厳しい寒さが終わり、暖かな春が来てシーズン最初のキャンプをするかたも多いでしょう。
せっかく春にキャンプをするのであれば、春の味覚をキャンプ飯に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
Contents
春の味覚とは?
そもそも春の味覚はどんなものがあるのでしょうか。
人気のある春の味覚を上から順番にご紹介していきます。
たけのこ
かつては春のスタミナ食といわれているほど生命力に満ち溢れた野菜。
流通している大部分は中国産ですが、旬の時期になると道の駅には朝採れのたけのこが並んだりすることもあります。
グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸などが含まれており、疲労回復にはもってこいなんです。
スーパーで糠とセットで販売されているのを見かけますが、時間が経つと灰汁によるえぐみが出てくるので早いタイミングで灰汁ぬきをしたいところ。
朝採れのものならそこまで気にすることはありません。
菜の花
菜の花と一言で言っても実はアブラナ科アブラナ属の花の総称となっており、厳密にいえば菜花とも定義が違うという名前の割に複雑な生い立ちを持つ食材です。
野菜としては足が早いので買い置きをしてキャンプに持っていくのには向いていませんが、例によって道の駅で入手できることが多いので旅先で購入しましょう。
カロテンやビタミンB群、C、カルシウム、カリウム、鉄など、多くのビタミンやミネラル類、食物繊維が豊富に含まれていて、貧血や高血圧の予防と便秘改善などに効果的です。
タイミングとしては1~3月がもっともおいしい時期となっています。
新玉ねぎ
玉ねぎには2種類あって、北海道産に多い春に種をまき秋に収穫するものと、佐賀県や兵庫県、愛知県産に多い秋に種をまき春から初夏にかけて収穫するものに分けられます。
たまねぎは日持ちを向上させるために収穫した後1ヵ月程度乾燥させて出荷されます。
新玉ねぎはこの乾燥の工程をせずに出荷されるもので、みずみずしく柔らかい質感が特長です。
早めに出荷するからと言っても成分に違いは無く、硫化アリルという成分が豊富に含まれています。
硫化アリルは水溶性で水に溶けやすいことから調理する際は注意が必要ですが、消化液の分泌促進や、血液をサラサラにする効果があることから積極的に取りいれたい食材です。
イチゴ
イチゴの旬は3月~4月ごろで、もっとも甘くて香りも良くなります。
冬場はクリスマスケーキの関係でハウス栽培や品種改良によってイチゴが出回っていますが、本来は春の味覚の一員です。
様々な品種がありますが、それぞれに特徴があり、価格帯や甘みなど全く別物という事も。
イチゴはビタミンCを豊富に含んでおり、風邪の予防、疲労の回復、肌荒れに効果があることから積極的に取りたいところですが、果糖もしっかり入っているので食べすぎには気を付けましょう。
果糖は体内に吸収されやすく、中性脂肪や血糖値が高くなったり、肥満になったりという事も考えられます。
春の味覚を使ったレシピは?
春の味覚をキャンプシーンに取り入れる場合のレシピをご紹介いたします。
どれもそこまで手間がかからないので、気軽に春の味覚を楽しむことが出来ます。
タケノコの丸焼き
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スーパーで売っているようないつ採ったかどうか分からないタケノコではなく、道の駅で売っているような朝採れのタケノコを入手できた時は迷わず丸焼きにしてしまいましょう!
ノンアルコールビールのCMで、タケノコを皮の付いたまま七輪で焼いて食べるシーンがありましたが、その画力はピカイチです。
個人的に楽しむのはもちろん、グループキャンプでこれが出来ると「通なキャンパー」として注目を浴びること間違いなし。
【材料】
- 朝採れのタケノコ
- アルミホイル
【作り方】
- タケノコについている土や汚れを洗い流します
- 頭を切り落とし、縦に切れ目を入れてアルミホイルを巻きます
- 炭火を強めの火力にして、30分程度焼きます
- 竹串を刺してスッと通れば出来上がり
炭火で調理をしている脇や、いっそ炭火の中にアルミホイルごと入れてしまってもいいかもしれません。
タケノコのサイズによって焼き時間が変わってきますので注意してください。
タケノコ自体が薫り高いので味付けの必要はありませんが、お好みで醤油や塩を少しだけつけてもおいしくいただけます。
菜の花の塩焼きそば
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菜の花はおひたしやワサビマヨネーズ和えで食べることが多いのですが、シンプルな味付けの塩焼きそばに具材として入れることで、程よい苦みと春の香りが焼きそばをレベルアップさせてくれます。
【材料(2人前)】
- 焼きそば用使い捨てトレー
- 豚肉 300g
- 菜の花 1袋
- マイタケ 1個
- 焼きそば麺 2袋
- 塩だれ
- 油
【作り方】
- 使い捨てトレーに油を敷き、豚肉を炒めます
- ある程度火が通ったら、マイタケを手で割いて入れます
- 水洗いして一口大にカットした菜の花をいれてさっと炒めます
- 焼きそば麺を入れ、塩だれを絡めてさっと炒めます
焼きそばの作り方は人それぞれなので究極はレシピ通りでなくても構いませんが、菜の花に火が入りすぎないように注意してください。
風味とシャキシャキ感を楽しめてこそですので、焼きそば麺との兼ね合いに注意してください。
新玉のトロトロホイル蒸し
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新玉ねぎのみずみずしさと甘さを十二分に楽しむためには素材の良さを徹底的に生かした調理法が一番です。
その上、そこまで手間がかからないとあれば試してみない選択肢はありませんよね?
【材料】
- 新玉ねぎ 必要な数だけ
- アルミホイル
- ブラックペッパー
- オリーブオイル
【作り方】
- 新玉ねぎの皮をむき、軽く洗ってヘタとおしりを切り落とします
- 玉ねぎの高さの三分の一までの高さまで十字に切り込みを入れます
- 切り込みにオリーブオイルをたらし、ブラックペッパーを振りかけます
- アルミホイルで包んで、炭火でじっくり火を入れます
- 触ってみて柔らかくなっていれば食べごろです
タケノコ同様、炭火に入れてしまってもいいのですが、水分が蒸発してしまうとおいしさ半減なので、出来れば長めの時間弱火で調理したいところです。
玉ねぎから出た汁も栄養満点なので、アルミホイルをはがす際は慎重に!
イチゴのチョコフォンデュ
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基本的にイチゴはサッと洗ってそのまま食べますが、途中で味変が出来るともっと楽しく食べることが出来ます。
練乳でもいいのですが、キャンプとなると温度管理に気を付けないといけません。
その点、チョコレートは最悪溶けてしまってもフォンデュにするから大丈夫です。
【材料(2~3人分)】
- 使い捨ての鍋
- 板チョコ 6枚(300g程度)
- 牛乳 150ml
- いちご 2~3パック
- そのほかフォンデュしたいもの
【作り方】
- 板チョコを細かく刻む
- 鍋に牛乳を入れ、弱火で温める
- 沸騰寸前の状態でとろ火にして少しずつチョコを溶かしていく
- 固まらない程度に温めながらフォンデュしていただく
序盤の細かく刻む作業が屋外では面倒なので、最初からチョコレートフォンデュをするキットを購入しておいた方が圧倒的に楽ちんです。
まとめ
春の味覚を味わうのにはシンプルな調理法や味付けが一番です。
調理の際も手間も掛かりづらいので、道の駅で春の味覚を物色して、その場で決めてしまってもいいのかもしれませんね。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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