キャンプ場は山や海といった、人里離れた場所にあるもの。
となれば車で行く機会の方が多くなるのは必然ですね。
せっかくドライブするチャンスがあるのであれば、走りが楽しい車じゃなければもったいない!
この記事ではキャンプに使えるのはもちろん、キャンプ場に行くまでも楽しい車をまとめています。
Contents
キャンプ場に行くまでにドライブは欠かせない
冒頭でも触れたように、キャンプ場に行くまでには自宅から車を運転していくことが多い、という方が大半だと思います。
キャンプが好きでキャンプに行くのでキャンプ自体が楽しいのは当たり前だとして、行き帰りのドライブも楽しかったら、もっとキャンプが好きになるはず!
山の中にあるキャンプ場に行くなら、峠道を通っていくこともあるでしょう。
海のそばにあるキャンプ場に行くなら、海岸線のまっすぐな道をクルーズすることがあるでしょう。
そんな素敵な道をつまらなく走るのではなく、ドライブを堪能できる「よく走る車」をご紹介いたします。
走りに特化したよく積める車3選
ここでは、走る止まる曲がるといった「運動性能」、ストレスなくドライブできる「快適性能」、ギアをどれくらい詰め込めるかという「積載性能」の3つの観点からそれぞれの車を評価いたします。
トヨタ カローラツーリング
出展:トヨタ公式ホームページ
俳優 菅田将暉さんのCMで楽しそうにドライブする姿が印象的な2020年登場のワゴン。
運動性能 ★★★☆☆
1.2Lターボや1.8Lハイブリッドまで幅広くラインナップしていますが、各ラインナップ燃費に特化しており、走る機能は中の上といったところです。
山道を気持ちよく走るにはもう少しパワーが欲しいところ…
ステアリングフィールは良好で、峠道でも安定した挙動の為、普段走り慣れていない方でも安心してドライブすることが出来るでしょう。
快適性能 ★★★★★
フロントシートの座り心地が良く、長距離ドライブでも疲れにくくなっています。
リアシート側は狭いという意見もあるようですが、シートのつくりは良好。
同乗者にとってもストレスなくロングドライブできるのは魅力的ですね。
運動性能でも触れましたが、ドライビングに癖がありませんので体にかかる負担も少なく済みます。
積載性能 ★★★☆☆
発売当初のWEB広告で見かけたのが「ミニバン並みに荷物が詰める!?」というコピーでした。
当時の筆者が驚いて調べてみると、「後席を倒せば」というオチがあったのですが、それも積載能力の自信の表れでしょう。
実際に家族3人でキャンプをする分にはちょうど積載することが出来そうです。
リアに向けての傾斜があるので天井部分の積載能力が若干落ちますが、ワゴンタイプの宿命でしょう。
ホンダ ジェイド
出展:ホンダ公式ホームページ
ホンダ ストリーム後継機として登場した、新感覚6人乗りミニバンでしたが、需要を受けてワゴンの設定が加わりました。
この記事ではワゴンタイプを評価しています。
運動性能 ★★★★☆
当初は1.5Lハイブリットの設定だけでしたが、1.5Lターボを搭載して、ボディやサスペンションにも調整が入ったRSグレードが後発で登場。
マイナーチェンジを経た後期型は更に磨きがかかって、アクセルレスポンスやステアリングフィールはタイムラグ無く反応してくれるスポーティな仕様になっています。
快適性能 ★★★★☆
マイナーチェンジ後に後輪のダンパー設定を見直した結果、フラットな走りが更に突き詰められ、路面の状況も感じづらく、荷重移動が自然になり、快適なドライブを実現しています。
セカンドシートは座面の厚みを増してゆったりとした作りになり、大型のアームレストを追加したことにより、快適性の損なわれがちな後席も快適な空間になっています。
積載性能 ★★★☆☆
通常のラゲッジは一般的なワゴンサイズの積載能力といったところですが、キャンパーにとって地味に嬉しいのはパネル下のアンダーボックス。
23L分の容量があり、ちょっとしたギアや無くなりがちな小物をいったん入れて置くのに重宝します。
後席の分割が6:4でしかできませんので、チャイルドシートを設置する場所によってはロスが発生することもありますのでご注意ください。
マツダ マツダ6
出展:マツダ公式ホームページ
元々アテンザとして2012年にデビューした後に名称変更が加えれました。
スマートな見た目とは裏腹にディーゼルエンジンならではのトルクフルな走りでファンの多い1台です。
運動性能 ★★★★☆
高速走行性能が非常によく、高速道路で非常に楽に走ることが出来ます。
近距離キャンプでも高速に乗って時間節約をしたい時には便利ですね。
曲げるとどんどんインに入っていくためコーナリングも楽しく、ディーゼルエンジンも含めて、峠道がとても楽しい車のようです。
快適性能 ★★☆☆☆
ロードノイズは大きめで低速域ではサスペンションも固く、乗り心地に関してはほかのワゴンに水をあけられているといった印象です。
とはいえ中間グレードの割にはインパネにも高級感があり、ドライビングポジションがしっかりとれているため、運転していて疲れるという事は少ないのが利点です。
積載性能 ★★★☆☆
ワゴンユーザーとして地味に気になるのは、後輪位置によるラゲッジルームの張り出し。
左右の微妙な突起があるせいでうまくテトリスできないときがあります。
もっとも、優秀なテトリストはそれすらもうまく使いますが…。
マツダ6は後輪の張り出しを前方へスライドさせ、積みやすい設計となっているため、荷物を積みやすくなっています。
スバル レヴォーグ
出展:スバル公式ホームページ
執筆時点では2台目モデルがまだ販売されていないので、初代モデルでの評価です。
ステーションワゴンでスポーツタイプを謳った車は今では希少となっており、設定はターボエンジンのみというスパルタンさも人気の理由です。
運動性能 ★★★★★
最上グレードのSTIモデルは圧巻の300馬力!
兄弟車のWRX STIが308馬力で全日本ラリーで活躍していることを考えると、すさまじいほどのパフォーマンスです。
スバルが伝統的に設定している「水平対向エンジン」は、直列エンジンに比べると重心を低くすることが出来るため、コーナリングも非常に安心。
まさに今回の記事に最もふさわしい車と言っていいでしょう。
快適性能 ★★★☆☆
スバルは伝統的に内装がシンプルな作りになっており、その点で一部不満に思っているユーザーもいるようです。
また、インパネ周りの小物いれスペースがあまりなく、ちょっとした物をしまっておけないデメリットは否めません。
シート類は並の評価ですが、フロントシートとラゲッジを広く確保した結果、後席にしわ寄せがきて同じクラスのワゴンとしては少々狭い印象を受けます。
積載性能 ★★★★☆
合計で562Lにも及ぶ大型のラゲッジを持つため、同クラスのワゴンの中では断トツに積めるといっていいでしょう。
また、後席も4:2:4の分割可倒式ですので、シーンに応じて倒すシートを選ぶことが出来、アレンジも効くというのが好印象です。
特に真ん中の「2」だけ倒すのは便利で、4人が乗車しながら長尺物を載せられるため、ルーフキャリアを搭載した際の長尺が載せられない問題を解決しています。
まとめ
出展:スバル公式ホームページ
1990年代前半は、ステーションワゴンが大ブームを起こしました。
スバルのレガシィツーリングワゴンが業界をけん引して、町にはワゴンがあふれていたそうです。
勘のいい方ならお気づきかもしれませんが、実はこのブーム、第一次キャンプブームと同じ時期に起こっているのです。
つまり、ステーションワゴンのキャンプでの有用さは実証済み。
第2次キャンプブームの今だからこそステーションワゴンに乗り換えるという選択肢が最高にスマートなんです。
レガシィがけん引してきた第一次キャンプブームの流れは、後継機のレヴォーグに引き継がれ、同じ時期に第二次キャンプブームが起こっています。
走りを楽しみながらキャンプも楽しむのは引き継がれてきた伝統と言っていいでしょう。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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