ガスバーナーやランタンの導入を検討している方で、気になるのは燃料ごとによる違いなどではないでしょうか。
キャンプを始めたばかりの方であれば、それぞれの燃料ごとによる優れたメリットや注意すべきデメリットが分かり辛いもの。
そこで当記事ではガスバーナーやランタンに使用する、燃料の種類について詳細を解説していきます。
キャンプを始めたばかりで、燃料ごとによる特徴の違いがわからない方々に最適な内容になっていますので是非参考にしてみてください。
Contents
- 1 ガスバーナー・ランタンの燃料の種類
- 2 ガソリンを扱う場合は最新の注意を
- 3 燃料毎によるキャンプにおすすめのバーナー・ランタン
- 3.1 【OD缶】PRIMUS(プリムス) シングルバーナー エクスプレス・スパイダーストーブⅡ
- 3.2 【OD缶】SOTO(ソト) レギュレーターストーブ FUSION Trek(フュージョントレック) SOD-330
- 3.3 【CB缶】ソト(SOTO) レギュレーターストーブ 【シルバー/Amazon.co.jp 限定 モノトーン】ST-310
- 3.4 【CB缶】SOTO(ソト) レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン) ST-330
- 3.5 【ホワイトガソリン】コールマン パワーハウスツーマントルランタン(ケース付)
- 3.6 【ホワイトガソリン】ソト(SOTO) MUKAストーブ SOD-371
- 3.7 【アルコール】Esbit(エスビット) アルコールバーナー ESAB300BR0
- 3.8 【アルコール】trangia(トランギア) アルコールバーナー
- 4 ガスバーナー・ランタンにおすすめの燃料まとめ
ガスバーナー・ランタンの燃料の種類
結論から言うとキャンプやアウトドアで使用する燃料は、一つだけではなく複数の種類が存在します。
そのため使用前にそれぞれの特徴を把握しておかなければ、後々後悔する事も。
そこで以下の項目毎に、それぞれの燃料ごとによる特徴やメリット・デメリットについて解説。
- OD缶
- CB缶
- ホワイトガソリン
- アルコール
それぞれ順を追って、詳細を解説していきます。
OD缶
バーナーやガスランタンなどに使用される、アウトドア製品の定番とも言える形状のガス式燃料がOD缶。
アウトドア(outdoor)の頭文字が名前となっているCD缶の、メリット・デメリットそれぞれの特徴を紹介して行きましょう。
【メリット】
OD缶の特徴は気温が低い環境や低気温時など、環境を選ばずに安定した出力を発揮する点が挙げられます。
自然界を相手にするアウトドアでは家庭用ではカバーできない点を克服し、缶自体も比較的丈夫な形状を採用。
荷物として運ぶときに穴が開いたりガス漏れが起きたりしないのも、OD缶ならではのメリットでしょう。
【デメリット】
OD缶のデメリットとしては後述するCB缶と比較した場合、燃費が悪い点が挙げられます。
どうしても家庭用としてコストを最大限削減し大量生産を行うCB缶と比較した場合、OD缶は需要が少ないのが実情です。
結果としてアウトドア用として開発されたCB缶は、製品一つ一つの値段が上がってしまいます。
ただし値段が上がる分、過酷な環境となるアウトドアで火が着火できる安心感がCD缶の魅力です。
CB缶
冬のお鍋のお供として出番となる家庭用カセットコンロの燃料として、一度は見た事がある方も多いであろうCB缶。
ですがアウトドアで用いる上で発生する、メリットやデメリットは知らない方も多いのではないでしょうか。
そこでCB缶をキャンプなどで用いる特徴の数々についても、順立てて紹介して行きましょう。
【メリット】
CB缶を用いる最大のメリットは、使用燃費の良さが挙げられます。
アウトドア用に特化した分、開発コストや需要の問題からOD缶はどうしても高くなりがち。
ですが家庭用として大量生産し大量に消費されるCB缶であれば、コスパ良く使用が可能です。
加えてコンビニやスーパーなどで、手軽に燃料を購入できるのもCB缶を燃料にするメリットとなっています。
【デメリット】
CB缶のデメリットは登山などで標高が高い環境や、極端に気温が低いシチュエーションで使用できない点でしょう。
そのため肝心の場面で使えない危険性を抱えており、燃料自体も非常にかさばる上に耐久度にも若干難があります。
特に気温が低くなる季節や標高の高い地域でのキャンプを行う場合に、CB缶を利用する場合は注意が必要でしょう。
ホワイトガソリン
アウトドアを行わない方には知らない方も多いであろう特殊燃料が「ホワイトガソリン」です。
自動車などに用いるガソリンと異なり、純度が高い燃料である「ホワイトガソリン」の概要についても解説していきましょう。
【メリット】
ホワイトガソリン最大のメリットは、出力にガス燃料以上の安定感を誇る点でしょう。
周りが凍りつくような寒さでガス燃料のバーナーやランタンを使用すると、着火できない現象も珍しくありません。
ですがホワイトガソリンは火が着火する温度である「着火点」がマイナス50度なので、アウトドアでは安定して利用が可能。
また純度が高い燃料の都合上、製品が煤で汚れにくいのもホワイトガソリンならではのメリットでしょう。
【デメリット】
ホワイトガソリンのデメリットは、燃費が非常に悪い点が上げられます。
精製された純度が高い燃料として開発されたホワイトガソリンは、灯油の20倍近くの値段を誇るのが現状です。
そのため長期間利用し続けるほどコスパが悪いというのが、ホワイトガソリンが抱えているデメリットでしょう。
アルコール
ランタンやストーブの燃料として、近年じわじわと人気を上げている燃料が理科の実験でおなじみの「アルコール」です。
アルコールを燃料としたアウトドア製品のメリットやデメリットの概要についても最後に押さえていきましょう。
【メリット】
アルコールを燃料とするメリットの一つとして、燃費良く利用することができる点が挙げられます。
燃料はバイオエタノールという名称で販売された製品を薬局などで手軽に入手できる上に、寒冷地でも安定して火を付けることが可能です。
更にガスや専用缶が必要なホワイトガソリンと異なり、少量で持ち運ぶことができるので荷物として嵩張りにくいのもアルコール燃料ならではのメリットとなっています。
【デメリット】
アルコール燃料のデメリットは、火力が最弱であることや風に弱いといったデメリットが挙げられます。
特にお湯を作りたい場合には他の燃料と比較した場合、出力が弱い以上どうしても時間がかかってしまうもの。
燃費が良い特徴から、長時間放置する炊飯などの調理に向いている燃料ともいえるでしょう。
ガソリンを扱う場合は最新の注意を
アウトドア燃料としてガソリンが用いられることもありますが、ガソリンは危険物取扱資格が存在するほどのリスクを抱えた燃料です。
加えてポリ容器などに移す行為は消防法で禁止されており、一定以上のガソリンの量を持ち運ぶには基準に引っかからない専用の携行缶が必要になります。
そのためホワイトガソリンではなく車両用燃料として用いるガソリン燃料は、危険を伴う燃料だということを頭に入れておきましょう。
燃料毎によるキャンプにおすすめのバーナー・ランタン
それぞれの燃料の詳細を解説したところで気になるのが、具体的なおすすめアウトドア製品の数々ではないでしょうか。
そこで燃料毎による、おすすめのアウトドアギアの数々を紹介していきます。
燃料毎に異なるアウトドアの参照を行いたい方や、最適なアウトドアバーナーやランタンをお探しの際には是非参考にしてみて下さい。
【OD缶】PRIMUS(プリムス) シングルバーナー エクスプレス・スパイダーストーブⅡ
重心が低い位置である分離型なのでコッヘルをひっくり返す心配も少なく、コンパクトに折り畳めるため積載量が限られるソロキャンプにも最適な製品でしょう。
【OD缶】SOTO(ソト) レギュレーターストーブ FUSION Trek(フュージョントレック) SOD-330
風に吹き消されにくい構造を採用した、すり鉢状のバーナーヘッドも安定した出力を実現するのに活躍する秘密の一つとなっています。
【CB缶】ソト(SOTO) レギュレーターストーブ 【シルバー/Amazon.co.jp 限定 モノトーン】ST-310
一体型によりCB缶を土台の一部とすることで、高い安定度を実現しているのも嬉しい製品となっています。
【CB缶】SOTO(ソト) レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン) ST-330
分離することで長時間の熱が加わると危険を伴うCB缶でも、安心して利用することができるガスバーナーです。
【ホワイトガソリン】コールマン パワーハウスツーマントルランタン(ケース付)
真っ暗なテントサイトでも家庭用の蛍光灯を照らしたかのような明るさを導入できる、パワーに優れたマントルランタンとなっています。
【ホワイトガソリン】ソト(SOTO) MUKAストーブ SOD-371
収納時にもノートサイズにしまうことができるコンパクトさを誇り、無駄のない構造が魅力のストーブではないでしょうか。
【アルコール】Esbit(エスビット) アルコールバーナー ESAB300BR0
Esbit(エスビット)特有のポケットサイズに収納が可能にも関わらず、万能に活躍する利用感が魅力のアルコールバーナーとなっています。
【アルコール】trangia(トランギア) アルコールバーナー
真鍮製の本体が使い込むほど味わい深くなるため、長期的に長い付き合いになる相棒を探している方にも最適な製品ではないでしょうか。
ガスバーナー・ランタンにおすすめの燃料まとめ
アウトドア製品の燃料毎による違いや詳細について、参考としてお役立て頂けたでしょうか。
燃料毎による特性を把握して自身のアウトドアスタイルに最適な燃料を使用して快適なアウトドアを過ごすため、当記事が参考として役立てて頂ければ幸いです。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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