2020年の新語・流行語大賞トップ10に入ったことに代表されるように、2020年はソロキャンプが注目された年です。
いざソロキャンプをやろうと思っても、意外とやることがわからないという方も多いのでは?。
今回は3人のソロキャンパーに1泊2日でキャンプをする場合のスケジュールを聞いてみました。
Contents
コロナ禍でブームが加速!ソロキャンプの魅力とは
新型コロナウイルスの感染拡大を避けるために、なるべく密にならないレジャーを、という事で大自然の中、一人でキャンプをするという事が2020年にカルチャーが広まった要因です。
いったんソロキャンプのメリットとデメリットを整理してみましょう。
ソロキャンプのメリット
ソロキャンプ最大のメリットと言えば、「1人ですべて決められること」です。
どこに行っても自由、何を食べても自由、何をしてても同行者の好みや都合に合わせる必要はありません。
例えば、キャンプでカップラーメンが有りか無しかは人によって分かれることもありますが、ソロキャンプなら勝手に食べていればOK。
多少虫が多くても自然の中がいいという事であれば、そういったキャンプ場を選ぶのももちろん自由。
大自然の中に繰り出すという不自由さを楽しむのがキャンプという事であれば、一人でその自由を謳歌するのがキャンプ本来の楽しみ方という見方も出来ますね。
もちろん他のキャンパーや管理人さん、なにより自然に対して迷惑をかけないという前提ですが…。
ソロキャンプのデメリット
一方、ソロキャンプをするにあたってデメリットというのが、ある意味メリットである自由の裏返しでもある「孤独感」が挙げられるでしょう。
おいしいご飯を食べた時の嬉しさ、息をのむ景色を見た時の感動、食べ物を落としてしまった時の悲しさなど、感情を共有できる相手がいる方が思い出になるものです。
現代は電波もつながるキャンプ場も多く、SNSで感情を共有することによってこういったデメリットは薄めることが出来ますので、ソロキャンプが市民権を得たというのもある意味必然的だったかもしれません。
また、一人だとトラブルがあった時にすべて自分で何とかしないといけません。
夜中に風が強くなってテントが壊れてしまっても手を借りる相手もいないため、一晩をどうにか孤独と闘いながら過ごすことになってしまいます。
ソロキャンパーに聞いてみた!1泊2日の過ごし方
ソロキャンプのメリットとデメリットが分かったところで、ソロキャンパーのスケジュールをご紹介していきます。
ビギナーからベテランまで幅広くヒアリングをしてまいりました。
MSRの登山用テントでガチソロキャンプのAさん
年間10泊ほどソロキャンプをするというAさん。
結婚する前は登山を趣味としており、日をまたぐ縦走時に使用していた登山用テントが平地のキャンプになっても相棒です。
Aさんにとってキャンプは日常から離れてデジタルデトックスをする場だそう。
その為、よほどのことが無い限りは電子機器を使わないそうです。
ちなみに、お気に入りのギアは焚火台のピコグリル。
キャンプ芸人で再ブームが来ているヒロシさん愛用のギアです。
ソロキャンプ用焚火台の火付け役と言われるほどで、しばらく品薄が続いていましたが、今では比較的入手しやすくなっているようです。
さて、そんなAさんのスケジュールはこちら。
14時 チェックイン&設営
15時 設営完了後、缶ビールを空けて一服する
16時 薪割り
17時 夕食
18時 焚火に当たってチルアウト
20時 シャワー
21時 就寝5時 起床
6時 朝食&コーヒータイム
7時 シュラフやインナーマットなどを干して休憩
9時 片付け開始
10時 撤収完了
Aさんにとってキャンプは手間をかけるものではなく、気軽に出かけるもの。
その為チェックインも比較的ゆったりでもよく、チェックアウトも早めにしてしまう事で奥さんとの時間も大切にしているとか。
一番大事にしているのは、2日目のコーヒータイムという事で、お気に入りのコーヒーグッズでお気に入りのコーヒー豆からおいしいコーヒーを作るのが何よりも楽しいとおっしゃっていました。
トレンドに敏感なサーカスTCのBさん
シンプル系のギアでもまとめつつも、それぞれがこだわりの詰まったギアであふれているBさん。
ソロキャンパーの方はSUVや軽自動車で来る方も多いのですが、ミニバンで来ていたのが印象的でした。
Bさん一家はキャンプが好きで、夏休みと冬休みには必ずキャンプにいっているそう。
とはいえ学校が普通にあると部活の兼ね合いもあってお子さんがキャンプに行けないため、キャンプ欲を発散させるためにソロキャンプに繰り出すそうです。
Bさんのお気に入りギアはコールマンのガソリンランタン「ノーススター」。
家族で来るときも一人で来るときもキャンプサイトを明るく照らすのに活用しています。
ガソリンランタンはメンテナンス次第で子供にも引き継ぐことが出来ます。
将来は子供に譲りたいと楽しそうに語っていました。
Bさんのソロキャンプスケジュールは以下の通りです。
15時 チェックイン&設営
16時 お昼寝
17時 夕食
19時 ククサづくり
21時 動画鑑賞
23時 就寝7時 起床・朝食
8時 片付け開始
9時 シャワーやお風呂
10時 撤収開始
11時 撤収完了
ポイントは、今は待っているというククサづくり。
ククサは木のコブという固い場所をひたすら削っていき自分だけのカップを作るというクラフトです。
非常に時間がかかる為、揃えキャンプの夜の時間を使って進めているようです。
また、2日目にシャワーやお風呂を済ませるスタイルで、その間にシュラフやテントを干しておくことで待つ時間を有効活用しているとのことでした。
ハンモックスタイルとコット寝スタイルを使い分けるCさん
最後に紹介するのは、ソロキャンプ歴18年の筋金入りソロキャンパーのCさんです。
Cさんは第1次キャンプブームの時からすでにソロキャンプを始めており、愛車の初代インプレッサで色々なところへ行ったという思い出話を聞かせてくれました。
今では別の車に乗って時には家族と、時にはソロで日本全国を走り回っているそうです。
Cさんのお気に入りのアウトドアカーは、スバル「レヴォーグ」。
今では少なくなった国産ステーションワゴンな上に、300馬力もあるハイパワーが山道も楽しく運転できるという事でCさんのスタイルにマッチしているとのことです。
4輪駆動なので、多少のぬかるみも大丈夫。
雪道もしっかりと踏ん張って進んでくれるので、雪中キャンプの時も安心とのことでした。
Cさんのソロキャンプスケジュールはこちら。
10時 チェックイン&設営
11時 昼食(カップラーメン)
12時 散策しながら薪集め
14時 読書
16時 薪割り&焚火
17時 夕食
18時 焚火&コーヒータイム
20時 シャワー
21時 就寝7時 起床・朝食
9時 片付け開始
11時 撤収完了
Cさんのこだわりは、初日にアーリーチェックインをするという事。
キャンプでゆったりするのは初日にギュッと集めて、二日目はあっさり撤収というスタイルです。
スケジュールで見ると忙しそうに見えますが、食事は簡易的なものにするなどして時間を有効的に使い、ソロキャンプの醍醐味である自由さを満喫しているようです。
雨が降るときもソロキャンプに出掛けるそうですが、その際はタープと車中泊で設営&撤収の手間を省いているそうですよ。
これも広々としたレヴォーグならではのソロキャンプスタイルですね。
まとめ
3人いれば3通りのソロキャンプスタイルがあるわけで、それぞれのちょっとしたこだわりや好みで一日のスケジュールは変わってきます。
皆さんに話を聞いて共通しているのは、
最初から今のスタイルではなかったという事。
それぞれのライフステージや趣味によってスタイルは変わり、何となく完成するまではしばらく時間がかかるものです。
ソロキャンプは、その過程すら楽しめる方が長く続けることが出来るのかもしれませんね。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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