キャンプにおいての焚火は、キャンプの醍醐味であると同時に、キャンプにとっての衣食住の生命線になるといえる存在でもあります。
そんなキャンプにとっての生命線を守る役割がある焚火リフレクターは、焚火の火を守ると同時に焚火を有効活用できる便利アイテムです。
ここでは、焚火リフレクターの必要性や効果、選び方などを詳しく解説していきます。
Contents
焚火リフレクターとは
焚火リフレクターとは、焚火を囲う陣幕のことをいいます。
焚火を陣幕で囲うことで、焚火を外的要因から守ると同時に、火の暖かさを外に逃がさない効果もあるため、特に冬の寒い時期に行う冬キャンプなどでは効果的です。
焚火リフレクターの必要性
焚火リフレクターがキャンプにおいて必要である最大の理由は、冒頭でもあったように「焚火の火を雨や風から守ってくれる」ことにあります。
極端な話、焚火の火を雨風からしっかりと守ることができれば、自作でも問題ありません。
キャンプにおいての焚火の火は、キャンプを快適かつ安心して過ごすためのいわば生命線ともいえます。
焚火リフレクターの効果
焚火リフレクターを導入する最大の理由は、上記にもあるように「焚火の火を雨や風から守る」ことにありますが、それに伴ってさまざまな効果も期待できます。
暖房効果
リフレクターの特徴のひとつに、「火の効果を反射させる」ことがあります。
それによって、焚火をリフレクターで囲った場合、火の熱量がリフレクターで反射し、リフレクターを効果的に暖めてくれます。
冬のキャンプにおいて「どのように暖をとって体を暖めるか」は、大きなテーマのひとつともいえるので、焚火リフレクターは冬キャンプにおいて非常に効果的で便利だといえます。
照明効果
こちらもリフレクターの特徴を使った便利な効果です。
焚火の火は、調理、暖房に加え、夜における照明の役割もあります。
特にキャンプ場は電気を使って明かりを灯すことが少ないため、夜の照明にはランタンや焚火の明かりを頼りにします。
キャンパーの多くが夜の明かりにランタンを活用するのですが、ランタンの燃料が切れてしまった場合は焚火の火を頼りにすることになります。
リフレクターには反射という特徴があるため、焚火の火の大きさが小さくても反射効果で明るくすることができるため、リフレクターを使うことで効果的かつ安心に焚火の火を証明代わりに使えます。
焚火リフレクターの選ぶポイント
焚火リフレクターはタープとポールを使って自作で用意することも可能ですが、初心者キャンパーの方や自作に自身のない方などは、販売されている焚火リフレクターを購入するのもアリです。
ここでは、焚火リフレクターを購入する際の選び方を、ポイント別に解説します。
種類で選ぶ
焚火リフレクターの主な素材はポリコットンや綿などを使ったタープが主流ですが、反射性の高いアルミを使っている場合もあります。
タープかアルミの2択になるのが自然な流れですが、タープは素材を、アルミは使いやすさなど、種類による特徴をそれぞれ理解し、自分にあった種類の焚火リフレクターを選択しましょう。
タープ | ポリコットンや綿、ファイバーグラスなどが主な素材です。 主流となるのがポリコットン製ですが、綿やファイバーグラスは高価な分ポリコットンに比べ熱に強いです。 |
アルミ | タープに比べて安価であることが大きなメリットです。 安価なことに比べ軽いことも特徴としてあり、持ち運びがしやすいですが、しっかりと固定しておかないと風で飛んで行ってしまうこともあります。 |
サイズで選ぶ
焚火リフレクターは焚火の大きさやキャンプ場の環境やサイト設定によって選ぶサイズが異なります。
焚火は使用する人数によって大きさも比例するので、何人でキャンプを行いどの広さのサイトが必要であるかをしっかりと把握し、レイアウトに応じてリフレクターのサイズを選びましょう。
便利機能のチェック
例えばタープ式の焚火リフレクターのポールにランタン掛けや、食器やトングを吊るすフックなどが付いていれば、キッチンレイアウトにも組み込みやすいです。
焚火リフレクターをキッチンレイアウトのひとつのパーツとして考えるのなら、これらの機能が備わっていれば使いやすいし便利です。
焚火リフレクターはキャンプにおける生命線でもある焚火の火を守ることが一番の目的ですが、使い方によっては幅広く使うこともできるので、それに応じた機能が付いていればなお良しです。
焚火リフレクターをどのような構想で使うのかを事前にしっかりと把握しておき、それに伴った機能性もあわせてチェックするようにしましょう。
焚火リフレクターのおすすめ品
ここからは、焚火リフレクターに関するこれまでの情報を踏まえ、焚火リフレクターのおすすめ品をいくつか紹介していきます。
クイックキャンプ 焚火陣幕
タイプ:タープ
サイズ:240×70cm
素材:コットン100%
ランタン掛けや、多目的で使えるポールが備わった機能性の高い焚火リフレクターです。
サイトに応じてサイズを変更できるサイドパネルや、火の粉に強いコットン100%素材など、初心者から上級者にまで使いやすい仕様になっています。
タープには洗い加工が施されているため、水洗いにも対応できるなど、お手入れも簡単に行えます。
ロゴス TAKIBI de JINMAKU
タイプ:タープ
サイズ:180×101cm
素材:ファイバーグラス
熱に強いファンバーグラスを素材に使った、ロゴスの焚火リフレクターです。
標準のリフレクターに比べ高さのある仕様になっているので、より風から火を守り、また食材や道具を火の粉からも守ってくれます。
高さがある分、前方に熱を集中させることができるため、冬キャンプでもより暖かく過ごすことができます。
テンマクデザイン 陣幕 ミニ TC
タイプ:タープ
サイズ:300×100cm
素材:コットン混紡生地
全長3mの大サイズリフレクターです。
角度をつけて使うも、直線状にフラットに使うも、状況やサイト設定に応じて自由に使えることが大きな特徴です。
フラットに使った場合は3mの長さがあるため、キャンプキッチン全体を守ることができます。
長方形タイプのリフレクターなので、設営も比較的簡単に行えます。
ユージャック 風防 ウインドスクリーン
タイプ:アルミ
サイズ:84×24cm
素材:アルミニウム合金材
小型のアルミ板を10枚使ったソロキャンプ向けの焚火リフレクターです。
アルミ製で軽くて使いやすい仕様で、10枚板仕様にすることで安定感を与え、アルミの弱点である軽さを克服しています。
形状の応用も利くため、筒状に設置するも、コの字型に設置するも、フラットに設置するも、状況に応じて自由に設営できます。
また、1枚単位で分解できるからコンロやストーブのサイズに合わせて板数を調整できるのも嬉しいポイント。
まとめ
ここまで、焚火リフレクターの必要性や効果の解説、選び方やおすすめ品などを紹介してきました。
焚火リフレクターはタープとポール、もしくはアルミ板をつなげれば自作でも用意することができますが、使いやすい機能や設営方法などを考えた場合、キャンプ初心者の方や、製作が苦手な方などは、焚火リフレクターそのものを購入することも選択肢のひとつです。
キャンプスタイルや、キャンプをする人数、キャンプ場の環境やサイト設定に応じて、自分にとって効果的で便利に活用できる焚火リフレクターを用意し、快適に楽しくキャンプを過ごしましょう。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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