって使うと紫外線吸収剤自体がダメージを引き起こす原因にもなりうるので、要注意です。
もし、肌に合わなかったら、どうすればいいの?
痒みや痛み・湿疹などが出て、合わない場合は、紫外線吸収剤不使用のノンケミカルの日焼け止めを選んで下さい。
次に詳しくご説明しましょう。
最近注目されている紫外線を散乱させるタイプの日焼け止めは少し割高です。
「紫外線吸収剤不使用」とか「ノンケミカル」といった表示がある日焼け止めの広告をご覧になったことがあるでしょう。
紫外線吸収剤のように光を吸収して、化学反応を起こすのではなく、紫外線を拡散(はね返す)ことで紫外線を防ぐので安全です。
ノンケミカルの日焼け止めの数値は、SPF20~30、PA++~PA+++の範囲です。
日本の紫外線が強い時間帯は、朝9時~16時までの7時間なので、ノンケミカルで充分とも言えます。
紫外線を必要以上に防ぐことで、肌への負担が増すことを考えると、こちらの選択もありです。
紫外線アレルギーの症状とは?
紫外線アレルギーは日光アレルギー、日光過敏症、日光性皮膚炎とも呼ばれます。
紫外線アレルギーの症状とは、紫外線を浴びることによってブツブツができたり、炎症を起こし痒くなったり、目が充血したり、涙が出たり、目がゴロゴロしたりします。
さらにひどい場合は、頭痛や嘔吐も引き起こしたりもします。
紫外線アレルギーの原因は?
生まれつき紫外線アレルギーの人もいれば、花粉症のように急になる人もいます。
その原因は、遺伝、ストレス、冷え性、日焼け止めの紫外線吸収剤があわない、化粧品が紫外線と反応する、紫外線を浴びすぎてしまったなどが考えられます。
しっかりガードしたのに、日焼けした!!日焼け対処方法
日焼け対策をしっかりしたのに、焼けてしまったという時の対策をご紹介しましょう。
- ヒリヒリしている時は低刺激の石鹸を使って、ぬるま湯で汚れを落とし、その後、水か保冷剤で冷やしてください。
- 顔の赤みや熱が引いてきたら、低刺激の化粧水をコットンに含ませてパックで保湿します。
- 美白のケアは次の日、赤み、痛みが取れてからしてください。
- 日焼けがヒリヒリと痛むのは、空気に触れるからなので、保湿剤(ワセリンやクリーム)を塗ると痛みが和ぎます。
皮がむけてきても無理に剥がさないでください。 - 水ぶくれができたらすぐ皮膚科へ行ってください。
- ビタミンA、C、E、タンパク質をとり、水分もしっかり補給してください。
アルコール、カフェインは控えましょう。
肌は日焼けすると、紫外線により活性酸素が発生し、細胞を傷つけます。
人参・カボチャなどの緑黄野菜にふくまれるβカロチンはその活性酸素を抑えてくれます。
その他、うなぎ・ブロッコリー・かんきつ類・アボカド・大豆・ゴマ・ナッツ類や海藻などを積極的に食べましょう。
シート状のパックも美白成分が肌にしっかり浸透するので、週に2~3回使うと肌のターンオーバーが早くなります。
まとめ
紫外線対策は春から行ってくださいね。
5月が最も危険と言われています。
特に標高が高い場所に行く場合は、たとえ曇った日でも60~80%も紫外線が降り注いでいます。
黒めの帽子をかぶったり、UV加工された長袖を着て、日焼け止めをしっかりつけて対策をしてください。
万一、日焼けした場合は、記事を参考にして適切な処置をしてくださいね。
顔だけでなく、髪や眼も紫外線によるダメージを受けるので、帽子やUVサングラスにも気を配ってください。
UVサングラスは帽子だけの場合とくらべ、4倍紫外線を防いでくれます。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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