ソロだからこそこだわりたい!ソロ用焚火台のススメ

ソロキャンプをする上で大切にする方が多い「焚火」。
焚火自体は誰でも出来ますが、使いやすさや手入れのしやすさ、携行のしやすさ、デザインが気になるポイントですね。
今回はおすすめのソロ用焚火台と合わせて、おしゃれキャンパーがどんなスタイルで焚火をしているのか見ていきましょう。

ソロ用焚火台の選び方


冒頭でも触れた通り、ソロ用の焚火台を選ぶポイントは、使いやすさや手入れのしやすさ、携行のしやすさ、デザインの4つに分けられます。
特にそこまでこだわらなくて、焚火が出来れば安いやつでいいや…と考えている方がいたらそれは大間違いです。
ポイントを押さえてないと、いまいち相性が良くなくて買い替えるなど、無駄な出費になりかねません。

ソロキャンプをするにあたって、徒歩、自転車、バイク、自動車など、交通手段によっても必要な与件は変わってきます。
例えば、オートキャンプが中心のソロキャンパーであれば、重さや大きさをそこまで気にする必要はありません。
また、焚火台で調理をするのかどうか、ソロ以外でも使う可能背があるかどうかなど、思いめぐらさないといけないことは多岐にわたります。

今後、どのようなスタイルでキャンプをしていくのかしっかり想像をした上で自分にピッタリな焚火台を選びましょう。

おすすめのソロ用焚火台


早速、筆者の選ぶソロ用の焚火台を紹介していきましょう。
それぞれポイントを整理しながら、ご自身に合っているかどうかを考えてみてください。
4つのポイントをAが超優秀、Bが秀逸、Cが普通、Dが改善してほしい、で評価してきます。

スノーピーク/焚火台S(1-2人用)

   使いやすさ B
   手入れのしやすさ C
   携行のしやすさ B
   デザイン A

スノーピーク好きなら全員使っているのではないかというほど人気のあった焚火台が、2020年8月にソロ~デュオサイズのラインナップを増やしました。
サッと開けてすぐに焚火を出来るのが高評価で、何よりも美しいデザインに人気が集まっているようです。

若干変則的な形にはなりますが、折りたためば非常に薄くなります。薪を少し置きすぎると網が置けなくなってしまうので、半分だけ覆う網などを用意するといいみたいですね。丈夫に作ってはあるのですが、可変部分が多い為きれいに掃除しようと思うと少々やりづらいのが玉に瑕ですが、全体としては素晴らしい焚火台に仕上がっています。

ユニフレーム/ファイアグリルsolo

   使いやすさ B
   手入れのしやすさ B
   携行のしやすさ B
   デザイン B

安価で高品質なアウトドアギアをリリースするユニフレームが誇る大人気焚火台「ファイアグリル」のソロバージョンが2020年に登場しています。
スノーピークもそうですが、2020年は「ソロキャンプ」が新語・流行語大賞のトップ10に入ったという事もあって、ソロキャンプ需要の急激な高まりを予見したかのような商品戦略ですね。

もちろん、ファイアグリルの特性をそのまま引き継いでおり非常に優秀な焚火台となっています。
現状では何年も使用している方はいらっしゃいませんが、おそらくファイアグリル同様、長く使える焚火台であるかと思われます。

特筆して優秀という訳ではありませんが、どの点を取っても秀逸という優等生焚火台です。

ユニフレーム/薪グリルsolo


(出展:ユニフレーム公式ホームページ)

   使いやすさ B
   手入れのしやすさ B
   携行のしやすさ A
   デザイン C

こちらもユニフレームから、非常にコンパクトな焚火台をセレクト。ユニフレームは元々、「ユニークな炎を想像するということ」をコンセプトに掲げており、焚火台など火については並々ならぬ思いがあると伺えます。

薪グリルは元々、コンパクトなのにダッチオーブンを置いてもダイジョブな堅牢な作りであることが評価が高く、小さくソロキャンプ用になるとそこまでの重いものは乗せられなくなってしまいます。とはいえ、ユニフレームのミニ鉄板「ユニテツ」や、キャンプ羽釜3合がジャストフィットするという事もあり、使い勝手は良くなっています。

携行性は文句なしのA評価。
かなりの小ささにまとめられる為、ザックなどのちょっとした隙間に入れることは可能です。
重さが約1.1kgあるので登山などにはそこまで向いていません。

DOD/ぷちもえファイヤー

   使いやすさ B
   手入れのしやすさ C
   携行のしやすさ B
   デザイン A

焚火台と言っても、こちらは拾った薪をくべることがコンセプトになっています。
そのため、キャンプ場で販売している薪を使うには、非常に細かく切って使う事になってしまいますので、使いやすさという点では本来であればDランクのもの。
しかしそのマイナス要素を補って余りある機能が「二次燃焼」が出来るという点です。

本来焚火は燃え切らなかった可燃性ガスを空気中に放出しています。
ぷちもえファイアーは焚火台が2重構造になっており、外側と内側を通ってガスを逃がし、本体の炎にガスを当てることで2時燃焼を起こすことが出来ます。元々ベースとなっためちゃもえファイヤーから引き継がれたもので、その名が示す通り非常に燃焼効率がいいのが特長です。

公式サイトによると、サイズは国語辞典と同じくらいということで、コンパクトと言えばコンパクトにまとまっています。

STC/ピコグリル398

   使いやすさ A
   手入れのしやすさ B
   携行のしやすさ A
   デザイン B

最後にご紹介するのは、キャンプ芸人ヒロシさんの愛用という事で非常に話題になったソロ用の焚火台「ピコグリル398」。
ヒロシさんが使っていたから人気になったというよりは、その素晴らしさが世に広まったことから、焚火台だけに「一気に火が付いた」と言っていいでしょう。

携行性や使いやすさについては言うまでもなく素晴らしいもので、A4サイズのちいささにまとまるにもかかわらず、薪を割らずにくべることができます。
欠点があるとすれば、火皿が薄く、使っているうちに変形してくるという所。
一度分解して、変形を直せば使えるので大事ではありませんが、多くのキャンパーがこの変形に悩まされています。

おしゃれソロキャンパーの焚火台事情は?


それでは、インスタグラムからからおしゃれキャンパーのソロ焚火台をみていきましょう。

toshiya_1126さん

   

インスタグラムを見ると、いまだにピコグリルの愛用者は多いですね。
こちらの方は売ってい薪をくべているという訳ではなさそうです。
薄暗く映っている砂地から推測するに、海か川のそばで焚火をしているのかもしれません。

となれば、この曲がった木たちも流木を拾い集めてきたものを使用しているのでしょう。
ピコグリルはロストルを使わなければかなり大きなものでも対応が出来るので、多少の無理も出来ちゃいますね。

snow.y5959さん


ソロキャンプをする際には、出来るだけ焚火の効率を上げるために陣幕を使用している方も多い様です。
2年くらいまではそこまで見かけることはなかったのですが、ここ数年のキャンプブームで爆発的に人気が出たようですね。

風をよけ、熱を反射して焚火台がもつポテンシャルを最大限まで上げてくれます。
ソロなので、自分の面だけ熱がくればいいわけですから、陣幕を使わない手はありませんね。

pavlovnoieさん

2020年はこの「ソロストーブ」を使っている方も多く見受けられました。
こちらもDODのぷちもえファイヤー同様、二次燃焼系のストーブで、その辺に落ちている枝や松ぼっくりを入れて火をつけるだけで団が取れるという優れもの。
非常にコンパクトな上に高性能ですが、そのサイズ故に調理には向いていないので今回のセレクトからは除外しました。

まとめ


冬でなくとも焚火はソロキャンプの中では最大の娯楽と言っても過言ではありません。そんな楽しみを適当に過ごすのではなく、見てよし、調理に使って良しの自分に合った、自分だけの焚火台を見つけて最大限楽しんでくださいね。

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2021年3月5日

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!