今回はキャンプなどで履くアウトドアシューズのタイプとタイプ別シーン、その他購入時のサイズの選び方や手入れ方法や保管方法などについてご紹介します。
機能性はもちろん、どんなシーンで履くかによって靴のタイプ選びも変わってきますよ。
Contents
キャンプ中に履く靴の選び方
キャンプに履いていく靴は普段から履いているスニーカーなどでも構いませんが、川遊びや野山の散策、焚火など実際にキャンプに参加してみると思った以上にさまざまなシーンに遭遇することが多く、安全面や快適さを重視したものがよいことがわかります。
キャンプ用の靴はおしゃれや見た目重視だけでなく「アウトドアギア」として実用性を十分に兼ね備えたものがいいでしょう。
1.靴の機能性で選ぶ場合
アウトドアギアというと「防水性や撥水機能」が挙げられますが、キャンプ場所によっては海や川など水辺がほとんどない場所もありえます。
ですので、防水・撥水機能は必ずなければいけないということはありません。
しかし自然豊かなキャンプ場では日常使いよりも靴が汚れることは十分に考えられますので、汚れが目立ちにくい、水洗いができ汚れが落ちやすいなど手入れのしやすさを追求することは大事です。
また夏場は特に汗をかくので、靴の中が蒸れたりしがちです。
通気性のよさもあると長時間快適に履き続けることができます。
2.靴の種類(カット別)によって選ぶ場合
同じアウトドアシューズでも靴のカットの種類で、用途は違ってきます。
靴には大きく分けて履き口が足首よりも低い「ローカットタイプ」と足首まですっぽりと隠れるような「ハイカット」タイプがあります。
ローカットタイプの靴は、着脱がしやすいメリットがあり、キャンプではテントやコテージの中の出入りがスムーズにおこなえるでしょう。
また普段履きとしても使用しやすい形であるのがローカットタイプです。
一方、ハイカットタイプは足首までしっかりと保護できるので、長時間の移動や足場の悪い登山道などで足もとの安全面を確保するのにおすすめのタイプです。
着脱がしにくく、ローカットタイプに比べると若干重いなどのデメリットがあります。
ローカットタイプとハイカットタイプシーン別使い分け
ローカットタイプは軽量で足首の可動範囲が大きいことから、キャンプ以外にもちょっとしたハイキングや、日常使いとしてもおすすめです。
野外フェスや道が舗装された平地などで活躍します。
ハイカットタイプに比べて通気性もよいので、夏場なども涼しく快適に履きこなせます。
ハイカットタイプは険しい登山道や長時間歩き続ける縦走などのマストアイテムでもあります。
足首からしっかりと固定し、足を保護してくれるのでケガの防止にもなります。
上記で説明した2種類のほかにも中間をとったミドルカットモデルなどもあります。
ミドルカットについても足首までカバーできるので、ケガの心配が少なくなる点では取り入れたいモデルです。
キャンプでは焚き火など火を使う場面もあるので、場合によっては衣服と靴のすき間から火の粉や舞い上がった灰などが入り込むことも考えられます。
3.ブーツ、スニーカーなど形によって選ぶ
キャンプ用などアウトドアシューズは、カット別のほかにスニーカータイプとレザーブーツタイプにわけることもできます。
スニーカータイプのメリットとしては軽量で歩きやすいという点。
中でも「ゴアテックス」など撥水・防水効果の高い素材を使用して作られたスニーカーは、あらゆるアウトドアシーンで活躍します。
一方レザーブーツは、スニーカーに比べると重量があるので、着脱はしにくいですが、歩行の際の安定感は抜群です。
また焚火やキャンプファイヤーなどを扱うことが多いキャンプでは熱に強い面もあるので、キャンプではおすすめしたいタイプの靴です。
その他またスニーカーに使われる素材は通気性の面でもよいものが多いので、夏場などはスニーカータイプ、冬場など通気性よりも保温性を重視したい場合は革製靴を選ぶとよさそうです。
4.季節に応じたものを選ぶ
キャンプ用の靴はキャンプする季節によっても使い分けするといいでしょう。
実は夏場の選び方よりも秋・冬キャンプ用の選び方が大事なのです。
寒い季節は足元が冷えると体温を奪われがちになります。
冬場はスニーカーよりも保温性の高いブーツのほか、冬場専用のスノーシューズかウインターブーツが望ましいです。
登山靴などアウトドアシューズの正しいサイズの選び方
普段から履きなれないような登山靴など、アウトドアシューズは購入する前に必ず試し履きとフィッティング(自分に合ったサイズを選ぶ)をしましょう。
長時間履き続けることになりますし靴擦れや、捻挫などケガを防ぐためにも正しいサイズ選びのポイントをおさえておきましょう。
【店頭で購入する場合】
- 登山用靴下を履いた状態で試し履きをします。
- 靴を履き、紐を緩めた状態で靴の内側先端につま先がつくまで足を深く入れます。
- つま先が内側先端に触れている状態で、かかと部分に指1本分ゆとりがあるかを確認します。
つま先が先端に触れた状態で、かかとを地面に軽く打ち付け、かかとの方に足を移動させます。 - つま先側に空間ができると思いますので、そのままの状態で紐を締めていきます。
紐を締める時は、つま先側から順番に靴にフィットするように締めていきます。
靴を履いた状態で一度店内を歩いたり、もし段差や斜面台などが用意されていたらそれらを使って登山道などを歩いているイメージをしてみましょう。
そこで不具合を感じたら、サイズや靴のワイズなどを変えたり、中敷きなどを敷いて再度フィッティングを行います。
チェックポイントと紐の締め方
まずは全体的なフィット感が大事です。
歩行中にかかとが浮くようであれば、サイズが合っていない可能性が高いです。
また斜面台などを使って、下る際につま先に余裕があるかどうか、歩行中に足幅、甲の高さ、くるぶしなどに当たる部分がないかなどを確認しましょう。
紐を締める時ですが、特に下りでは膝やつま先に全体重がかかることが多いので、足への負担を軽減させるためにも、紐を足首までしっかりと締めることが大切です。
アウトドアシューズ、使用後の手入れと保管方法について
アウトドアシューズですが、長く使い続けるためにも使った後は、こまめに手入れをおこないましょう。
また保管方法で保管しましょう。
【アウトドアシューズの手入れと保管方法】
- 履き終わったあとは、靴の外側が泥や埃で汚れていると思うので、汚れた部分を雑巾など布でふき取ります。
汚れがひどい場合は、軽く濡らした布やスポンジでやさしくこすります。
(タワシなどでゴシゴシこすると傷が付いたり生地が傷むのでNG) - 洗い終わったら、靴からインソール(中敷き)を外して風通しの良い場所で陰干しします。
- 靴が完全に乾いたら、革製の靴には皮革専用スプレーやクリームを、布製の靴には撥水スプレーをふきかけるなど防水処理を施してから、新聞紙などにくるんでから箱などにしまい、保管する。
まとめ
キャンプギアの一つでもある「靴」。
キャンプ場の場所にもよりますが、自然の中のキャンプ場では安全面を重要視しましょう。
また1回1回履くごとに靴も少しずつ傷んできますから、手入れを怠らず、インソールやかかと部分に激しい消耗などが見られたら修理に出したり買い替えたりするなど、次のキャンプシーズンに備えましょう。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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