キャンプシーズンは春から夏にかけてだといわれることが多いですが、雨の日や冬で寒い日であっても、キャンプが楽しめないことはありません。
ただ、自然は人間の都合には合わせてくれないので、厳しい環境に対して寒さ対策は必要です。
ここでは、雨や冬のキャンプで寒さ対策を紹介します。
Contents
雨のキャンプ場の対策について
雨の日のキャンプ場は、雨水や強風に晒されて厳しい環境になりますので雨の対策をしっかり行う必要があります。
ここでは、雨のキャンプ場の対策について紹介します。
雨のキャンプ場の対策①テント選びや活用方法
2ルームテントは名前の通り、部屋が2つありリビングと寝室といった2つの部屋のように使えるので雨のキャンプ場の対策として使うととても便利です。
全方向にウォールがある2ルームテントは、開口部を閉じれば、雨風をしのげるので、タープとテントを組み合わせると、雨のキャンプ場でも安心して食事などができます。
また、2ルームテントはリビングから寝室に移動する際、雨に濡れることがないので、雨が強い日のキャンプでも快適です。
また、タープとテントを2つ設営するより、2ルームテントを1つ設営したほうが、手間が省けるメリットがあり、雨のキャンプ場の対策としては万全。
2ルームテントは、各メーカーから色々なものが売っているため、初心者にとっては選ぶ際に迷うかもしれません。
2ルームテントはサイズや天井、設営しやすさ、耐水性、通気性、重さについて考慮して選びましょう。
2ルームテントのサイズについては、例えば、夫婦とお子さん1人の計3人でキャンプを楽しもうとした場合、2~3人用の2ルームテントを選びがちです。
ただ、荷物をテント内に置くことを考えれば、5〜6人用の2ルームテントを選ぶことで、ゆったり過ごす事が可能。
2ルームテントの天井は、高ければ高い程テント内の移動が楽ですが、横風の影響を受けやすいというデメリットもあります。
風が強い地域でテントを楽しむ際は、天井が低い2ルームテントを選んだほうがいいでしょう。
一方、2ルームテントを購入しても、設営が難しく時間がかかってしまい疲れたという話があります。
そのようにならないように購入する前に、実際にお店で2ルームテントを組み立てて、設営しやすさを確認することは重要です。
2ルームテントは決して安い買い物ではありませんので、しっかり設営しさを確認したほうがいいでしょう。
特に雨のキャンプに使う2ルームテントは、できるだけ設営時間を短いほうがいいでしょう。
一方、雨のキャンプに使う2ルームテントは耐水性をしっかり考えなくてなりません。
ただ、耐水性を高くすれば高くする程、通気性が悪くなり結露などの発生が懸念されます。
そのため、耐水圧は2,000mm以上あれば、雨の日でも問題ないでしょう。
2ルームテントは重いといわれることがありますが、素材によって大きく変わります。
例えば、コットンを使った2ルームテントはたしかに重いですが、ポリエステルなど化学繊維を使った2ルームテントであれば、比較的軽いといわれていますね。
雨に濡れたサイトには、直接テントを設営するのではなく、グランドシートやブルーシートをまず敷きます。
その際、テントの底より小さくグランドシートを折る事で、グランドシートとテントの間に雨水が侵入しないのでおすすめです。
雨のキャンプ場の対策②準備について
雨のキャンプに行く際は、服装の準備についても対策しなければなりません。
レインウエアや長靴、傘などは用意する他、雨に濡れてしまうことを想定して、着替えも多めに用意することは重要です。
一方、雨のキャンプ場に到着した際、手早く準備完了させて、雨にできるだけ濡れないようにしたほうがいいでしょう。
長時間、雨に濡れると体が冷えて体力が消耗することがあるので、気を付けてください。
手早く準備を完了させるためには、荷物を減らして必要最小限にすることです。
設営や撤収する時間は荷物の多さで決定するので、できるだけ荷物は少なくしたほうがいいでしょう。
また、テントやタープを素早く設営してしまえば、雨に濡れることは最小限に抑えられるので、自動車にはテントやタープは取り出しやすい位置に積んでおくことが重要です。
テントやタープを設営してしまえば、雨に濡れる事はないので、最優先に準備して下さい。
冬のキャンプ場の寒さ対策について
春から夏にかけての季節が、キャンプシーズンだといわれるのは本当ですが、冬であってもキャンプを楽しみたいと思う方は寒さ対策が必要です。
キャンプは日常の生活から離れて、不便さを楽しむといった側面もあるので、冬でもどれだけ快適に過ごせるかを試すのもいいかもしれません。
ここでは、冬のキャンプ場の対策について紹介します。
冬のキャンプ場の寒さ対策①テント選びと活用方法
冬のキャンプ場では木枯らしが吹いてとても寒い日があるので、風が侵入しづらいスカート付きのテントを使ったほうが寒さ対策になります。
スカート付きのテントのスカートは、地面とテントの間の隙間を埋める役割りがあり、風がテントに侵入しづらいです。
ただ、スカート付きのテントは気密性が高いため、結露が発生することがあるので、定期的な換気を行う必要があります。
そのため、優れた通気性を発揮するコットンやポリコットンを使ったスカート付のテントはおすすめです。
通常、グランドシートを敷いてからスカート付きのテントを設営しますが、冬のキャンプでは、インナーマットや断熱マット、エアマットを追加して、寒さ対策を行って下さい。
可能であれば、テント内にコットを設置することで、完全に地面の冷たさをシャットアウトして寝る事ができるのでおすすめです。
冬のキャンプ場の寒さ対策②シュラフ選びと活用方法
シュラフには、快適使用温度と限界使用温度があることはご存じでしょうか?
快適使用温度はシュラフを快適に使える下限の温度、限界使用温度は試行錯誤してシュラフを使える温度となっています。
冬のキャンプには、限界使用温度が-5℃以下のシュラフを使った方が寒さ対策になります。
3シーズン用のシュラフしかない方は、毛布などを併用すると寒さ対策に有効です。
テント内の温度とテント外の温度の差によって結露が発生します。
テント内に暖房器具がなくても、結露が発生することがあり、完全に防ぐことは難しいとされています。
発生した結露でシュラフが濡れて保温性が低下してしまうため、シュラフにはシュラフカバーを使うことをおすすめします。
シュラフカバーは、結露だけではなく、汚れを防止することもできるので便利なアイテムです。
シュラフカバーが用意できない場合は、シュラフとテントが触れないように配置を考えたり、換気をこまめに行ったりすることで、ある程度シュラフが結露で濡れることを防止することができます。
まとめ
これまでキャンプ場での雨や寒さ対策を紹介しました。
テントやシュラフといったキャンプで必要なアイテムをしっかり選び活用することで、雨や寒さ対策することは可能です。
また、雨の日のキャンプ場では荷物を最小限に抑え、素早くタープやテントを設営することで、雨に濡れることを防ぎ、体力の消耗を抑えて下さい。
雨が降ったり、冷たい風が吹いていたりするサイトであっても、しっかり雨や寒さ対策することで、快適にキャンプが楽しめます。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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