春キャンプの醍醐味と言えばサクラを見ながらキャンプをする「花見キャンプ」!
花見キャンプを成功するためのポイントを紹介して参ります。
Contents
花見キャンプは時期と天気との戦い
花見キャンプとは、サクラやウメなどを鑑賞できる場所でキャンプを行う事です。
ウメを見ながら、という場所は非常に少ないので、ここでは花見キャンプと言えばサクラを見るものとしておきます。
サクラは開花してから徐々に満開に向かって華が開いていき、満開になると葉が出始めていわゆる葉桜という状態になります。
目安としては、開花してから4~6日かけて5分咲き~7分咲きになり、1週間程度で満開になります。
満開になると1週間しか続かないので、土日を中心にキャンプをするキャンパーさんは1度しかチャンスはありません。
さらに、その中で雨がどう降るかによって楽しみ方も変わります。
満開になったすぐに雨が降ってしまうとすぐに散ってしまいますし、キャンプ当日に雨が降っても楽しめないのは言うまでもありません。
春は三寒四温と言って、雨を境として3日寒い日が続き、4日暖かい日が続きます。
裏を返すと、1週間に1度は雨が降るということでもあるのです。
しかも、花見キャンプが出来るようなキャンプ場はサクラの期間は特に人気があつまり予約が取りづらいということも。
つまり、満開になる時期を狙って予約争奪戦を勝ち抜き、予約が取れたとしてもサクラがどう咲いてくるか、天気はどうなるのかもわからないので、成功するには非常に狭き門を通らなければならないということはお分かりいただけるでしょう。
花見キャンプ成功のポイント
花見キャンプの成功率を少しでも上げるためにはどうすればいいのでしょうか。
3つのポイントに分けて解説していきます。
天気を読むべし
前述した通り、三寒四温といって春は周期的に気温が変わっていきます。
もちろん必ずそうであるという訳ではありませんが、雨を境に寒い日と暖かい日が交互に繰り返されていき、徐々に気温が上がっていきます。
こればっかりは3か月前などには分かりませんので、キャンセル料と相談しながら2週間前に判断することになります。
昨今の天気予報は精度が高く、10日~2週間の予報もしっかりと当たることもあります。
確度は低くても大体これくらいには雨が降るだろうということは分かりますし、ましてや春の三寒四温であれば代替雨が降る日にちはなんとなくわかってくるので、そのタイミングを見極めましょう。
雨が降るのであればどうすることもできません。
運が悪かったと思ってあきらめるほかありません。
花見の時期を逃すべからず
2021年の場合ですが、サクラの開花予想は次の通りになっています。
福岡 3月12日
大阪 3月19日
名古屋 3月16日
東京 3月15日
仙台 3月31日
札幌 4月26日
見てわかる通り、地域によっては1か月以上も差が出ることがあるようです。
基本的には南から順番に開花していくことになりますが、必ずしもそうであるとは限りません。
平年であればどれくらいか、というデータを見るもの大切ですが、暖冬なのかどうかといった状況を把握して、似たようなタイミングの開花日を参考にするのが一番確率は高くなるでしょう。
予約を上手に取るべし
花見キャンプを楽しむにあたって、キャンプ場をおさえるのは必要不可欠です。
人気のあるキャンプ場では3か月前に予約開始をする場合がありますが、開花日から逆算すると12月中旬ごろの予約開始となりますが、さすがに開花予想は出ていませんので例年のデータを見ながら予約することとなります。
一方で、予約から漏れた時のことを考えると、第1候補~第5候補くらいまでを視野に入れておき、予約できなかった場合の事を考えてずらしてもいいでしょう。
また、あまり褒められたものではありませんが、一度に予約してあとからキャンセルする方法もあります。
効率的ですが、キャンパーとしてのマナーの部分で微妙なところです。
本州の中でも開花日に数日の差があったりするので、関東であれば千葉から栃木・群馬あたりを広く候補としておき、手札をいくつか持っておくと想定される開花日のキャンプを出来る週の選択肢が増える場合もあります。
多少遠くなっても広く候補を取っておいてください。
花見キャンプできそう!用意するものは?
予約も出来たし天気も大丈夫そう!という事になっても油断は禁物です。
花見キャンプ特有の準備が出来ていないと、思わぬ落とし穴にはまるかもしれません。
花びらに注意
咲き始めでもサクラの花びらは散ってくることがあります。
テントが朝露に濡れている状態で花びらがくっついてしまうと全部を手で取るのは非常に大変ですので、撤去の際に花びらを払える箒をもっていくと便利でしょう。
中には電動式のブロワーで吹き飛ばすという猛者もいますが、大型のテントだとそれもアリかもしれません。
ちなみに、花びらも有機物ですので、ほおっておくとカビや悪臭の原因になることも考えられます。
頻度良く使うテントであればそこまで大きな問題にはなりませんが、次に使うのは一年後、といったテントはなおさら注意が必要です。
カビがつかなくても、草木染めの要領でテントにシミがついてしまうこともありますので、出来れば見落とさないようにしたいところです。
虫に注意
毎年3月5日前後は24節季における「啓蟄」となっており、土中で冬ごもりをしている虫が気温が上がってきたことによって穴から出てくることを意味しています。
サクラの開花するは啓蟄をすでに過ぎており、虫が出現し始めるタイミングでもあります。
夏のように蚊やブヨといった厄介な虫は少ないですが、油断をしているとやっかいなことになりますので虫よけスプレーや蚊取り線香などをもっていった方が安心でしょう。
寒暖差に注意
「花冷え」という言葉をご存知でしょうか。
調べると、「桜の咲くころの、一時的な冷え込み」となっているように、花見キャンプをしようと思うとちょうどこの花冷えに当たってしまう事が多いのです。
花冷えとなる前には暖かな日が続いており、キャンプが出来る嬉しさと相まって装備を軽くしてしまうと確実に風邪をひいてしまいます。
また、昼と夜の寒暖差にも気を付けなければなりません。
昼間は汗ばむような気候でも、夜となると冬と同じような寒さになってしまうこともザラにあります。
まとめ
花見キャンプが成功するかどうかは運にかかっていますが、成功の確率を上げるにはそれなりにポイントをおさえて、準備をしておくことが肝要です。
直前になっても予約が出来る可能性もありますし、場所によっては予約なしの完全フリーサイトというキャンプ場もあるので直前でも検討してみてください。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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