2020年から日本でも猛威を振るう新型コロナウイルスですが、働き方改革を一気に推し進める要因にもなりました。
特に話題になったのが「テレワーク」。
キャンプでテレワークをするにはどんな道具が必要なのでしょうか。
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キャンプでテレワークは可能?
株式会社パーソル総合研究所の調べによると、新型コロナウイルス感染拡大の勢いが続いている中、正社員のテレワーク実施率は全国平均で24.7%となったと発表しています(調査期間は2020年11月18日~11月23日)。
4つの企業のち、1つの企業が実施している計算となるほど普及率が上がっていますが、中にはキャンプ場でテレワークをする方もいるようです。
キャンプ場の中には通信環境が整っており、パソコンでの調べものもWEB会議だって不可能ではありません。
また、電源付きのサイトであればパソコンの給電も出来るので、そこまでハードルが高くないんです。
キャンプ場でテレワークをする方について、人気キャンプ場で働くスタッフはこう語ります。
「決して多くありませんが、月に数組はキャンプ場で仕事をするという方を見かけますね。
一人で来て黙々と作業をしていますが、合間合間で焚火をしたり、チェアでくつろいだりしてる様子を見ると、新しい働き方の波がキャンプ場に来ているという事を感じます。
お一人の場合も多いのですが、ご夫婦やカップルでキャンプをしている中で旦那さんが仕事をしているというのも稀に見かけます。
平日のど真ん中でキャンプをすることが出来るので、レジャーとしての側面でもメリットがあるのではないでしょうか」
また、観光庁は「新たな旅のスタイル」として「ワーケーション」を推進しています。
従来の日本の旅行のスタイルは、特定の時期に一斉に休暇を取得し、宿泊日数が短いといった特徴があることから混雑や密が生じやすいという傾向があります。
企業(送り手側)、地域(受け手側)とも連携しながら、休暇取得の促進・分散化にも有効なワーケーションをライフスタイルに取り入れることで、より柔軟な休み方・働き方が出来るというもの。
キャンプ場でテレワークってどうなの?
実際にキャンプ場でテレワークをするのはうまくいくのでしょうか。
筆者が身をもって体験して感じたメリットと注意点をご紹介いたします。
メリット
なんといっても解放感が段違いなので、感性が必要とされる仕事やアイデアをいくつも出す仕事には非常に向いています。
また、色々と頭を使った後にチルアウト時間を設けることで、自宅や会社ではありえないレベルでの気分転換が可能です。
注意点
レジャーの合間に仕事をするのか、仕事のついでにレジャーをしているのか分からなくなるのが気を付けたいところです。
仕事の合間に焚火をするにしても、通常であれば勤務時間にそんなことはしませんので、それは仕事とみなされません。
逆に、決められた時間仕事をしようと思うとキャンプ場でテレワークをするという最大のメリットが削られてしまいます。
また自宅でテレワークをしている方とくらべるとどうしても遊んでいる感が出てしまいますので、反感を買う可能性もあります。
WEB会議などしなければ大きな問題にはなりませんが、勤怠管理などとの兼ね合いによっては隠れてやることも難しいので、あらかじめ会社と調整しておく必要があります。
キャンプでテレワークに必要な道具とは?
それでは、キャンプでテレワークをするのに必要な道具のポイントを見ていきましょう。
普通のキャンプや普通のテレワークとは違って気を付けることが変わってきますのでご注意ください。
仕事道具
基本的にパソコンと充電するためのケーブルは必要でしょう。
他には座って作業するためのテーブルとチェア、万が一のことを考えてポータブル電源などはあった方がいいですね。
特にパソコンについてはデリケートな機械ですので、出来ればアウトドアに持ち出しても安心なパソコンを用意したいところです。
頑丈で軽量、ケースやバッグに入って持ち運びが簡単で、出来ればある程度の防水・防塵対策がなされている方がいいでしょう。
また、デスクワークをする方ならわかるかと思いますが、長時間パソコンで作業をするとなるとデスクとチェアも無視はできません。
普段使っているデスクやチェアでは腰や首を痛めることになりませんので、パソコン作業を前提としたものを用意しておいた方が安心です。
リラックス道具
仕事で疲れたときに、手軽にサッとリラックスできる道具があると仕事がさらに捗ります。
あくまでも小休止ですから、がっつりと焚火をして寛いだりというよりも10分~20分で気分転換できるようなものが望ましいですね。
晴れてさえいれば散歩をしたりするのもいいですし、コーヒータイムもアウトドアなら普段のものより数倍もおいしく感じるはずです。
気を付けたいのが、テレワーク用にあれこれ揃えてしまうことです。
あくまでもテレワークはそういうキャンプスタイルがあるというだけですので、気合を入れてそのためのグッズをそろえてしまうのは、はっきり言って無駄になってしまいます。
通常のキャンプ道具
もちろん普段からつかっているキャンプをするための道具も欠かせません。
しかし、仕事をするとなるとキャンプを楽しむ時間も必然的に減ってしまうので、厳選した道具をもっていかなければなりません。
例えばキッチンテーブルなどは調理する時間がそこまで捻出できないのであれば通常のテーブルの上で簡単な調理をする程度に留めておけば必要ありません。
タープやテントも必要以上に大きなものを持っていくことを避けて考えなければ、設営や撤収に時間を取られ、結果仕事と準備に追われて終了という事も考えられます。
キャンプでテレワークするのにぴったりの道具はこれ!
具体的にオススメの道具を見ていきましょう。
ヘリノックス/タクティカル フィールドオフィス
(出展:ヘリノックス公式ホームページ)
韓国発、コンパクトになるチェアでキャンプ業界を席巻したヘリノックスが、アウトドアで仕事をするためのギアを開発したことで一時期大きく話題になりました。
非常に人気があり、販売当初からしばらく品薄状態が続いています。
コールマン/インフィニティチェア
Jackery/ポータブル電源
万が一のことを考えてこういったポータブル電源を買っておけば、不測の事態に陥っても仕事をすることも出来ますし、普段のキャンプでも大活躍すること間違いなし。
まとめ
キャンプ場でテレワークができるなんて、キャンプ好きからすると夢のような働き方ですが、意外と道具のチョイスや何かを削ったりしないといけないのがネックなところ。
必要な道具とそうではない道具をしっかりと選別し、万全の準備を整えてから挑戦しましょう!
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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