みなさんは、キャンプのときに陣幕を使っているでしょうか。
陣幕を使っていない、そもそも知らないという人も多いはずです。
しかし陣幕を使えば、プライベート空間を確保できたり焚き火をより楽しむことができるんです。
そこで今回はそんなキャンプで使う陣幕の活用シーンやおすすめのもの、また自作方法についてご紹介します。
Contents
そもそも陣幕とは何?
陣幕という言葉を聞いて、一番に想像するのが戦国武将の後ろにあるような幕を想像する人も多いと思います。
そんな武将が陣地を示すときに使った陣幕が、キャンプでも活用することができるんですね。

陣幕はキャンプのどんなシーンで活用する?
上記では簡単に触れましたが、詳しく活用するシーンについてご紹介します。
風が強い日に
風が強いと焚き火の火が燃え盛ってしまい、一瞬で薪が燃え尽きてしまいます。
さらにせっかくの焚き火の暖かい空気も風と一緒に流れてしまうんですね。
そんな風の強い火に陣幕を風上に設置することで、強い風から焚き火を守ることができます。
車に火の粉が飛びそうなとき
キャンプサイトが狭かったり、設置する場所が悪いサイトだと車と焚き火の位置が近くなってしまうことがあります。
そんなときに車と焚き火の間に陣幕を設置すれば、車に火の粉が飛んだり灰が飛ぶのを防ぐことができるんです。
テントの中が丸見えのときに
場所によってはテントサイトの向きが人通りの多い方向に入り口を設置することもあります。
そうなるとテントサイトの中が丸見えになってしまい、ゆっくりとくつろぐことができなかったりしますよね。
そんなときに入り口の近くに陣幕を設置することで、圧迫感もなく丸見えのサイトを防ぐことができるんです。
フリーサイトで仕切りとして
フリーサイトでは他のサイトと距離が近かったりしますよね。
そんなときに陣幕を設置することで、自分のサイトスペースをしっかりと確保することができるだけでなく、さりげなくここまでが自分のスペースだと他のキャンパーたちにアピールもできるんです。

タープと一緒に使う
タープと一緒に陣幕を使うことで、雨や風を気にすることなく調理をすることができます。
またテントの外でもプライベートな空間を作ることができるので、デイキャンプにもぴったりなんです。
庭でバーベキューするときに
庭でバーベキューをするときには、近所の配慮が欠かせません。
庭でバーベキューをすると、火の粉が飛んでしまったり煙が流れてしまうこともあります。
そんなときに陣幕を活用すれば、近所の迷惑にもならず配慮としても役立ってくれるんです。
キャンプでおすすめの陣幕は?
ではここでおすすめの陣幕についてご紹介します。
テンマクデザイン 陣幕
こちらは陣幕でも定番のサイズでちょうど良いサイズ感が使いやすいです。
幅510センチ×高さ140センチ、重さは4.3キロです。
持ち運びにも便利なサイズなので、収納にも困りません。
テンマクデザイン 陣幕ワイド
しっかりとサイズがある分、風からもしっかりと守ることができます。
幅855センチ×高さ140センチ、重さは6.8キロです。
L字やコの字にして陣幕を使うならこちらのサイズの方が使い勝手が良いですよ。
キャンプで使う陣幕は自作できる!
キャンプで使う陣幕を購入しても良いですが、あまり販売されている種類が少ないのでキャンプのスタイルと合わない、または自分の好みのものではなかったりますよね。
そんなときは陣幕を自作するのがおすすめなんです。
ではそんな陣幕の自作方法についてご紹介しましょう。
材料
まずは材料からご紹介します。
- 生地
- 糸
- バイアステープ
- グロメット
- アクリルバンド
- ポール
- キャップ
- ビス
- ナット
- ロープ
生地は出来上がりの高さのものを購入すると楽になります。
バイアステープも生地の高さに合ったものを選びましょう。
高さが足りない場合は生地の端がよれてしまうことがあります。
また、製造上の印や生地情報が記載されていることもあります。
この場合は隠れるか、丸見えでも問題ないか確認しましょう。
バイアステープは長いものはあまり種類がありませんが、継ぎなく作ることができるので楽ですよ。
アクリルバンドは、子供のバッグの持ち手などに使うもので、グロメットのサイズに合わせて高さを決定しましょう。
ビスはネジ山がはしまできってあるものを準備しましょう。
途中までのものだと締めるところまでナットが届かない場合があります。
またビスの先端がとがっていると危ないので平らなものをチョイスしてください。
ナットは設営したときに見えなくなるため、化粧ナットでなくとも問題ありません。
自作方法
では自作方法についてご紹介します。
簡単に言えば、1枚の生地にポールを引っ掛けるためのグロメット付きアクリルバンドと、ポールを通すための筒を4箇所つけるだけになります。
- まずはアクリルバンドを10センチのものを4つに切って、グロメットの穴を開けたら上下と穴の部分にほつれ止めを塗って乾かしておきます。
- 次に生地を陣幕を設置したときのちょうど良い高さにカットしていきます。
このとき生地の高さが陣幕の設置する高さにちょうどよければカットする必要はありません。 - 右端のポールスリーブをさらに2センチほど短く切って、上下にバイアステープを縫い付けましょう。
本体の上下にもバイアステープを縫い付けてください。 - そして右端のポールスリーブに折り線と本体に縫い付けるためのラインの印をつけていきます。
- 本体の上下に、端から94.5センチの位置で印をつけたら、両端のポールスリーブの部分にアイロンがけをしていきます。左右一緒の処理を行ってください。ちなみに端から94.5センチの位置は、右端のポールスリーブを取り付ける中心になりますよ。
- アクリルバンドにグロメットを取り付けていき、ポールスリーブの部分にアクリルバンドを縫い付けていきます。
このときアイロンでつけた折り線を目安に中心を合わせていってください。
また強度を出すために中心の部分は×のように、上下は2重に縫っていきましょう。 - 片方のポールスリーブは生地を裏返して表側に縫い付けていき、もう片方は本体よりも短めにしているので、アクリルバンドを片方よりも長めに出して縫いましょう。
- 本体を端から織り込んでいき、筒上に縫ってひとつのポールスリーブを作っていきます。
このときポールの出し入れによって穴が開かないように強度を持たせるため、二重に縫うようにしましょう。 - もう片方のポールスリーブの部品の中心と本体につけた印を合わせて縫い付けていきます。
このときは生地を横目に使っているためズレやすいので、下から縫い始めると縫いやすいです。
ここも二重にしましょう。
ポールスリーブは本体よりも少し短いのでポールが入れやすくなりますよ。 - ポールを作っていきます。
キャップにビスが入るくらいの大きさの穴をドリルで開けていきます。
このときなかなか貫通しないので、固定させてした方が安全です。 - キャップの内側からビスを通したら、キャップを挟むように外側からナットを締めていきます。
設営するときにポールの上下に被せて使うので、キャップとポールは接着剤で固定させるのが良いでしょう。
被せるだけでも問題ありませんが、持ち運びのときに危険なためその都度はめるようにしましょう。
被せるだけでもしっかりとはまっているので、設置しているときに抜けることはありません。
下は地面に差し、上は本体につけたグロメットとガイロープを引っ掛けて使いましょう。
これで完了です。
まとめ
いかがでしたか?
今回はキャンプで使う陣幕についてご紹介しました。
陣幕はキャンプで活用することで、より快適にキャンプを楽しむことができるのです。
使い勝手が良いことが今回の内容で理解できたことと思います。

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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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