旬の食材が多い季節と言えば秋のイメージが強いですが、冬も厳しい寒さに耐えるために旨味や栄養素がギュッと詰まった食材も多いのです。
今回はそんな旬の食材を使った冬のキャンプ飯レシピをご紹介いたします。
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冬はシチュエーションもキャンプ飯の調味料に!
冬は食材がおいしいのはもちろんですが、冬キャンプならではのシチュエーションも調味料となります。
冬の乾燥して冷たい空気で食べる鍋料理は想像するまでもなくおいしいことがわかりますよね。
人間などの恒温動物は、体の中のエネルギーを消費して熱に変えることで冬の寒さに耐えることが出来ます。
したがって、冬はエネルギー消費が他の季節に比べて激しく、ましてやキャンプのような屋外活動をするのであれば尚更です。
エネルギーが激しく消費されるという事は必然的にお腹が空き、お腹が空くという事はご飯が美味しく感じられるという事です!
すなわち、冬のキャンプはご飯が美味しいという事が証明されるのです。
また、寒い季節に温泉やお風呂に入ると、「生き返る!」という気持ちになったことはありませんか?
もともと人間にとって寒さというのは命の危機であり、非常にストレスを感じるものなのです。
したがって、その寒さから逃れて暖かさを感じた瞬間に安どします。
寒い季節に暖かい食事をとって体温を回復させるのも同様で、内側から体が温まることによって人間は幸福を感じます。
冬キャンプのキャンプ飯で気を付けたいことは?
冬のキャンプのメリットの一つとして、夏より食材の保管い気を付けなくてもいいという事があります。
夏場では生魚や生肉をキャンプに持っていくのは非常に危険で、たとえクーラーボックスにいれてあったとしてもしっかり熱を通して食べないと食中毒になる可能性もありますが、冬は気温がそもそも低いため、キャンプ場でお刺身を食べるといったことでも気を遣いすぎる必要はありません。
一方で、日中の直射日光に当たっている場合は車の中でも意外と温度が上がるものです。
冬場だからと言って油断していると食材が傷むという事も考えられるので注意したいところです。
また、調理に必要不可欠なガスについては、寒いと最悪のケースでは点火しない可能性があります。
一般的にキャンプで使用するガス缶はCB缶とOD缶の2種類ですが、特にCB缶はコストパフォーマンスが良い反面、寒い時に火力が安定しない欠点があります。
そうなるとお湯を沸かすにも一苦労で、焚火に対応した鍋であればまだマシですが、ガスバーナーだけだと最悪調理をあきらめないといけません。
冬キャンプ飯の絶品レシピをご紹介!
能書きはここまでにして、オススメの「冬キャンプ飯の絶品レシピ」を具体的にご紹介していきます。
冬キャンプで1度は食べておきたい『大根のおでん』
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いきなり冬っぽい料理の代表格「おでん」のご紹介です。
意外と知られていませんが、おでんは非常に奥深い料理で、出汁そのものの良し悪しも大切ですが、それ以上に大切なのはチョイスする具材。
どうせおでんだから安い具材でいいや、と思わずにキャンプだからこその究極のおでんを作る気持ちで挑みましょう!
- 出汁
・水 1リットル
・だしパック 1パック
・濃い口しょうゆ 50cc
・みりん 30cc - 具材
・大根 厚着り2個
・こんにゃく 1/2パック
・ゆで卵 2個
・ちくわ 適量
・鰯つみれ 適量
・厚揚げ 適量
【レシピ】
- 自宅で下準備を済ませます。
大根は必要な分量をカットし皮をむき、両面に十字の切り込みを入れて下茹でをします。
こんにゃくは適当なサイズにカットし、縦横1センチ程度の切れ込みを入れて湯通しします。
ゆで卵はあらかじめ茹でておくことで持ち運びも便利です。
その他具材は現地でカットすると包丁やまな板が汚れて嫌だという事であればあらかじめカットしておきましょう。 - 現地で出汁を作り、固い順に具材を入れていきます。
大根さえ火が通っていればそこまで煮込み時間の必要張りませんが、30分は煮込んだ方が味が染みておいしいでしょう。
旨味が凝縮されたキャンプ飯『鮭のちゃんちゃん焼』
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北海道の郷土料理である鮭のちゃんちゃん焼きは、旬の鮭の旨味を野菜のうまみと合わせて味噌でいただきます。
郷土料理というととっつきにくいイメージがありますが、ちゃんちゃん焼きは比較的どの層にも受け入れられやすい料理ですので、キャンプにはもってこい。
出来れば大きめのスキレットで作りたいところですが、焼きそば用の使い捨てアルミ皿で豪快に作るのもアリですね。
その場合はゴミとして廃棄することが出来るので洗い物が1つ減ります。
今回はキャンプ料理なので、スーパーで買うことが出来るカット野菜をつかった超簡単バージョンでのご紹介です。
【準備するもの(2人前)】
- 具材
・鮭の切り身 最低2切れ
・スーパーで買えるカット野菜(キャベツは必須) 1パック
・カットバター 1片
・サラダ油 少々
・塩、こしょう 少々 - タレ
・味噌 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・みりん 小さじ1
・酒 大さじ1
・すりおろしにんにく 少量
【レシピ】
- 鮭の切り身に塩こしょうを少々振り、熱したスキレットにサラダ油を引いて、皮面を下にして焼きます。
- 鮭の色が白色に変わってきたらカット野菜を入れ、混ぜ合わせたタレを入れます。
- アルミホイルで蓋をして1分~5分蒸し焼きにします。
- 全体的に火が通ったらバターを乗せて完成。
レシピには載せていませんが、もやしやキノコ類を追加してもおいしいですよ!
味のベースさえ崩さなければどんな野菜も受け入れてくれる汎用性もあります。
冬野菜の『ミネストローネ』
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ミネストローネは元々「具だくさんのスープ」という意味で、パンなどを添えればスープの枠を超えてしっかりとした食事とすることが出来ます。
実はカレーと同じくらい懐の深い料理で、大抵の野菜は入れてしまっても構いません。
スープという事で野菜の栄養もあますことなくいただくことが出来ますし、体も温まることからキャンプで作られることも多い様です。
今回は冬野菜をベースとしたレシピをご紹介いたします。
【準備するもの(2人前)】
- 具材
・ベーコン 2枚
・大根 1/4本
・人参 1/2本
・セロリ 1/2本
・白菜 1枚
・レンコン 3cm程度
・オリーブオイル 少々 - スープ
・トマトソース缶 1缶
・固形スープの素 1個
・塩、こしょう
【レシピ】
- 自宅でベーコンは1cm幅にカット、大根やニンジンセロリ、白菜、レンコンは1cm角にカットしてジップロックなどの保存袋に入れておく。
- キャンプ場で鍋にオリーブオイルを熱し、各具材を炒める。
- おおむね火が通ってきたら、水3カップ、トマトソース缶、固形スープの素を入れる。
- 沸騰したら弱火にして、野菜がくたくたになるまで煮込む。
- 塩、こしょうで味を調えて完成。
まとめ
料理に旬のものを取り入れると味にもいいですし、栄養素も高いため冬キャンプのようなハードな環境では重宝します。
特に、現地での手間や工数を省くことが出来るものを紹介しましたので、気軽に挑戦できるはず!
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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