キャンプ・登山でもつながるケータイは大きな安心!

登山やキャンプで山間部に行ったら、ケータイはつながらない?って不安に思っていませんか。
警視庁がまとめた平成30年の山岳遭難の状況を見てみると、1年間に2661件の遭難事故が発生し、そのうちの78.4%の人が携帯電話を使用して救助を要請しました。

ドコモでは、2016年から山岳エリアの通信状況を“見える化”しています。
山でケータイがつながる/つながらないは、安全上でも大変重要なことです。
ここでは登山やキャンプで山間部に行く時に役立つアプリもご紹介します。

なぜ山ではドコモなの?

以下のように、ドコモが日本百名山エリアマップをウェブサイトで公開しています。
スタッフ自ら山に登り、大変な苦労の末、出来上がったと聞きます。


(提供:NTTドコモ)

NTTドコモは全国の登山道で携帯電話がつながることを目標に通信網を整備していますが、なかなか苦労が多いことがホームページからもうかがえます。

「山岳エリアは、基地局の設置がとても難しく、苦労しています。
基地局は、電気(あるいはソーラー発電のための光)が確保でき、かつ通話可能エリアにしたい場所への見通しがある場所に設置するのですが、そういった場所は人や車が簡単に入れず、事前の調査や基地局の装置を運ぶことが困難な場所が多く、ヘリコプターやモノラック(作業用のモノレール軌道)で装置を運んでいます。」とのことです。

NTTドコモでは、電波を山頂方向へ発射することで山のほとんどのエリアで通信可能にしたり、大型基地局が設置できないような険しい場所では、山小屋の周辺や尾根沿いに小さい小型基地局を設置し、山全体をカバーする取り組みなども行っています。
NTTドコモの通信可能なエリアは以下のサイトで検索できます。

docomo 通信・エリア

登山者がケータイとどうつき合っているのかをヤマケイが調査!!

近年、スマートフォンの普及によって、地図やGPSなど、山で使える機能が格段に増えました。
遭難時の救助要請もケータイでされることが多いです。
登山者がケータイとどのようにつき合っているのかを調査するために、ヤマケイオンラインの会員に大規模なアンケート調査が行われました。
2,435人からの回答結果をみてみましょう。

2,435人中、ドコモを使っていた人は54%でした。
アンケート回答者のうち、135人が自分や仲間、ほかの登山者のケガや遭難に遭遇し、ケータイで救助要請をした経験がありました。
回答には春山で200m滑落した本人が救助要請した、「同行者が熱中症で倒れた」、「砂地ですべって足首を骨折した」「ほかの登山者が雪崩に巻き込まれたのを発見した」などの遭難事例も多く、正に命をケータイが救ったということです。

やまひつじ
今や、登山にケータイは必須ですね。
社長
安易にケータイに頼るのももんだいではありますが、山間部でキャンプをする時も同様、必ずケータイを持って行ってください。

山で便利なアプリ

山でケータイが使えると、緊急事態が発生した時にすぐに救助を求めることができます。
山で役立つ便利なアプリをご紹介しましょう。

Xバンドレーダー

Xバンドは、マイクロ波の周波数帯域の一つで、主に軍事通信やレーダー、気象衛星、高分解能の降雨レーダーに用いられています。
これをインストールしておくと、変化する気象状況をリアルタイムで把握でき、便利です。

ジオグラフィカ

オフラインでも使えるGPSコンパスのアプリ、ジオグラフィカは、スマホにインストールして、事前に地図を保存さえしておけば、圏外でも問題なく使える登山用GPSアプリです。
目的地までのルート作成や記録、音声ガイダンスなどの基本機能が無料(課金なし)で使える大変ありがたいものです。

GPS機能により現在地の確認もできるので、遭難防止にも役立ちます。
地図は、標準地図、単色地図、航空地図など複数の種類があるため、登山や調査など目的に合わせた使用が可能です。

社長
注意点は、バッテリーの消費が激しいので、必ずモバイルバッテリーなどの予備をご用意ください。

デジタルコンパス

森林浴やハイキング・登山などで道に迷っても焦らず、マップとコンパスでより正確な現在位置を確認しましょう。
とても見やすい画面なので、年配のアウトドア派にもおすすめです。

登山届はスマホで申請!

これまでは登山届は登山口のポストに投函するか、管轄の警察署へ届け出るのが一般的でしたが、最近では山を管轄する県警のほとんどで、登山届の電子申請を受け付けています。
フォームに必要事項を入力して、担当メールアドレスへ送ったり、携帯電話でQRコードを読み取って手続きするものなど、管轄によってさまざまなのでご確認ください!便利ですよ!

便利なヤマケイオンライン

ヤマケイオンライン 公式ページ
日本百名山の電波状況を調査していて、大変参考になります。
この情報は山小屋など特定地点に限られているため、地形や気象条件によっては利用できないことがあるので注意してください。

まとめ

以上、山間部に行く時のケータイ事情についてお話ししました。
一つのケータイ会社のみを取り上げるのには、若干抵抗がありましたが、安全第一のアウトドアですので、あえて一番信頼がおけるドコモをご紹介しました。
格安SIMでも大丈夫です。
どの会社もどんどん基地局を作り改善されていっていますので、自分のケータイ会社をチェックして安全・安心なアウトドアを満喫してください。

なお、はじめから携帯電話に依存しての山行は避けましょう。

社長
状況に応じて利用することが大切です!!

先述した通り、NTTドコモは、全国のすべての登山道で携帯電話がつながることを目指して通信網を整備しています。
そのため、NTTドコモが他の通信会社を引き離して断トツで優位だという調査結果が出ています。
日本百名山にある山小屋の、実に6割以上の地点でNTTドコモは通信可能です。
次につながりやすかったのが35%のau、15%のソフトバンクと続いています。
Xバンドレーダーなら、リアルタイムで刻々と変化する気象状況が把握できるので、より安全な登山が可能になります。

おすすめのGPSコンパスのアプリ
・ジオグラフィカ
フィールドテストに5年以上費やして開発されたアウトドア用GPSアプリです。
マップやGPSのロガー、ルート案内など登山に必要な機能がそろっています。

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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!