年越しキャンプはビギナーキャンパーにとって馴染みがない楽しみ方ですが、人気キャンプ場では予約がいっぱいになるほど。
今回はひっそりと年越しキャンプを楽しみたい方にお勧めな穴場のキャンプ場をご紹介いたします。
Contents
年越しキャンプとは?
日本人にとっては特別なイベントである「年越し」。
宗教的な意味はさておき、1年が終わる瞬間と、1年が始まる瞬間には特別な雰囲気があるのは間違いありません。
そんな特別な瞬間を、特別なシチュエーションで楽しめるのが「年越しキャンプ」です。
年越しキャンプのメリット
年越しキャンプのメリットは、ワクワク・しみじみする年末年始の雰囲気を、キャンプという非日常の雰囲気で過ごすことに尽きます。
大自然の中、人里と切り離されたキャンプ場で1年の振り返りと、来年の抱負を語り合うのもいいかもしれません。
年越しキャンプの良さについて、キャンプ場のスタッフはこう語ります。
「自宅でテレビを見ながら年を越し、年明けも自宅でゆっくり過ごすというのも年末年始っぽくていいものです。
しかし、大自然の中、終わる年と始まる年を過ごすと分かるのですが、少しだけ空気が変わった気がするんです。
本当に変わったわけではなく、心持次第なのですが、
年越しキャンプがそうさせてくれているんだと思います」
年越しキャンプのデメリット
一方で、年越しキャンプは楽しいことだけではないという事も頭に入れておく必要があります。
キャンプ場にもよりますが、この時期のキャンプは非常に寒い中で過ごすことになります。
どのキャンプ場でもそうですが、冬キャンプをする際は初心者におすすめしていません。
装備を整え、冬キャンプの心得を持ったキャンパーだけが年越しキャンプを許されるのです。
冒頭でも触れた通り、年末年始といっても人気キャンプ場は予約でいっぱいになることも考えられます。
冬休みの連休で、家族みんなでキャンプに行ける期間でもあるので、ファミリー利用も非常に多いというのがその要因のひとつです。
中部地区随一の人気キャンプ場も、2020年12月24日現在で年末年始の予約はいっぱいになっているようです。
2020年特有の問題として、いくら屋外で過ごすレジャーと言っても、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されます。
キャンプ場はそれぞれ感染対策を万全にしていることと思いますが、それでも万が一のことを考えると人込みを避けたいという風に思う方も多いのではないでしょうか。
それでも年越しキャンプはしたい!という方に、地区別に年越しキャンプが出来る穴場キャンプ場をご紹介していきます。
【関東圏】穴場の年越しキャンプ場
まずは関東圏から行きやすいキャンプ場をご紹介いたします。
関東地方の中でも北関東は雪がかなり積もることもあるので、万が一のことを考えると千葉や埼玉といった南の方がリスクは少なく、安全に年越しキャンプを過ごすことが出来ます。
RECAMP 勝浦
(出展:RECAMP勝浦公式ホームページ)
RECAMPは、「地域の歴史や自然、文化を楽しむための中継地点としての新しいキャンプ場。
魅力的なフィールドの発掘、フィールド周辺の体験価値の編集、そしてそこにアクセスするのに最適化された「通過型キャンプ場=BASECAMP」を創出します」とコンセプトで語っている通り、新たなキャンプ場の在り方を目指すキャンプ場です。
運営協力を合わせると、全国各地で11カ所を手掛けています。
そのRECAMPが千葉県勝浦市で運営するのが今回ご紹介するキャンプ場です。
勝浦市は非常に温暖な地域で、真冬でも最低気温が5度以上、最高気温も10度を超えることがほとんどの様で、冬キャンプビギナーには非常にオススメの場所です。
冬キャンプにはうれしい浴場もあるので、設営で冷え切った体を温めるのに一風呂入るというのも乙なもの。
ケニーズ・ファミリー・ビレッジ/オートキャンプ場
(出展:ケニーズ・ファミリー・ビレッジ公式ホームページ)
埼玉県飯能市名栗にあるファミリー向けのオートキャンプ場です。
都心から60分で行けるキャンプ場で、キャンプ初心者のパパママでも安心してキャンプが出来るという事もあって、夏休みの時は予約争奪戦になるほどですが、冬は比較的落ち着いています。
施設内に大浴場はありませんが、施設から5分の所に日帰り入浴施設があるので、お風呂の問題は大丈夫。
炊事場も2か所でお湯が出る蛇口を用意しているため、冬場のやりたくないことランキング1位の洗い物も難なくできますね。
【中部圏】穴場の年越しキャンプ場
温暖さでいえば三重県や静岡県は冬キャンプにおススメですが、千葉や和歌山と比べると寒いため、装備をしっかり整えていないと危険です。
また、風が強い時期でもありますので、海沿いのキャンプ場では風対策にも注意しましょう。
愛知では知多や伊良湖の方は比較的温暖な場所ですが、冬季もオープンしているとは限りません。
飯地高原自然テント村
(出展:飯地高原自然テント村公式ホームページ)
岐阜県恵那市にある標高が約600mのキャンプ場。
高原と名前がついていますが、同じ岐阜県のひるがの高原が標高約1000mということを考えると、そこまで高い訳ではありません。
とはいえ、真冬のタイミングでは標高600mでも非常に厳しい寒さに襲われることになります。
周辺は山や木々に囲まれているので風の影響は少ないですが、万全の装備で向かいましょう。
施設としては2019年にリニューアルオープンしたということもあって非常に綺麗です。
グリーンヴィレッジ川根
(出展:グリーンヴィレッジ川根公式ホームページ)
静岡県の中央、島田市川根町にある「ゲル」が珍しいキャンプ場です。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ゲルはモンゴルの遊牧民族が家屋として使っていた大型テントのことです。
施設には吊り橋やドッグランもあり、キャンプ以外の楽しみ方もできるというのが魅力的ですね。
標高は500mもありませんので、山地程気を使わなくてもいいのですが油断は禁物。
ファミリーキャンパーやグループキャンパーが多く利用しているということもあって、夏場はにぎやかですが、冬は比較的落ち着いているとのことです。
近くにホームセンターのコメリやコンビニがあるということもあって、万が一買い忘れがあった時も安心です。
【関西圏】穴場の年越しキャンプ場
関西では何と言っても和歌山県が非常に温暖なので冬キャンプにはおすすめ。
全体的に標高の高い山々が少ないので、エリア全体を見てもさ寒さを気にしすぎる必要はありませんが、当然北に行くほど積雪の可能性があるので気を付けましょう。
白浜荘オートキャンプ場
(出展:白浜荘オートキャンプ場 )
標高僅か100mも満たない位置にある白浜壮オートキャンプ場。
それもそのはず、琵琶湖のほとりにあるキャンプ場なので、気候も安定しています。
全国渚百選にも選ばれた近江白浜にあい、雄大な琵琶湖、青い松林に囲まれたシチュエーションは山や海にない湖ならではの良さがあります。
白い砂浜が約1kmに渡って広がる水泳場を前にしているので夏は海水浴客でも賑わいますが、冬はその心配はいりません。
約150サイトと広いキャンプ場なので静かに過ごすにはうってつけでしょう。
(出展:芦見谷芸術の森公式ホームページ)
口コミでは「静かでゆったりできる隠れ家のようなキャンプ場」や「静かにゆっくりキャンプするにはいい場所」とある様に、自然豊かな山間にある「芦見谷芸術の森」。
京都の北にあり、5000坪のスギ林の中に作られたということもあり、人里から離れているのが魅力の一つです。
キャンプ場では携帯電話が圏外になる様なので、体調が変化しやすい小さなお子様がいるご家庭にはお勧めできません。
まとめ
年越しキャンプはハードルが高い為、テント泊をするには中級キャンパー以上で装備を整えてからがマストです。
装備や経験に自信のない方はコテージやバンガローもあるので、設備を上手に使いながら年越しキャンプを楽しみましょう。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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