キャンプに興味を持ち始めるとよく目にするようになる「ブッシュクラフト」や「バトニング」と言う言葉たち。
どの記事や雑誌を見ても聞き慣れない言葉ばかりで、最初は困惑してしまいますよね。
そこで今回はアウトドアをより楽しくする「ブッシュクラフト」と「ナイフ」について、キャンプに精通したスタッフが徹底的に詳しく説明していきます。
初心者の方でも扱いやすいナイフも紹介していきますので、本記事で更にキャンプの知識をつけて、現状のキャンプをより充実したものにしていきましょう。
ナイフの選び方で迷っている方もぜひ参考にしてみてください。
Contents
新しく始めたいアウトドアスタイル、ブッシュクラフトとは?
ブッシュクラフトとは北欧の木こりの生活スタイルに習ったアウトドアモデルであり、昨今では日本でも人気があるアウトドアスタイルです。
サバイバルの本質が「生存」である事に対し、ブッシュクラフトの本質は「生活」にあります。
自然の環境を生かして生活し、必要なものは自分で自然から作り出していくスタイル、それがブッシュクラフトです。
また北欧の木こりがしていたように、「最小限の荷物」で知恵と技術を生かして生活する事もひとつのモットーとなっています。
少し不自由な自然の環境で知恵と技術を生かす。
そんなスタイルが現代の日本人にも影響を及ぼし、アウトドアを更に楽しむブッシュクラフトとして伝わってきました。
なぜブッシュクラフトにナイフが必要なのか
アウトドアにおいて火は欠かせないものであり、最近主流のキャンプでは焚き火をイメージする方も多いのではないでしょうか。
ブッシュクラフトでは焚き火の薪も自分で作り出していきます。そしてブッシュクラフトといえば最初に上がってくるのが「バトニング」です。
バトニングとは焚き火の薪をナイフで割る行為のことを言い、ブッシュクラフトの中で最も一般的で簡単なものになります。
そのためブッシュクラフトには欠かせない、重要なファクターになっています。
ブッシュクラフトの荷物はナイフ1本で十分と言う人もいるほどであり、ブッシュクラフトとナイフは非常に重要な繋がりを持っているのです。
本格的なブッシュクラフトを実践するのは難しいですが、まずはナイフを使ってバトニングを始めるところからブッシュクラフトに触れてみましょう。
ブッシュクラフトナイフに向いているナイフとは
ナイフには多くの種類があり、調理に向いているもの、狩猟に向いているもの、物作りに向いているものなど、あらゆる場面を想定して作られているアイテムです。
そしてそれぞれのナイフには得意・不得意があります。
ブッシュクラフトナイフには物作りに向いているナイフが求められますが、ナイフ1本に頼るため万能性も非常に重要です。
バトニングなどの物作りや調理にはもちろん、最悪の場合は野生生物との戦闘も視野に入ってきます。
ブッシュクラフトに向いているナイフの種類
ここから先はブッシュクラフトに向いているナイフの種類を簡単に紹介していきます。
ブッシュクラフトに興味のある方は、まずお金をかけずに持っているナイフでブッシュクラフトを試してみてください。
スカンジグラインドナイフ
かなり扱いやすい形状なので多くの方が愛用しています。
スカンジグラインドナイフは刃幅が広いので手入れもしやすく、比較的刃持ちする事が特徴です。刃幅が広いことで初心者でも直感的に研げるので、初めてナイフを購入する方にオススメですよ。
ホローグラインドナイフ
本来ブッシュクラフト向きのナイフではありませんが、ホローグラインドナイフを持っている方が多いので自然にブッシュクラフトナイフとして使用されたのではないでしょうか。
手入れのしやすさや刃持ちはスカンジグラインドナイフに劣りますが性能は十分ですよ。比較的安価で手に入るので、手頃なナイフを求める方にオススメです。
コンベックスグラインドナイフ
ブレードの側面が丸みを帯びているナイフで、全体的にも丸みを帯びているデザインが多いことが特徴です。
バトニングなどの力仕事には向いていますが、ブレードの丸みから細かい作業がしにくい側面もあります。
この形状は刃こぼれしにくく刃持ちも良いですが、メンテナンスが難しい点から初心者にはオススメできません。
アウトドアナイフの素材による性能の違い
次にナイフの素材による性能の違いについて紹介していきます。
素材による性能差は大きいもので、しっかりしている物だとかなり違いますよ。
自身のメンテナンス頻度や用途に合わせて選んであげてください。
ステンレスナイフ
ステンレスは一般的な素材で錆に強い事から、調理や水辺での使用に向いています。
しかし切れ味が持ちにくい事が欠点です。メンテナンス頻度は少ないので初心者にオススメされています。
カーボンナイフ
カーボンは一般的に黒い刀身が特徴的で、ステンレスと比べて切れ味がとても良いです。
メンテナンスもしやすく耐久性もある反面、錆びやすい事からメンテナンスの頻度は多い特徴もあります。
しかしメンテナンスと言っても使用後に拭いたり軽く研いだりする程度で、大掛かりなメンテナンスを頻繁に行う必要はありません。
一般的にカーボンは初心者にオススメされていませんが、こまめな手入れができる方なら問題ないと思います。
ブッシュクラフトに最適なオススメのナイフはこれ!
モーラ・ナイフ Mora knife Bushcraft Survival Black
(カーボン/スカンジグラインド)
これ1本あれば荷物は足りてしまうほどの機能性を持ち、発売から多くのブッシュクラフターに愛されています。
耐久性に優れている上に定期的なメンテナンスによって長く使えるので、買い替えの心配はありません。
小さめなハンドルに加えてラバーのグリップ力があり、初心者にオススメのかなり扱いやすいナイフです。
MOSSY OAK シースナイフ
(ステンレス/ホローグラインド)
メンテナンスさえしっかりしていれば長く使用でき、ブッシュクラフト入門としてライトユーザー向きのナイフになっています。
木製ハンドルの耐久性と握りやすさはかなりのもの。
商品説明にはバトニング非推奨と記載されていますがしっかりと機能を発揮でき、フェザースティックや調理にも扱いやすいナイフとなっています。
BarkRiver バークリバー ブラボー1 A2 ブラックキャンパスマイカルタ ランプレス
(ステンレス/コンベックスグラインド)
重みから伝わる使用感に加えて耐久性に優れているので、生涯ナイフはこれ1本で十分と言う人もいます。
コンベックスグラインドナイフなので扱いにくさはありますが、ナイフのリアル感と耐久性は間違いありません。
ブッシュクラフトナイフの最適解とも言われています。
OPINEL(オピネル) ステンレススチール #9 41439 【国内正規商品】
(ステンレス)
そのシンプルな作りはユーザーから強い人気を得ており、修理のしやすさにも注目されているブランドです。
形状は薄めのコンベックスグラインドナイフのような形が扱いやすく、初心者定番の1本ともなっています。
使い続けると少々手間のかかるナイフですが、そこに愛着が湧くユーザーが非常に多いです。
まとめ
最後に本記事の概要についてまとめていきます。
【ブッシュクラフトとナイフ】
- ブッシュクラフトとは自然の環境を生かして生活するアウトドアスタイル
- ブッシュクラフトとナイフには重要な繋がりがある
- バトニングは斧で薪を割るよりも疲れない
- まずはバトニングからブッシュクラフトに触れていこう
【オススメのナイフ】
- 初心者の方には手入れの少ないステンレス製スカンジグラインドナイフがオススメ
- 切れ味を求める方にはカーボン製ナイフ
以上がアウトドアをより楽しくするブッシュクラフトの説明とナイフの紹介でした。ブッシュクラフトが分からない方やナイフに興味があった方は参考になったでしょうか。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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