キャンプ場では、キャンプ場という場所を借りるという側面い、自然の中に場所を借りてキャンプをするという側面と、他のキャンパーがいる中で共同生活をするという側面もあります。
それぞれで人として、キャンパーとして守るべきマナーがあるので、しっかり頭に入れておきましょう。
Contents
意外とやってる?無意識なキャンプのマナー違反
マナー違反の中でも無意識のうちにマナー違反をしている場合は非常に厄介で、教えられたり、調べたりしない限り気づかないためマナー違反を繰り返す可能性があります。
他人に教えるのはさすがに勇気がいるので、身近な人には教えてあげられるといいですね。
ごみの回収忘れ
キャンプ最終日、撤収も済ませてさあ帰るぞ!となる前に一度自分たちの使ったキャンプサイトを見まわしてゴミが落ちていない確認しましょう。
たとえわざとでなくてもゴミが残っていることは立派なマナー違反です。
ありがちなごみについて、キャンプ場のスタッフに話を聞きました。
「よく見かけるのは爪楊枝や割りばしといった木のごみですね。
落ちているのに気づき辛い為でしょう。
あとは食べ物を落としたままにしている方も良くいらっしゃいます。
カラスが食べるくらいなら可愛いものですが、イノシシなどがやってくると危険ですので気を付けてください。
また、サイトの端の方ではビニール袋が生垣に引っかかっていたり、薪などを縛っているポリプロピレンのベルトが落ちていたりという事もあります。
貴や食べ物は最悪自然に帰りますが、化学製品は土にも帰らないので絶対に回収をしてほしいところですね」

木にロープを巻く
テントのフライシートやグランドシート、シュラフなどは最終日の朝に乾かしてから撤収しないと壁や悪臭の原因にもなってしまいます。
そのため多くのキャンパーがガイロープなどを使って乾かしているのを見かけますが、意外と見落としがちなのが木にロープを結ぶときに養生をしておかなければならないという点です。
木にロープを張ることで木の表皮に負担がかかってしまい、最悪はがれてしまう事も考えられます。

ちなみに、乾かすためのロープならまだしも、ハンモックを引っかける場合は更に強い負荷がかかってしまいますので養生をするよりも先にキャンプ場に許可を取ってからの方が安心です。
意図的でないにしても、キャンプ場の所有物を破壊してしまうことになりますので気を付けてください。
焚火の位置
焚火をする際に自身のテントやタープに穴が開かないように気を付けたいという気持ちはわかりますが、場合によっては他人のテントやタープに穴が開いてしまうという事があると覚えておいてください。
もちろんテントやタープのそばで焚火をするのはもってのほかで、それ以外でも火の粉が舞い上がりやすい紙を大量に燃やすというのもマナー違反です。
むしろマナー違反で済めば良く、テントは化学繊維ですから燃え広がるのは一瞬で、最悪の場合だと命を落とす事故に繋がることも。

本当にわかってる?絶対に避けたいキャンプのマナー違反
キャンパーの中には悪いことだと理解していながらもその場の楽しさや、楽さをとってマナー違反をする方も見受けられます。
キャンパーとして恥ずかしい行為ですので絶対にやめましょう。
ごみを燃やす
ごみを捨てられるキャンプ場ではあまりありませんが、ごみを持ち帰らないといけないキャンプ場で稀にごみを燃やすキャンパーもいます。
ごみと言っても、竹串や割りばしを少量という事であればそこまで気になりませんが、プラスチック製のトレーや食べ残した食料品を火にかけるとなるとそれはもはやマナー違反。
自分の焚火台の上で燃やすから自分だけの責任では?と思うかもしれませんが、燃える時のにおいや燃えたときに舞い上がる灰など、迷惑をかける要素は十分にあります。
大きな声で騒いだり音楽をかける
大抵のキャンプ場は夜9時、10時頃になると消灯時間として、大声で騒いだり音楽を流したりすることを禁止しています。
それを守れるのはあくまでも「普通」で、本来であれば日中でも大声で騒いだり音楽を流したりというのは避けた方がいいのです。
満員電車の中でイヤホンから音漏れしていて不快に思う方もいるように、別に好きでもない音楽が聞こえてくるのは結構ストレスだったりします。
また、居酒屋ならいざ知らず、公共空間であり、サイト内はプライベート性が強いキャンプ場という特性上、生垣では消せない大きな声や音はなるべく控えることがマナーです。
どうしても騒ぎたいのであれば、騒いでもいい時、場所、状況を見極めましょう。
ごみのポイ捨て
ごみを燃やすのがマナー違反なら捨てていってしまえ、という事で誰もわからないと思ってポイ捨てする心無い方もいるようです。
ポイ捨てをするようなキャンパーは、自然の一部を借りて活動をするというキャンプの精神上、不適格と言わざるを得ません。
キャンプ場でなくとも世の中でポイ捨てOKな場所はありませんので、人としても恥ずかしい行為です。

放置すると危険!すぐにやめてほしいキャンプのマナー違反
この項のマナー違反を放置しておくといつか大きな事故・事件が起こりかねません。
見かけた際は管理人やセンターハウスに連絡して、即刻やめてもらうようにしましょう。
食べ残しの放置
キャンプ中は洗い物や後片付けに億劫になるもの。
特に夜ともなればさっさと眠ってしまいたくなるという気持ちは良く分かるのですが、食事をした後の食器や料理をした際に出る生ごみ、食べきれずに残してしまった食べ残しを放置しておくと、イノシシやクマといった危険な獣に襲われるリスクをグンとあげてしまいます。
万が一めんどくさくて片づけないとするのであれば、クルマの中に一晩おいておくことが出来るのであればそれでも大丈夫です。
間違ってもテントの中に入れないでください。
野生の獣は我々が思っている以上に鼻が良いので、おいしそうなものがあれば見つけて食べてしまいます。
直火禁止のサイトで直火
今ではずいぶんと数が減ってしまった直火OKのキャンプ場ですが、直火OKが減った理由の一つに「キャンパーのマナーが悪かった」というものがあります。
かつて直火OKだったキャンプ場に話を聞いてみました。
「もともとサイト内の決められた場所であれば直火OKだったのですが、それを守っていただけないキャンパーさんが多く、芝生や土が傷んでしまう事をさけるために直火禁止とさせていただきました。
キャンプ場としては直火OKを続けたかったのですが、管理費やダメージの事を考えるとどうしても直火禁止にせざるを得なかったですね」

まとめ
どんな些細なことでも、マナー違反をする方が多くなるとルールとして禁止事項が多くなってしまい、結果として楽しくないキャンプ場になってしまいます。

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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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