Impala Camp インパラキャンプ 車を個人輸入するところから始まるUJack社長のキャンプブログ

67インパラ整備編26:ラジエーターホースのステンレス化計画と社外水温計の取り付け

本日は67インパラのラジエーターまわりのカスタム化計画を練っていきたいと思います。

インパラのラジエーターまわり現状の課題とは

前回の作業で社外品のリザーブタンク取り付けを行いました。

67インパラ整備編25:リザーバータンク(リザーブタンク)の取り付けと修理、中華製の汎用品を取り付けてみた

2018年10月7日

この際にホース内が錆び錆びであったりキャップがボロボロだったりしたのでまず交換が必要と判断しました。

ラジエーター自体は特に漏れなどは発見できず、
各部の錆びや腐食具合も主観で問題ないと感じたため今回は保留。

実際に走行させて水温などを確認してみないことには詳しい状況についてはわからないため、
水温計を後付けするなどして確かめてから必要に応じてアルミラジエーターなどの導入を検討すことにしました。

後はみてくれというかカスタム性を少しだけ意識してラジエーターのアッパーホースをステンレスのホースに換装をしたいと考えています。

まとめると今回ラジエーターまわりで必要なパーツや作業は以下のようになります。

ほぼこんな感じ。

現状でサーモスタッドの良否判定はできないのでこちらも一旦保留。

1967年式インパラのサーモスタッドとファン動作

サーモスタッドといえばクーラントの温度に応じてラジエーターへの流量を調整する大切な部品ですが、このような旧車の場合現代の車とはどうやら動作が多少異なるようなのです。
現代の車の場合サーモスタッドが開いたタイミングでラジエーターファンが作動し、サーモスタッドが動作したことがわかる仕様なのですが、この車の場合、ファンベルトが直接ラジエーターファンに繋がっているため、エンジン始動直後からファンが回り始めます。
本来サーモスタッドはエンジンの暖機運転が完了した時点でラジエーター側にクーラントを流すための開閉弁の役割をしているわけですが、
このように元々ファンが回ってしまう車の場合はエンジン暖気動作中も無駄にラジエーター側のクーラントも冷やしていて、あくまでもサーモスタッドは水温に合わせて動作しているということになるかと思います。
ただこうなってくるとクーラントを交換する際のエア抜きの目安としてファンの動作は参考にならないことになりますし、サーモスタッドの良否判定も難しくなります。

社長
はてどうしたものかと

まあこれについて詳しくはまた次回クーラント交換をする際に紹介することにします。

ラジエーターまわりの各アフターパーツの手配

ということで早速必要なパーツの調達を行います。

まずはラジエーターキャップですがこちらは16LBSのキャップとなります、
車体のラジエーターごとにこの圧力は異なりますのでもともとついているラジエーターキャップと同じものを手配すれば問題ないはずです。
筆者はStant製のキャップを手配しました(モデルナンバー10230)

次にラジエーターのステンレスアッパーホースですが、こちらはebayで手配を行いました。

ホースエンドにインナーラバーが付いているタイプでラジエーターの口径に合わせてフィットするようになっています。
デフォルトでは1 1/4、1 1/2、1 3/4の切り替えが可能ですが筆者のインパラの場合いずれのインナーラバーも使用しないサイズがフィットしました。(内径約40cm)

ebayが最安ですがAmazonやヤフオクなんかでも手に入るようですね。

そして社外水温計を取り付けるにあたって有名どころはオートゲージ社のものになるのかなと思いますがエンジンルームに取り付けたいためそれよりも安価な中華性の水温計を今回は入手しました。

また水温計を取り付けるためのジョイント(ホースアダプター40mm)、ジョイントとステンレスホースをつなぐジョイントホース(シリコン製)も手配。

後はクーラント交換用に古河薬品のロングライフクーラント95%2Lを4本手配しました。

クーラントは緑色と赤色がそれぞれありますが、この年式の車には緑色のものを使用しなければならないようです。

中華製水温計の信ぴょう性チェックテスト

パーツはこんな感じで手配したわけですが唯一不安が残るのは中華製の水温計です。
水温が正しく表示されなければ本末転倒であるため事前にチェックを行っておきます。

で、後日実際に届いた水温計がこちら

やまひつじ
なんだこれ
社長
さすが中華製、マニュアルもなし

似たような規格のものが他に売っているのでとりあえず端子の位置は確認できた。

こっちが本体の端子

社外水温計の動作テストの方法

実際のテスト方法ですが、お湯を沸かしてコップに入れます。

やまひつじ
コップはサーモスの真空タンブラーを使用するので水温が下がりにくい

ここにそれぞれの端子を接続した水温センサーを沈めます。
完全に沈めるとプラスとマイナスがショートするので先端だけを沈めます。

電源は直流安定化電源を使用して普通車と同じ約12ボルト再現しました。

動作チェックするうえで忘れてはいけないのがセンサーの筐体がアース(グランド)になっているということです。
なので安定化電源のメーターアースのほかにセンサーアースも引き回す必要があります。
画像だとコップが金属製なのでコップの下に配線を挟んでいます。

調理用の水温計を挿して確認してみると82.3℃でメーターもほぼ一緒なので正しく水温が計れているようです。

たぶん当たりはずれもあると思うのでオーバーヒートを避けるためにも必ず事前チェックをしておきたいですね。
直流安定化電源がなければ乾電池が1.5Vなので8つ直列接続してもいいし、車のバッテリーから配線を引いても問題ないです。

水温計のハーネス作成

一応車体の取り付け位置に合わせてハーネスを作成しました。

水温メーター自体が防水ではないので本来は車内に引き回すので配線はもっと長くなければなりませんが、あまり気にせずエンジンルーム内に取り付ける予定です。

なおセンサーのアースに関してはまた後日取り付けの際にも併せて解説しますが、
ジョイントアダプターにアース取り付け端子がありますのでそこから取ることになります。

メーターの赤黒の配線を接続すればLEDも光る仕様なのですが特に不要なので今回はこの配線を行いません。

ということで次回はステンレスホースの取り付けと水温計の取り付けを行いたいと思います。

社長
あ、謎のストラップですが結局使いませんでした