キャンプ場ってどう選んだらいいの?キャンプ初心者におすすめの選び方まとめ

キャンプ初心者だけでなく、キャンプ中級者にとってもキャンプ場選びは意外と難しいもの。
今回はハズさないキャンプ場の選び方のポイントをご紹介いたします。

キャンプ場ってどう選んだらいいの?


第二次キャンプブームの最中、グランピングをはじめ、ソロキャンプやデュオキャンプ、車中泊キャンプなど様々なキャンプスタイルが生まれました。
それぞれのキャンプスタイルにはそれぞれ適したキャンプ場のポイントがありますが、まず最初に気にしたいのが「キャンプ場選びの基本」「キャンプ対する目的」の2つです。

キャンプ場選びについて、日本オートキャンプ協会公認インストラクターのキャンプ場スタッフに話を聞いてみました。

「キャンプ場を選ぶときは、自分の立場上絶対に外せないポイント、自分の好みとして絶対に外せないポイント、あってもなくてもいいが出来ればあってほしいポイントの3つに分けられます。
もちろん自分のキャンプスタイルが確立されているとキャンプ場も選びやすいのですが、最初はそこまで気にすることありません。
特に初めてのキャンプという事ですと何をどこまで、どうこだわっていいのかもわからないので、施設としてきちんと管理されているのか、自分のやりたいことはそこで実現できるのかどうかを念頭に置きましょう」

キャンプ場の選び方「基本編」

まずはキャンプ場を選ぶときの基本的な考え方について整理していきます。
基本的というとざっくばらんな感じがしますが、基本的なことに考えが及ばないと思わぬ失敗をすることも考えられます。

時間について


行きたいキャンプ場を選ぶ前に、到着するまでにどれくらいの時間が必要かどうかを確認しておきましょう。
片道の所有時間2時間がひとつのボーダーと考えてください。
2時間を超えるようだと休憩をとる必要があったり、どちらかというと遠出になってくるのでキャンプ以外にも何か観光をしないと損をした気分になる可能性があります。

もちろんキャンプ場周辺の観光もキャンプの旅程に組み込むのは良いことですが、そのために自然を満喫するというキャンプの基本的な楽しみ方が阻害されては元も子もありませんので、ほどほどにしておきましょう。

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立地について


立地はすなわち利便性ともとらえられ、どれほどの利便性があった方が良いかというのを選ばないといけません。
忘れ物をした時やけがをしたとき、周りに対応できる施設があるというのは心強いものです。
逆に、こういった施設がなければないほど人里離れたキャンプ場という事になり、野趣を感じやすいというメリットもあります。

また、気温を左右する要素として「標高」も気にしたいところです。
ネットで調べれば天気も気温も分かりますが、現場に行かないとわからないもの。

社長
ネットで発表される情報は限られており、標高が高ければ高いほど冷える可能性が高いのでそれ相応の装備が必要です。

季節的な変動について


日本には四季がはっきりと分かれており、季節によって気を付けたほうが良いポイントがいくつか存在します。
わかりやすいものでは夏場のゲリラ豪雨は天気予報では読み切れないので常に対策しておいたり、冬場は道路が凍結するのでスタッドレスが必要だったりと、それぞれの四季で準備物があります。

夏から秋にかけて最もつらいのが虫の大量発生です。
筆者の経験だと、カメムシが大量発生した時は地獄絵図のようでした…。
他にも熊などの冬眠前の時期はキャンプ場に出没して人を推そうといったニュースもたまに聞きますので、合わせてチェックしておきたいところです。

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キャンプ場の設備について


キャンプをするにあたって、キャンプ場にどれくらいの施設が備わっているかというのは必ずチェックする必要があります。
例えば3人家族で2泊することを決めた場合、2日目に洗濯が出来るようなコインランドリーがあるのかどうか、シャワーは子供と一緒に入れるサイズかどうか、といった細かいことを確認する必要があります。

我が家の場合はトイレは清潔なのかサイトの広さどれくらいなのか、キャンプ場の売店や周辺にドリンクを買うことが出来る場所はあるのかというところまで調べあげてから行きます。

やまひつじ
ちょっとしたことでも満足度は大きく違ったりするので、良いキャンプのためにはしっかりとしたリサーチが必要ですよ。

キャンプ場の選び方「目的別編」

次に、キャンプをするにあたって「キャンプに何を求めるのか」によってもキャンプ場選びのポイントは変わります。
一見当たり前ですが、他にも押さえておきたいポイントがあると忘れてしまったりするので気を付けましょう。

大自然を満喫したい!


人里から離れた場所で大自然に抱かれてキャンプをしてみたい!というのは比較的多い目的だと思います。
その場合は、夜に星空がきれいに見えたり、近くに清流が流れており水遊びが出来たりという事が期待されているでしょう。
サイトの作りも林間サイトのように木々の間にサイトがあって、大型のテントは設営できないような場合もありますし、逆に広大なくさっぱらを仕切っている場合もあります。

どちらも大自然を満喫するのには間違いありませんが、すこしベクトルが異なりますのできちんとキャンプ場でどういう過ごし方をするのかイメージした上で選びましょう。
大自然を満喫できるキャンプ場ほど人里離れた場所になりがちなので、キャンプに必要な道具や準備時間もかさみがちです。

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出来るだけ楽にキャンプを楽しみたい!


キャンプの良さである「大自然を満喫する」という楽しみ方を気軽に享受できるようなサービスをそろえたキャンプ場も多く存在しています。
代表的なのはグランピングと言われるもので、基本的にはキャンプ道具などをもっていかなくても、ワンステージ上のキャンプ体験が出来るサービスです。
グランピングはキャンプの一部ではありますが、最近はキャンプと切り離されて独り歩きしているきらいがありますので、実際に利用して後悔しないように下調べをしておきましょう。

例えば、キャンプを楽しむという考え方の中に「テントを自分でたてる」という要素が入っているのであればグランピングというよりはレンタル用品が充実したキャンプ場の方が向いています。
食事についても、自分で色々と持ち込んで調理したいのであればそれに合った調理器具は自分で用意した方が都合がいいので、必ずしもグランピングやレンタルを利用しないといけないわけではありません。

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アクティブに遊び倒したい!


キャンプ場によってはただキャンプするのではなく、スタンドアップパドルサーフィンやヨガ、クラフト系のワークショップが出来るところもあります。
リゾート地にあるキャンプ場にこういった企画が多い傾向にあります。
一番ポピュラーなのは魚のつかみ取りやアスレチック、川遊びといったあたりでしょうか。
どれくらいの体験をキャンプに入れ込みたいかによって選ぶキャンプ場と、体験をするために必要な時間の確保をしなければなりません。
アクティブに楽しみたいがゆえに時間の制約を生むことになっては本末転倒ですので、無理のない範囲でスケジュールを組みましょう。

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まとめ

要素がいくつも出てきたので最初は何が何だかわからないかもしれませんが、自分で考えてキャンプ場を選ぶことが大切です。
しっかり考えて選んだ結果、抜け落ちてた考えや必要な道具ついて分かれば次のキャンプに活かすことが出来ます。
あまり考えずに適当に選んでしまうとその次も同じ失敗をしてしまう可能性がありますのでご注意ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!