雨のサインを知っておこう!キャンプ中の雲や自然の現象から占う天気予報

晴れ予報だったのにいきなり豪雨にあった、なんて経験はありませんか?
とくに夏は大気が不安定になることも多く、ゲリラ豪雨などが発生しやすいもの。
そんなとき、大雨を事前に予測できていれば、雨具の用意やキャンプ用品をタープ下に運ぶなどの早めの対策ができますよね。
そこで今回は、キャンプ中の雨を占うのに役立つ雲の種類や雨にまつわる自然現象についてご紹介します。

なぜ天気は西から変わる?

基本的に、天気を左右する雲は西から東へ流れていきます。
その理由は、日本の上空にあるジェット気流(偏西風)が大きく関係しています。
この気流は風速100mという強い風で、西からしか吹きません。
そのため、いくら地表で逆方向に風が吹いていても、上空にある雲はすべてこの気流に流されてしまいます。
だから天気は西から東へ変化していくのです。

社長
西の空に異常を感じたら、雨が降る可能性が高いので早めにキャンプの雨対策をしておきましょう。

雨が降るのはどんな雲?

雨のサインに気づけば、キャンプ中にいてもある程度対処することができます。
以下のような雲の変化が見られた場合は、雨が降るサインなので注意しましょう。
雲の変化とともに、スマートフォンなどで大雨や洪水警報・注意報などもチェックしておくとさらに安心です。

乱層雲

一般的に雨雲と呼ばれる代表的な雲が、乱層雲です。
しとしと長い時間雨を降らせる雲として有名ですね。
分厚く、灰色でどんよりとしているので、パッと見ただけでもいかにも今から雨が降りそうと感じるでしょう。
雲の下側が黒くなっていると雨が降り始めるサインです。

飛行機雲

飛行機雲は、飛行機が排出する水蒸気が冷えたことで生まれた氷の雲粒や、飛行機の翼によって空気の渦ができることで発生します。
飛行機雲自体が雨を降らすわけではありませんが、その後の飛行機雲の状態によって天気の変化が推測できます。
たとえば、飛行機雲ができてすぐ消えた場合は、明日もいい天気になるでしょう。
ですが、飛行機雲が空に長く残っている場合は雨が降るのが近い可能性が高くなります。

すじ雲

細く白い雲が糸を引くように浮かんでいるものが、すじ雲です。
基本的には晴れの日に現れることが多いですが、雲の形によっては悪天候になることも。
この雲が出ると上空に湿った空気が入っている証拠なので、低気圧や台風が近づいている可能性が高いのです。
とくに雲の形が鍵のように曲がっている場合は注意しましょう。

うろこ雲(巻積雲)

魚の鱗のような、小さな塊がたくさん集まってできたものが、うろこ雲です。
昔からイワシの大量を知らせるとの言い伝えがあり、いわし雲とも呼ばれています。
ひつじ雲に比べて、高い位置にあり、ひとつひとつの雲が小さいのが特徴です。
嵐の前触れともいわれ、うろこ雲が現れた後には悪天候になる傾向があります。

積乱雲

夏によく見られる、大きく縦にもくもくと分厚い雲で、入道雲やかみなり雲とも呼ばれます。
夕立やゲリラ豪雨など、大雨を呼ぶ代表的な雨雲で、雲の中でもとくに危険な雲です。

社長
雨だけではなく落雷や竜巻を発生させる危険もあるので、キャンプ場で見かけた場合はとくに注意しましょう。

雨が降る時に起こりやすい自然現象

雨のサインは、雲だけでなく、生物の動きや自然の変化などさまざまな観点からも気づくことができます。
以下のような現象を見かけた場合は、雨が降る確立が高いので、キャンプ場でしっかりと雨対策をしておきましょう。

とんびが低く飛んでいる

気流をうまく利用して飛びながら獲物を狙うのが、とんびです。
そのため、気流の変化に敏感で、とんびの飛び方で天気予報ができると昔から言い伝えられています。
たとえば、地表近くの空気が温まりやすい晴れの日は、上昇気流が起こるため、とんびは高いところを飛びます。
一方、低気圧が近づいて上空の風が強くなっているときや水蒸気で視界が悪いときは、とんびは低いところを飛ぶ習性があります。
これは、低気圧と湿気で羽が重くなった虫たちが低く飛ぶので、それらを捕食するためとんびも低空を飛ぶ、と考えられています。

湿った風が急に吐き始める

夕立やゲリラ豪雨など激しい雨が降る前に、独特の強い風を感じた経験がある人も多いはずです。
それは、雨を降らせる発達した低気圧が近づいているためです。
ようするに湿った空気と風が雨を生むわけです。
また、雨だけでなく台風の前兆でもあります。
暖かく湿った風が拭いた場合は、台風が近づいてきている前兆なので十分注意してください。

太陽の周りに傘ができる

太陽の周りに虹色の光の輪が発生したときは、日差しがあっても油断しないようにしましょう。
この輪は、「ハロ」と呼ばれ、太陽の周りに薄い雲がかかった時に見える現象です。
ハロが見られた時は、低気圧や前線が接近している証拠と言われており、天気が崩れる前兆となのです。
そのため、昔から「太陽が傘をかぶると雨が降る」という言い伝えもあります。

松ぼっくりが閉じる

松ぼっくりは自然の湿度計ともいわれ、松ぼっくりのかさ
カエルの鳴き声が大きくなったなと感じたら、空気が湿ってきて雨が降る可能性を考えておきましょう。

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2021年3月12日

雨が降っても快適!おすすめレインウェア

ここからは突然の雨にも対応できる、おすすめのレインウェアを3つ紹介します。

アウトドアプロダクツ レインポンチョ

突然の雨にさっとレインウェアを着たいという人におすすめなのが、防水素材のポンチョです。
アウトドアプロダクツのレインポンチョは、オーソドックスなフォルムで撥水性も高く、頭からすっぽり被るだけなので着るのもかんたん◎
キッズ用も展開しているので、家族でお揃いのレインポンチョを購入するのもおすすめです。

ザ・ノース・フェイス ベンチャージャケット

ザ・ノース・フェイスの「ベンチャージャケット」はレインウェアとしても、ウィンドシェルとしても使えるのがポイントです。
多雨多湿の日本の気候にあったジャケットなので、急な天候の変化にも対応してくれます。
そのため、キャンプ以外にも様々なアウトドアシーンで活躍してくれること間違いなし!
軽量でコンパクトに収納できるので持ち運びも簡単です。

透湿レインスーツSTRECH

ワークマン 透湿レインスーツSTRETCH
機能性が高いのはもちろん、デザインも使いやすいと最近人気が高まっているワークマン。
雨が強い場合ポンチョのだと上半身から流れた雨が足元に落ちるため、膝下がびしょびしょ、ということも。
そこで、足元まで雨から守りたいという人におすすめなのが、ワークマンの「透湿レインスーツ」です。
高い防水性と透湿性を兼ね備えているにもかかわらず、値段が4,900円というコスパ抜群◎。
また、ストレッチ素材なので伸縮性もよく、キャンプにも最適です。

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まとめ

キャンプ中では突然のハプニングはつきものといっても、突然の雨は困りますよね。
そんなとき、雲の形状や自然の現象から天気が崩れるサインがわかれば、余裕をもって雨対策がおこなえます。
突然の雨に慌てないよう、キャンプでは雨が降ることを想定して準備しておきましょう。

社長
あまりの雨の量なら、時には勇気を出して撤収することも大切ですよ。

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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!